ゴノンクゴエス(Gononkgoes, Gonoñk´goĕs)
北米先住民セネカ族に伝わる女巨人。
巨大な乳房が枕のように垂れている。
ゴノンクゴエスは暗闇の中で寄り添ってくれる愛人を求めて彷徨っている。
だが、愛人となった者が交接中に淫らな発言をしたり、その交接の時間が長すぎたりすると、ゴノンクゴエスはのしかかってきてその巨大な乳房で愛人を窒息させ殺害する。
その後、ゴノンクゴエスは立ち上がり、愛人の亡骸を乳房に挟んだままの状態で崖まで運ぶ。
そして、愛人の亡骸を崖の下の闇のどん底へと落とす。
参考文献
ジェニー・ウィンストン・アドラー『Chainbreaker's War A Seneca Chief Remembers the American Revolution : an Authentic Narrative』187頁
パトリシア・モナハン『Encyclopedia of Goddesses and Heroines』542頁
アーサー・C・パーカー『Seneca myths and folk tales』19頁
最終更新:2024年05月19日 22:52