オベロン(Oberon)
森を支配する妖精の王。妖精の王の中で一番広く知られている名前。
初出は十三世紀頃に
フランスで作られた散文詩『ユアン・ド・ボルドー』。
オベロンという名前の由来は中世ドイツの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に登場するドワーフの王アルベリッヒ(Alb=
エルフ rich=王)からといわれている。
背丈は三フィート(約九〇センチ)、肩が曲がっていてずんぐりとした体型。しかし顔はまるで天使のように美しい。
オベロンがこんなに小さくて、しかし美しい顔をしているのには理由がある。
オベロンが誕生したとき、お祝いの席にひとりだけ招かれなかった妖精が、オベロンに三年目から成長が止まってしまう呪いをかけた。
だがその妖精はすぐに後悔して、オベロンに誰よりも美しくなる魔法もかけた。
その結果、オベロンのちぐはぐな体型が出来上がったのだ。
主な参考文献
『妖精事典』キャサリン・ブリッグズ 編著 平野敬一 井村君江 三宅忠明 吉田新一 共訳 冨山房
『妖精学入門』井村君江 著 講談社現代新書
『Truth In Fantasy 48 妖精』草野巧 著 シブヤユウジ 画 新紀元社
最終更新:2005年04月25日 07:59