天鶏とは、中国の伝説上の鳥である。

 『神異経』によれば、北海にいる高さ1000里の鶏で、左足は北の海の果て、右足は南の海の果てにあり、頭は河東に繋がれ、鯨魚(ものすごくでかい魚)のみを食う。毛は青く、嘴は赤く、脚は黒い。飛ぶと雷鳴みたいな響きが出る。

 資料によって、度朔山の桃樹に住んでる鶏で、これが鳴くとすべての鶏が鳴く、あるいは蓬莱山の近所の岱輿島にある扶桑の木に住み、子の刻(午後11時~1時)に鳴く。これに陽烏(中華の陽烏の段階で3本足だ)が反応して鳴き、全鶏が、という。あとはバリエーションがすごくて書ききれんらしい。

参考資料

袁珂『中国神話・伝説大事典』

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最終更新:2021年07月18日 05:55