ダンバラー・ウェド(damballah oueddo) はヴードゥー教におけるロアの一つで、古参のロア、またラダ群の中心的神格である。
豊穣、家庭、幸福、富、愛情を司り、地上の水も支配している。
知識と創造物すべてに隠された謎を表すとされる蛇に象徴され、神殿には蛇が飼われていることもある。
名前は、「天の
蛇」虹に対する崇拝を指すダンベ(Dangbe)と、ダホメを作った王国アラダ(Allada)から。
聖パトリック(豚の島エリンことアイルランドでの一介の豚飼い稼業から身を興し、改宗して帰国後地元の蛇を退治したので有名)や聖
モーセ(「青銅の蛇」ネフシュタンでヘブライの民を癒した)で表される。
参考文献
立野淳也『ヴ―ドゥー教の世界』130頁
最終更新:2025年01月27日 12:03