ケルベロス(Cerberos)
ローマ神話ではケルベルス(Cerberus)。カタカナ読みでは「セルベス」「チェルベロ」とも。
ゼウスをも苦しめた強力な怪物
テュポンと半人半蛇の怪物
エキドナの息子に当たる地獄の番犬。
3つの頭を持ち、首の周りには蛇が生えている。また尻尾も蛇のようである。
基本はやはり犬型だがカラスの姿を借りることも有るという。
冥界へ死者が入るときは喜んで通すが、出るときは激しく吠え掛かる。
侵入者は見逃さず不審な者は片っ端から捕まえるが、
オルペウスが来たときは琴の音を聞いておとなしく通している。
また
ヘラクレスの
12番目の難行で、捕獲されて地上へ連れて行かれたことがある。
恐ろしい外見ではあるが、実は芸術に造詣が深く知識もある。
そのため、地獄での地位は門番であるにもかかわらずかなり高いという。
欧州の悪魔学者ヴァイヤーは、ケルベロスを「悪魔の貴族」と評している。
最終更新:2005年07月22日 11:05