大威徳明王

(1)三つ眼で三面六臂、足も六本あり牛の背に座し、髑髏を連ねた首輪を付けた姿で描かれ、文殊菩薩の化身とされる。
ある聖者が洞窟で修業していたところを盗賊が押し入り、彼等は奪い取った水牛もろとも聖者は首をはねられて殺された。聖者は長年の修業が完成する間近で殺されたため、すさまじいまでの怨念をいだき、その怨念からか首をはねられた聖者は、水牛の頭を付け盗賊達を虐殺した。しかし恨みは晴れず、やがて他の人々をも襲い殺すようになった。そのため人々は文殊菩薩に懇願すると、文殊菩薩は憤怒の姿となり、その怨霊を倒した。この姿が大威徳明王となったとされる

参考

新紀元社 密教曼荼羅

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最終更新:2006年05月03日 23:28