五十鈴の能力の事実

あらすじ

3年目の春を迎えたパワポケ。突然桧垣に呼び出される。いったい何が?
パワポケはこの問題を抱えながら春の甲子園を勝ち進んでいき、優勝した。
能力の事実を知ってしまった五十鈴の自ら選んだ決断とは!?

パワポケは桧垣に突然呼び出され、再検査を受けた。
そして春の甲子園。パワポケは裁判高校、大安高校、そして超最強高校を倒し、
春の甲子園優勝を果たした! そして3年目 4月2週、真薄 牡丹が新入部員として入った。
そして車坂監督はキャプテンのパワポケに「真薄自身から悩みを聞き出せ。
あいつの事情を先に知っているとお前を信頼しなくなる。
なんとしてでも、あいつの魂に火をつけろ。」と伝え、
パワポケは真薄の魂に火をつけさせる決意をかためた。

3年目 4月2週

パワポケは五十鈴に会いに行った。

五十鈴「...やっぱりパワポケはすごいな。私との約束ももう果たしてしまった。」
パワポケ「ここまできたら、夏の甲子園優勝も約束するよ!」
五十鈴「...ふふっ、パワポケなら必ず約束を果たせるよ。
...何か欲しいものはあるか? 甲子園優勝のお祝いをしたい。」
パワポケ「だったら、その...ほっぺにチュウを...」
五十鈴「...ふふっ、いいぞ。春大会優勝のご褒美だ...」
パワポケ「(つ、ついにこの時が! ...何だか揺れてるぞ! 緊張で足が震えているのか!?)」

(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...)

パワポケ「(違う、これは地震だ!)」

(ガラガラガラッ!!)

パワポケ「うわーーーーーっ」
五十鈴「パワポケ!」

(そして...)

突然の土砂崩れに巻き込まれ、俺は全治4週間の怪我を負ってしまった。
五十鈴は軽傷だったのが不幸中の幸いだった...

パワポケはケガをしてしまいました。4週間の間は練習ができません。

その後...真薄はパワポケの同室にしてもらうように頼んだが大丈夫だろうかと不安になるパワポケ。
その悩みは「疋田が真薄をいじめるとマズイ」と妙に不安になってしまう。
4月3週...真薄はこの野球部に入ってから不安な気持ちになってしまう。
パワポケは「甲子園に行きたいならもっとちゃんと練習しないとダメ」と伝えた。
パワポケは自分でもう少し彼の様子を見ることにした。

パワポケはグラウンドで真薄に会いに行き、荷田たちと一緒にベースランニングをした。
その次の週、パワポケは五十鈴に会いに行くが...

パワポケ「五十鈴は...いないか。(そういえば、今日は保健室で検査があるって言ってたっけ。
最近多いけど、どこか悪い所があるのかな...)」

(その時...)

桧垣「(検査結果には強い反応がある。やはり何らかの作用があるのは間違いない。)」
五十鈴「先生、あれから頻繁に検査してますが、私の体に何か異常が?」
桧垣「......まだ仮説の段階ですが、あなたには話しておくべきでしょう。
あなたには強く念じた相手の行動を制御する能力が備わっている可能性があります。」
五十鈴「......えっ?」
桧垣「正確に言うと、ある人にある事象が起こりうる確率を指向性を持って操作する能力といえますか。
簡単に言えば、俗に運がいいとか悪いとかいう状況を人為的に作り出すことが出来るのです。」
五十鈴「...そういうお話でしたら興味ありませんので戻らせていただきます。」
桧垣「...パワポケ君に起こった不幸があなたのせいだとしてもですか?」
五十鈴「えっ...」
桧垣「信じられないのも無理はない話です。私自身もわかりやすい症例を見なければ、
こんなことは想像もできなかった。ただ、パワポケ君に起こった事象としあわせ草に
関する論文や症例、あなたに作用している反応を見ると...そう結論付けるのが妥当と判断します。」
五十鈴「...」
桧垣「つまり、あなたはパワポケ君に不幸が起こることを望んでいる。
正確には、野球に専念して欲しくないと考えているのです。」
五十鈴「そんなことはありません! 私は本当にパワポケに野球に専念して欲しいと思っています!」
桧垣「フム、確かにその言葉はあなたの偽らざる本心でしょう。
ただ、あなたが気づかない深層心理ではどうでしょうか?」
五十鈴「深層心理...」
桧垣「ええ。恋愛感情というのは非常にやっかいなものなのです。
心の奥底ではあなたはパワポケ君に野球のことより自分のことを大事にして欲しいと望んでいるのです。」
五十鈴「そんなことは...」
桧垣「ない、と言い切れますか?」
五十鈴「......」
桧垣「まあ、今までの話は全て仮説ですから。理論を構築するにはまだ検証が必要です。
天月さんにはもうしばらくご協力下さい。もししあわせ草の作用なら制御することができるようになれば、
パワポケ君へ危害が及ぶことはなくなるでしょう。」
五十鈴「...わかりました、お願いします。」

3年目 5月1週

パワポケは五十鈴に会いに行った。

パワポケ「五十鈴、ちょっといい?」
五十鈴「...すまない、今は忙しいんだ。」

(タタタタタッ...)

