サッパン・スックーン(Zapam-zucún)


アルゼンチンとボリビアに伝わる妖怪。
異様に大きな乳房を揺らしながら「サッパン……スックーン」と音を立てて歩くのでサッパン・スックーンと呼ばれる。異様に大きな乳房を持ち、服は身につけておらず全裸で、長い髪の毛、魅力的な黒い目、小麦色の肌を持つが、手のひらは雪のような白色をしている。農村地域で女性たちが畑仕事をしていると、サッパン・スックーンがやってくる。女性たちが畑仕事に集中できるよう子供と遊んでやり、母乳を与えたりして面倒を見てくれる。上記の通りサッパン・スックーンは基本的に良い妖怪だが、注意しなければならないことがあり、それはビクーニャという動物を絶対に狩ってはいけないということである。人間が狩りでビクーニャを仕留めてしまった場合、サッパン・スックーンがその家の子供を連れ去ってしまい二度と返してくれない。他にも巨大なサッパン・スックーンが、畑仕事をサボっていた村の男性たちを巨大な乳房で何人も捕まえて連れ去ってしまった話があるので、ビクーニャ以外にも畑仕事をサボらないよう注意する必要もあるようだ。

参考文献

 ホセ・サナルディ/セーサル・サナルディ/寺井広樹『南米妖怪図鑑』39頁

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最終更新:2023年05月18日 20:11