ティアマト(Tiamat)

ティアマトー。名前は「塩水」の意。バビロニア神話に登場する。
原初の大母神で、下半身が蛇の女の姿か、7つの頭を持つ龍の姿をしている。
(※ティアマトがドラゴンの姿をしているという説は、実のところ論拠に乏しいらしい)。

同じ原初神の一人のアプスー?がティアマトの子供である神々を増えすぎたために殺そうとしたときに反対したが、先手を打って神々がアプスー?を殺したため、自ら怪物を生んで神々に戦いを挑んだ。

そのとき生んだ怪物は以下の通りである。


ティアマトに恐れをなした神々は英雄神マルドゥクに助けを求めた。彼によってティアマトは倒され、体は引き裂かれてそれによって天地が作られた。体の半分が天、もう半分が大地になり、乳房が山になり、その側に泉が作られた。2つの眼から流れ出したのがチグリス・ユーフラテス川である。

くじら座はティアマトであるともいわれるが、アンドロメダを襲った怪物であるともいわれる。また、その怪物そのものがティアマトという説もある。出典は不明。
くじら座はギリシア語ではケトスである。

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最終更新:2005年06月03日 23:48