伊邪那美尊(イザナミノミコト)

伊邪那美尊、伊弉冉尊
別名、黄泉津大神(ヨモツオオカミ)、道敷大神(チシキノオオカミ)
伊邪那岐尊とならぶ、日本の神話における国生みの神、創造神、万物を生み出す力の象徴。また人間の寿命を司る。
火之具土神(ヒノカグツチノカミ)を産んだ時に、大火傷してケツまんこと尿道まんことくちまんこから土、水、金属の神をひるという壮絶な出産をし神避りした後は、黄泉津大神となり、死後の世界の女王となる。

イザナギは死んだイザナミに逢うために黄泉の国へ向かうが、黄泉戸契(ヨモツヘグリ=死者の食べ物)を食べてしまった、つまり黄泉の国の住人になってしまった(もしくは黄泉津大神になってしまった)ので帰れなかった。イザナギはイザナミの姿がただれて様変わりしていたので、仰天し黄泉の国を逃げ出した。イザナミは彼を追いかけ、二人は黄泉の国と現世との境である黄泉津平坂(ヨモツヒラサカ)で相対した。イザナミは「地上の人間を一日に千人殺す」と言い放ち、それに答えてイザナギは「一日に千五百人の産屋を立てる」と言い返した。そうして二人は縁を切り、それぞれ、あの世とこの世の支配者となった。

 本来の伝承では、伊弉諾尊とは兄妹の関係で、よくやってたという風土記の記述が出る。

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最終更新:2021年06月08日 12:50