コケカキイキイとは、紙芝居屋さんが神とあがめる当たるヒットコンテンツであった。
1935年、怪異譚を出せなくなったので東京から撤退し大坂へ落ちのびた紙芝居屋さんが、そこで、母親の死後生まれた子供が親を殺したものへ復讐をする『悲劇コケカキイキイ』を発表、結構ヒットする。
そのため、後にコケコケの語感から鳥系の「コケカキイキイ」者が紙芝居や他の良い子向け読み物で出る。
かなり後、水木しげるが、独特のユウモアとニヒリズムを入れて、『コケカキイキイ』というマンガを描いているが、ここに出てくるコケカ様は紙芝居のとはあんまり造形的にも関係が無い。
参考文献
兵庫県立歴史博物館 京都国際マンガミュージアム編『図説 妖怪画の系譜』河出書房新社 ふくろうの本117頁
最終更新:2021年06月28日 16:30