アマミキヨ(Amamicuu, Amamichuu, Amamikyu, Amamikyo, Amamikiyo)


阿摩美久。
琉球開闢の神。
日本書紀などに現れる奄美族と係わり合いがある名か。

概略

『琉球神道記』によれば琉球の島々をつくり固め、男神シマリキヨと交わり3人の子をもうけた。1人は王、1人目はノロ、3人目は民のはじめになった。
また国土には火がなかったので、竜宮から火を求めてきたという。

「アマミ」という名から奄美大島から移ってきた氏族の奉じていた神かと言われている。
中山世鑑では中国の影響からか、シマリキヨと婚姻せずに、人間の祖として天帝の子が出てくる。また日本神話イザナキ?イザナミ?との近似性が主張されている。

参考文献

『琉球史料叢書五 中山世鑑』 伊波普猷・東恩納寛惇・横山重編集 名取書店 1941年
『琉球神道記』 横山重編集 大岡山書店 1936年
『日本文化の南漸』伊波普猷 あまみや考
 おおきゆうこう/田名真之『沖縄琉球王国ぶらぶらぁ散歩』6頁

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最終更新:2024年08月27日 16:36