概要
風神とは、日本の風関係の神様である。
五行説で、風は木門に当たる。日本の風の神様は、
インド神話(当たり前だが
仏教のおまけだ)の影響、厳密には「
中国バイアスのかかったインド」の影響を蒙っているので、風の属する木門の数である8+3の顔を持つ
十一面観音も風を担当する。
土着の者としては
タケミナカタ?が一応該当を一応する。当然、「風の三郎」という者もおる。
風は農耕民族にとって、アユゼ、アイチなど、農民に都合の良い者もあるが、大体稲は倒すは、家を吹っ飛ばすはで大変なので、懲罰儀礼がいっぱいあったらしい。謎の、「ドラゴンスレイヤーとしての鎌」が、日本のその辺に「ないがま」と呼ばれるものがあるほか、多分独自にアイヌでもできとる。
谷川健一によると、狩猟民としての風、航海の人としての風、鍛冶屋が拝んでる風(強くないと困る有難い者)がいる。
吉野裕子によれば、『新党集』に出て来る「羊太夫」と呼ばれるものは、伝令の人が風関係にあやかって風属性のなんぞを集めて作った若干ゆるキャラよりの者らしい上に、木門は十二支で行くと羊で亡くなるのでそれに太夫を付けた「ひつ爺さん」らしい。
参考文献
吉野裕子『吉野裕子全集9』
谷川健一『民族の思想』
最終更新:2021年05月30日 14:32