さて、「顔で笑って心でなく女の子」っていいですよね。
「棄権型ヒロイン」やその理解者として描かれやすい彼女は、主人公やヒロインから高い信頼を得ており、周囲からも頼られる姉御肌。
彼、彼女らがうまくいくように後押しや、お膳立てをし、横槍をふせぐこともあれば、焚きつけるためにモーションをかける事もあるでしょう。
彼、彼女らがうまくいくように後押しや、お膳立てをし、横槍をふせぐこともあれば、焚きつけるためにモーションをかける事もあるでしょう。
自分の恋心を押し殺しながら。
その好意が彼/彼女のどちらに向いているかは瑣末な問題で、相手に想いが伝わることはありませんし、彼女もそれを望みません。「自分の好きな人の幸せ」が彼女の望みだから。
ただ、恋心を完全に殺しきれず、2人が進展する程に胸の奥は痛み、付け入る隙を見付けては、一瞬ときめいた後「応援すると決めたのに……」と自己嫌悪を覚えるのでしょう。
またコミュニティ外の人に叶わぬ恋をしていてもいいでしょう。立場の違い、既に恋人がいるなど、理由は様々でしょうが、
「自分の恋は報われない」と知りながら(億が一の心変わりに望みをかけて)、相手との日々を過ごします。
「自分の恋は報われない」と知りながら(億が一の心変わりに望みをかけて)、相手との日々を過ごします。
対して「人として懐かれているだけ」と解釈している朴念仁は、自分の幸せを笑顔で彼女に伝えます。そして淡い恋心を砕かれた彼女は、その事を一切見せず、最高の笑顔で祝福した後、自室でひそかに泣く訳です。
そうやって泣いている時に限って、主人公/ヒロインから相談や進展の報告が来るかもしれませんね。そしたら自分の失恋の痛みや境遇を悟られぬ様に、笑顔で明るく対応し祝福するのでしょう。
ポイントは「話の中で彼女の恋が報われないこと」と、「弱みを他者に絶対に見せないこと」。
自身の幸せはかえりみず、周囲の幸福を第一に考えて振る舞う健気さと献身、どうやっても報われないやるせなさは胸に刺さります。
自身の幸せはかえりみず、周囲の幸福を第一に考えて振る舞う健気さと献身、どうやっても報われないやるせなさは胸に刺さります。
ただ「〇年後」の最終回やサイドストーリーでは、かつての想い人以上の人と結ばれて、自身の夢も叶える。最高の幸せを掴んで欲しいですね。幸せになる資格は十二分にある子なので。
3:07:45頃より
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