ブラフマー <Brahma>

(1)宇宙の根本原理または時間、もしくは宇宙の創造主とされるヒンドゥーの神であると、リグ・ヴェーダ?には記される。
 ブラフマーは生まれるとすぐ四方を見渡し、すぐ四つの顔を得た。彼の周囲の水波をみてもわからず「蓮の上にいる自分は誰だろうか」「蓮はどこから生えているのだろうか」「おそらく下に何かあるの、そうにちがいない」と考え、水に飛び込んだ。蓮の茎をつたい水中に入り込んだが、なにも見いだす事は出来なかった。そこでブラフマーは瞑想して蓮の上に座し、ついに自己の内部に大蛇が横たわっているのをみた。かくしてブラフマーはヴィシュヌを讃え、世界創造を開始した。
また宇宙を『ブラフマーンダ(梵卵)』とも呼ぶ。
仏教の神としても、釈迦に法を説く事を懇願している。

仏教では梵天と呼ばれる。

参考

ちくま学芸文庫 上村勝彦 インド神話

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最終更新:2006年12月04日 00:05