デボ・エンガル(Debbo Engal)


ガンビアのフラニ族に伝わる民話に登場する魔女。
デボ・エンガルは森の奥深くに建てられた家に住んでおり、人肉のみを食べて生きていた。
そんなデボ・エンガルには十人の美しい娘がいたが、娘たちを妻に迎えたいがために遥々やってきた若者たちは一人残らずデボ・エンガルに食べられてしまっていた。
だが、魔女であっても大勢の人々が相手では敵わないらしく、真正面から村を襲ったりはしていない。なので、デボ・エンガル自身を除いてその食人行為のことを知る者はいなかった。
デボ・エンガルは我が家に若者たちが訪問してくると嬉しそうに振る舞い、若者たちに椰子酒や最上の御馳走を振る舞って夜になると暗いからと宿泊を勧め、若者たちが寝付くと声も出させずに包丁で仕留めるという手口で人肉を得ていた。

参考文献

 キャスリーン・アーノット/矢崎源九郎『オクスフォード世界の民話と伝説10アフリカ編』217, 241頁

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最終更新:2023年08月20日 20:34