須弥山

(1)須弥山は、インドで五世紀に書かれた仏典『倶舎論』に書かれた想像上の山で、金、銀、瑠璃玻璃?で出来ているこの山の大きさは、高さが16万由旬(約56万km)あり、そのうち半分の8万由旬が海にあるとされている。その頂上には帝釈天をはじめ、三十三天が住んでいるとされる。
(2)また須弥山の世界は『天動説』を基に構築されているため、須弥山のまわりを太陽と月がぐるぐると回っているとされる。また、人間の住む事が出来る世界が三角形で描かれており、これはインド半島が三角形であることから発生している。またインド日本で描かれる須弥山の違いは、インドの須弥山が三角柱状の無機質的な形をしている事に対し、日本の須弥山は自然石そのままと言った形で描かれている。

参考

新紀元社 密教曼荼羅

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最終更新:2006年06月30日 21:08