Shambuka

インド二大叙事詩の一つ『ラーマーヤナ?』の登場人物。
最終巻である第七巻「ウッタラ・カーンダ(後の巻)」に登場する。

シュードラ?階級出身の修行者。シュードラには許されない
タパス(苦行)を行い、それが原因でバラモンの子供が病にかかり死んでしまう。
息子の死に動揺する老バラモン?は息子が大罪でも犯したのかと訝る。
聖仙ナーラダ?はその原因がシュードラの苦行にあると告げ、
ラーマ?は彼を探し出し、逆さ吊りの苦行を行っていたシャンブーカの首を剣で切断する。
それを見た神々はラーマを褒め称えるのであった。

カースト?制度のエグさ理不尽さを体現する凄まじいエピソードである。
『ラーマーヤナ』は聖典でもあり、この記載を真実として支持する人々もいるが、
反ヒンドゥーの立場からこれを取り上げ批判する人もいる。
ヒンドゥー教徒からも、成立年代や詩としての質から疑問が持たれるとされ、
第七巻をヴァールミーキ由来とすることはできない等のフォローがなされている。

現在、東洋文庫から刊行されている『新訳 ラーマーヤナ』は七巻まで出る予定であるため、
翻訳・刊行が順調に進めば、いずれ日本語でこのエピソードが読めるようになる。

参考資料

最終更新:2013年02月08日 03:02