早坂 愛(はやさか あい)
性別:女性
誕生日:4月2日(公称)
血液型:AB型
身体的特徴:アイルランド人のクオーター
家族構成:父・母
本作の登場人物の一人。
私立秀知院学園2年A組。
四宮かぐや付きの近侍(ヴァレット)。
元々は名家である早坂家だが、四宮家との競争において敗北し、その優秀な血筋を見込まれ四宮家に取り込まれる。
彼女はそんな早坂家の娘。
四宮本邸で生まれ、英才教育を施された従僕のサラブレッド。
かぐやと同じように隔離された世界で育ったが、かぐやよりは世間というものを知っている。
主人であるかぐやがあまりにも甘酸っぱいことを言うと照れてしまう事がある。
最近はかぐやのアホ化に歯止めが利かなくなっており、「昔はこんなにアホじゃなかったのに」と嘆いている。
「エモさ」というものを重要視しており、彼女が考えた告白プランもとても「エモい」ものである。
早坂父はかぐやの名付け親であり、早坂母はかぐやの乳母である。生後しばらくかぐやと共に育てられたが、かぐやが2歳の時四宮本部に移された。
7歳の時に正式な従僕の関係として再会した。
主従関係ではあるものの深い絆で結ばれた姉妹のような関係であり、かぐやの事を主人である前に妹のような存在であると考えている。
母親の事を「ママ」と呼んだり、学校行事にこれなくなった母親に対して拗ねてみたり、実際に母親に会うと見たこと無いような笑顔を浮かべたりする重度のマザコン。
主人であるかぐやにはいつも無茶振りを振られているが、それらの全てをこなす幅広いスキルを所持している。
特に擬態はお手の物であり、普段は近侍であることを悟られないためにいくつかの性格を作り上げ、状況に応じて変えて対応している。以下はその例である。
一般人モード(別名:校内擬態早坂愛)
オシャレが大好きで校則を破りがちな元気印のギャル。
服やらアクセなどを買うためにバイトに勤しんでいる為友達と遊ぶ時間が取れないのと
実は男性経験はおろか男の子と付き合ったことが無いのが悩み……という設定。
学校にいるときや、校外にいるときは基本的にこのモード。
語尾に「~だし!」「~し!」が付くことが多い。
メイドモード(別名:対四宮家早坂愛)
なんでもソツなくこなすクールなメイド。
主人のわがままに時々反発し、やや生意気な態度をとりつつも深い愛情をそそぎ、主従を超えた姉妹のような関係を築いている……という設定。
四宮家にいるときはほぼこのモード。
恐らく、一番素に近い状態ではないかと推測される。
ハーサカモード(スミシー・A・ハーサカ)
横浜市中区山手に住んでいるそこそこ良い所のお嬢様。
退屈な女子高育ちに嫌気がさし港区女子に憧れ、六本木、麻布辺りで男を手玉に取る清純派ビッチだが
最近本気になれる男に出会えた……という設定。
「合コンに来た中でも一番の美人」と言われるなど、トップクラスの美貌を持つ。
白銀と会うときは大体このモード。
男装モード(別名:ハーサカ君)
ジャガイモ飢饉を機に移民となったアイルランド人の末裔で、中東の国に流れ着いたところで紛争で両親を亡くすも、孤児院でメキメキと頭角を現しハーバードを飛び級で卒業、父方の祖国である日本を訪れたところ財閥の幹部に見込まれ、半分道楽で執事をやっている。
時々過去を思い出して涙を流す泣き虫……
という設定。
藤原千花に会うときは必ずこのモード。
藤原千花に正体がバレないようにするためありえない設定を盛り続けた結果、このようなカオスになった。
最近更に「男しか愛せない」という設定を加えたせいで、藤原の「白銀×ハーサカ」の妄想が爆発している。
このように様々な性格を使い分ける彼女だが、フラットな彼女自身の素の性格は主人であるかぐやしか知らない。かぐや曰く「臆病で泣き虫」とのこと。
「人は演じないと愛してもらえない」「弱さも醜さも全部演技で包み隠さなければ愛されない」「ありのままの自分が愛される事なんて絶対にない」という考えを持っており、その為今まで他人に巣の自分を見せることが出来なかった。
白銀との関係でかぐやをからかっている際、彼女でも会長は落とせないだろうと挑発され、ハーサカモードで
白銀御行に接触する。途中までは悪くない流れだったが白銀の一途な思いに敗北。悔し涙を流す。
合コン回にて再会。「昔白銀にこっぴどく振られた女」を演じていたが、白銀の「演じていない方が親しみやすい」という言葉に、上記の言葉を以て反論。「君は見せられるの?弱さを全て隠さない本当の白銀御行を」と煽った所、弱さを見せるためラップを披露しようとした白銀に撃沈。かぐやに救出される。
ハーサカに思いを伝えるため特訓した白銀の見違えるほど上達したラップを聞き、更にそれに触発されたかぐやのラップによって「私もしたい!青春っぽい事! 私も欲しい!男友達!」と、本音をぶちまけた。
それからは白銀御行とは本物の友人となった。
白銀とかぐやの関係をもどかしいと思っており、半ば強引に関係を進めさせようとすることがある。
モチーフとなった竹取物語の登場人物は、名称こそ無いが「月からの使者」。
上記に挙げた様々な擬態、それらすべては「嘘」であり、「部分的な本質」。
本当の彼女が登場する日は、意外と遠くないかもしれない。
最終更新:2019年02月16日 23:39