ラングスイル(Langsuir)
マレーシアに出現する空飛ぶ
吸血鬼。
絶世の美女と呼んで差し支えないくらいの美貌を持つ女性の姿をしてる。
外見は恐ろしく長い髪と爪、緑のローブ。首の後ろには小さな穴が開いていて、そこから子供の血を吸う。
お産で死んだ女性、死産で
ショック死した女性が死後40日経つとラングスイルになるといわれるが、
死体の口にガラス玉をたくさん詰め込んでおけば防げるという。
また、ラングスイルになってからでも爪を切り、髪の毛を首の後ろの穴に押し込むと元に戻る。
参考文献
「世界の伝説」研究班『あのゲームやアニメに登場する伝説の生物大全』312頁
森野たくみ『ヴァンパイア
吸血鬼伝説の系譜』168頁
望獲つきよ『カラー版 徹底図解 幻獣事典 神話・伝説を彩ってきた、個性豊かな
モンスターたち』107頁
水木しげる『世界の妖怪大図鑑』274頁
キャロル・ローズ/松村一男『世界の妖精・妖怪事典』438頁
宮武正道『南洋の文化と土俗 東印度民族誌』136頁
最終更新:2023年01月24日 06:48