妖怪
超自然の具現とも言える存在。幽霊と異なるとされることが多いが、その区別は諸説ある。
基本的に恐怖の対象だが、
座敷童子(ざしきわらし)のようにそうでないものも存在する。
日本のみならず世界中に存在する。が、分類上西洋出身の者は一部例外を除き
モンスターに分類させていただく。大体
フェアリーなどと同じく「零落した神」である。
現在、妖怪とされているものには3つの分け方が出来る。
1:民俗伝承によって伝わったり、古典に記載されたりしているもの。
2:江戸時代、絵師たちによって作られたもの。
3:現代になって新たに創作されたもの。
一般に創作妖怪と呼ばれるのは分類3であるが、創作であることが妖怪の価値を低めることはない。
妖怪は人間の幻想の中に生きるものであって、新旧問わずすべからく妖怪は人間の創作活動の産物だからである。
柳田國男は『
妖怪談義』の中で妖怪と幽霊の違いについて、妖怪は場所に憑き、幽霊は人に憑くと説いた。
この説は
うぶめと
子持ち幽霊?の違いを説明できないことからも分かるように、かなり疑わしい。
最終更新:2021年08月15日 11:07