高御産巣日 高皇産霊魂

タカミムスヒは、造化の神である。高木の神ともいう。谷川健一は「タカミムスビ」とするが、溝口睦子は「タカミムスヒ」について元来朝鮮語の「南(生成)解(太陽)」をベースに根性で作ったため、発音しにくいとする。

アメノミナカヌシ カミムスヒ?の辺りに出た。一応世界を熔造したとか、鍛冶屋さんぽい特徴がある(超大昔の神職や神は兼業で鍛冶屋さんやってるのが多い)。

名前の意味は高御「産す霊」 と読まれるが、溝口睦子ほかは「それだと太陽を産む神の意になる」として「産す日」とし、太陽神ていうかなんぞ天体の神とする。マナ?っぽい霊(ヒ)と太陽の日(ヒ)は乙音。

アマテラスオオミカミの息子アメノオシホミミへ娘をやった。でそのお孫さんニニギノミコトへ「秋津洲をしろしめせ」とアマテラスばあちゃんと一緒に指令をする。このなんか変な描写は、もともと神々のパンテオン作る際に高句麗系の、高い文化をマネっこして作った最高神にして「皇祖」がタカミムスヒの方で、天智天皇~天武天皇の頃に伊勢のどうでもいい女神の方のが座りがいいのでそっちへシフトした(追い出してはいない)可能性が溝口睦子らによって示唆されている。


資料

溝口睦子『アマテラスの誕生』岩波新書
谷川健一『青銅の神の足跡』

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最終更新:2025年02月17日 15:03