三田論進度報告についてのありがたいアドバイス(7月3日)
文責:清水
先生から
1. 仮説構築について(根本的な問題)
仮説検証にこだわりすぎている
たくさんの理論に触れて有効なものを探し、論理構成をしっかり立ててから仮説立てをすること
ケースを見て仮説を立てるのは間違い。あくまで理論からの仮説にすること
今はまだ仮説が出る段階ではないはず
2. 定義について
今の仮説では「不況時に」がなくても通じてしまう
HBSは参考程度にとどめること
3. アンケートについて
学生が出してもほとんど返ってこない。時間とお金の無駄
公表されてあるデータを使い、自分たちで変数を作ること。(ex.財務データや有価証券報告書、東洋経済、ダイヤモンドを使うとよい)
学生に対してのアンケートなら可能
サンプル数は少なくとも100は必要
4. 全体的なアドバイス
「どういう理論を使うのか!」これに尽きる
「戦略」でいくのであれば「戦略論」を探していくとよい
まずは経営学検定のテキストから理論を探し、その理論についての本を読む。その中でテーマに合う部分を見つけ、参考文献を読む。さらにその中でテーマに合う部分を見つけ、参考文献を…の繰り返し。※ただし、この方法では参考文献が古くなっていくことが考えられるので、一本に絞るのは危険。
ケースから理論を探すこともできる
好況と不況それぞれから理論を探すのも手
今の段階で仮説構築は早い。今は問題意識をはっきりさせること
論文のタイトルをしっかり決めること。そうすることで、問題意識がはっきりし、取捨選択ができ、結論がまとまる
武谷さんから
最終的な結論・メッセージを持つこと
「バブル後の不況時」の定義は広すぎる(一年一年変化がある)ので時間軸をもっとはっきりさせること。そのためにはまず不況の定義を絞って明確にすること
企業の大きさの定義付けをすること
仮説1,2はおもしろい、広げられそう。攻めと守りは両極端であるのになぜ両立できたのかを考えてみるとよい
イノベーションはお金、資材、基礎研究を重ねることによってできるもの。企業はなぜイノベーションできたのか調べてみるとよい
最終的な着地点は出発点によるもの
- wikiにもアップしちゃいましたwみんなもコメントしてみてね! -- かずか (2009-07-04 19:58:52)
最終更新:2009年07月04日 19:59