イムラーク(Imlaq)
アラビア語で巨人のこと。
シンドバッドは第三の航海の時にとある孤島でイムラークを見た。
そのイムラークは濃い茶色の体毛、爛々と輝く両眼、猪のような牙、獅子のような鋭い爪、椰子の大木のような巨体を有しており、歩けば大地が揺れ動いた。
そして人間を手で捕まえては引き裂いて食べてしまう恐ろしい存在であった。
参考文献
西尾哲夫『ガラン版 千一夜物語(2)』23頁
水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』127頁
新紀元社編集部『幻想ネーミング辞典』173頁
西尾哲夫『図説 アラビアンナイト』77頁
水木しげる『世界の妖怪大図鑑』
最終更新:2023年09月07日 18:02