パタルンパイン(Patazunpais, Patazun-pais)
バタルンバインとも。
台湾の先住民ブヌン族に伝わる妖怪。漢字表記は無頭靈。ブヌン語でpatazは“殺す”、paisは“敵”という意味。
首が無い胴体だけの姿をした妖怪、首狩りの犠牲者の亡霊とされる。この妖怪に出会うことは火責によって殺害される兆とされる。空を飛び、火で人間を焼き殺すともいう。
参考文献
何敬堯/魚儂/出雲阿里『台湾の妖怪図鑑』230頁
台湾総督府警務局理蕃課『高砂族調査書. 第5編』584頁
最終更新:2024年08月01日 23:01