セト(Seth、Set、śwth, śth)
彼の姿は、蛇の頭を持つ神として表されるが、黒ブタ、ワニ、カバ、の頭を持つ神として描かれる事もある。
エジプトを代表する暗黒神。本来は恵みを与えると共に害悪を与える神であるが、後代には彼の暗黒面ばかりが強調されるようになる。敵対する
ホルスと共に
エジプトを支配するが、彼が支配するのは主に外国や生活が困難な砂漠地帯のある上エジプト(南の方)であり、
ホルスが支配する文明化され、豊かな国である下エジプト(ナイルの下流 北)と区別される。
参考文献
ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説
エジプトの神々事典』168頁
最終更新:2021年05月30日 09:32