石上 優(いしがみ ゆう)
性別:男性
誕生日:3月3日
血液型:O型
身体的特徴:根暗前髪
家族構成:父・母・兄
本作の"裏"主人公。
私立秀知院学園高等部1年B組。現生徒会の会計を務める。顔の半分が隠れるほどの前髪を垂らし、ヘッドホンを常に首からぶら下げている。
零細玩具メーカー社長の息子で、親の会社の経理を見ている為に高い情報処理能力を持つ。
その実力は「石上がいなくなったら生徒会が破綻する」と言われ、
白銀御行に頭を下げられる程。
引きこもっていたところを
白銀御行に誘われ、生徒会入りした。
本編の初期では仕事を持ち帰りで行っていたため登場する機会が無かった。
四宮かぐやに命を狙われていると勘違いし、生徒会を辞めるために会長に相談するも勘違いだと発覚。
以降は普通に生徒会に参加するようになった。
人を見るとその人の事が5~6%ほど分かると自称する観察眼を持つが、実際は彼の観察が外れていたことはほぼ無く、およそ的中率100%と言っても過言ではないほどの観察力を持つ。
その観察眼で見えている地雷は確実に回避するが、地雷かどうかわからない事柄に於いてはほぼ確実に地雷を踏みぬいてしまう不運を持っている。
また、思ったことをすぐに口に出してしまうためにセクハラじみた発言をしたり、一度アクセルがかかるとブレーキが利かないためにデリカシーの無い発言をすることが多い。
その為、四宮から暗殺者のような目で見られたり
藤原千花からセクハラ扱いされて制裁を受けると死にたがって早退する。
ゲームが好きでラノベなども嗜むオタクであり、周りにはバレバレであるがオタクを隠そうとする癖がある。
学校の中でも隠れてゲームをしており、よくそのことで風紀委員であり同じ生徒会の
伊井野ミコと喧嘩になっている。
とある「噂」の影響で同学年の女子たちに忌み嫌われており、彼が話しかけるだけで泣く女子がいるほどである。
また、その「噂」の関連で親との仲が悪くなっている。
根暗の陰キャであり、常にリア充に対して嫌悪の念を抱いている。
カップルの不仲を聞くと喜び、カップルがイチャついていると「死ね死ねビーム」という謎の技を発する。また、頻繁にリア充に対する呪詛を吐く。
様々な理由から進級できなくてもいいと考えており、試験の前に新作のゲームを買ってしまうほど勉学に対する熱意が無い。初期の成績は学年179人中177位。
四宮かぐやから「生徒会役員として赤点を取ることは許さない」と指導を受ける。
最初こそ嫌々勉学に励んでいたが、指導する
四宮かぐやが本気で「石上優ならできる」と確信している事を認識し、彼も指導を付けてくれるかぐやの信頼を裏切るまいとするために本気を出す。
その結果152位まで成績を伸ばすが、これではかぐやの期待に沿えないと考え次の試験では50位以内を取って見せると言い放った。
自分を変えるため参加した応援団で真のリア充というものに接し、他人への認識を改める。
先輩で応援団副団長の子安つばめに惚れており、かぐやからは「どんな手段を使ってでも彼女を手に入れなさい」という無理難題を言い渡されている。
基本的には不真面目だが、
伊井野ミコが生徒総会で喋れなくなってしまい笑いものにされかけていた時は「頑張っている奴が笑われるのはイラつく」と言い放ち、白銀に
伊井野ミコを笑わせない勝ち方をしほしいと懇願したり、女性の知り合いが不貞を働かれている事を持ち前の観察眼で見抜き、相手の男性に証拠を突き立て不貞を止めるように迫るなど、隠し切れない強い正義感を持ち合わせる。
しかし、その強すぎる正義感のせいで問題を起こすことがあり、実際彼は中等部3年の際に起こした事件によって引きこもりになっていた。
登場初期は生徒会の女性陣から大きな精神的ダメージを受ける度に早退していた。
35話、
藤原千花との神経衰弱の際に覚醒し「藤原に対抗できる唯一の存在」と言われるほどに成長した。
藤原千花にとっての天敵であり、彼女からの評価は「正論で殴るDV男」。それに対する反論は「殴りやすいボディしてる方が悪い」とのこと。
以降、
藤原千花がイカサマや失態を冒した際にはいの一番に罵倒し勝利している。
植物や花言葉などに詳しく、意外とロマンティックな事を考えている。
彼の発案する「確実に成功する告白術(通称ウルトラロマンティック作戦)」は、全てかぐやに「気色悪い」と返されてしまう程のものであり、普通の女性に行えば引かれること間違いなしである。
この物語は
四宮かぐやと
白銀御行の二人の物語であるが、同時に裏主人公である石上優の成長物語でもある。
彼がこれからどのように成長していくのか、それは神(作者)すらも分からない。
モチーフとなった竹取物語の登場人物は、5人の貴公子の1人・
石上麻呂。かぐや姫に「燕の子安貝」を持ってこいと命令され、真面目に燕の巣の前で張っていたが転落して死亡した。
落ちたときその手の中には燕の糞が握られており、流石のかぐや姫も胸を痛めた…という人物。
かぐや姫に多少気に入られていたために「
四宮かぐやから気に入られる後輩」というポジションになった。
よく死にたがるのは、「最終的に死んだ」という逸話が由来。
最近かぐやから「何としてでも子安つばめを手に入れろ」という指令を受けたばかりであり、つばめ先輩に告白もした(本人無自覚)。
彼が燕の子安貝を手に入れることができるのか、読者の期待が彼にかかっている。
なお、「とっとり鳥の助」は彼の幼少期の落描きがもとであり、家族が悪ノリで商品化したところ、まさかの大ヒットを遂げたキャラクターである。
最終更新:2023年08月05日 05:55