パワポケ「...しかたない、今日は寮で寝るか。」

3年目 5月2週 身投げする五十鈴

これを起こす前に必ず野球魂60以上・体力71以上にしておきましょう(特に体力はできるだけ多い方がいい)。
もし、条件を満たしていなかったり、選択肢をあやまったり、救出に失敗すると...
五十鈴と別れることになってしまい、セーブしたところからやり直さないと
いけなくなるため、注意してください。

パワポケは五十鈴に会いに行く。

パワポケ「(最近、付き合う前に戻ったみたいに避けられてるけど...
今日こそちゃんと話を聞くぞ!) 五十鈴、大事な話があるんだ!」
五十鈴「...わかった。」

(そして...)

パワポケ「ここでなら聞かせてくれるよな。
何故急に俺を避けるようになったんだ? 俺のことが嫌になったのか?」
五十鈴「違う! そんなことはない! ...ただ...」
パワポケ「ただ?」
五十鈴「桧垣先生から聞かされたんだ。パワポケの不運は私のせいだと。」
パワポケ「えっ!?」

(五十鈴より桧垣先生の仮設の説明を受けた。)

パワポケ「つまり、俺の不運は、しあわせ草の薬を飲んだ五十鈴の力のせいだってこと?」
五十鈴「そういうことだ。」
パワポケ「むしろ俺は幸運だよ!
五十鈴が言うのなら、本当の事なんだろう。だけど、むしろ俺は幸運だよ!
確かに悪いこともあるけど、五十鈴に会えた幸運に比べれば、どうってことないよ!」
五十鈴「...パワポケの気持ちは嬉しい。だけど私は君の夢のジャマだけは
絶対にしたくないんだ。私が心の底でそれを望んでいるなら...」
(ザパーン!)

なんと、五十鈴が崖から飛び降りた!

パワポケ「えっ!? 崖から飛び降りた!?」

素早くB:「自分も飛び込む!」か、D:「自分も飛び込む!!」を選んで!
4秒以上かかると救出失敗が確定してしまい、攻略失敗になってしまいます!!

パワポケ「よし、行くぞ!」

(ザパーン!)

パワポケはすぐに飛び込み、五十鈴を助けに行った!

パワポケ「五十鈴! ...いた! 気を失ってる! 早く陸地へ...って、真っ暗で何も見えないぞ!」

(ザパーン!)

パワポケ「波が! うわーーーーーーー! ...(何とか陸地まで...)..........................」

(そして...)

パワポケ「ふう、何とか陸地にたどり着いた...五十鈴の様子は......意識はないけど、呼吸は安定してるな。」
五十鈴「うーん...ここは?」
パワポケ「よかった、目を覚ました! 真っ暗でよくわからないけど、
たぶん断崖のどこかにできた洞窟みたいな場所かな。明るくならないと戻るのは難しそうだ。」
五十鈴「そうか...パワポケにはまだ迷惑をかけたな...」
パワポケ「ああ、大迷惑だ。」
五十鈴「...」
パワポケ「だけど、五十鈴が俺の前からいなくなろうとするなら、またどんなことをしても追いかけるよ。」
五十鈴「...」
パワポケ「どんな不運があったって、ふたりなら絶対に乗り越えていける。俺は野球も五十鈴も大切なんだ。
...俺は甲子園連覇という五十鈴との約束を絶対に果たす。
だから五十鈴も二度とこんなことはしないと約束してくれ。」
五十鈴「......わかった、約束する。」
パワポケ「うん。」
五十鈴「(...クシュン!)」
パワポケ「水に濡れたから寒くなってきたね。何か燃やせるものがあればいいんだけど...」
五十鈴「パワポケ、こっちにきて私を温めて。」
パワポケ「えっ!?」
五十鈴「こういうときは、お互いに体を温めあうものだろう?
さっき私のことが大切って言ったのに、私の体を冷やしたままにしておくつもりか?」
パワポケ「わ、わかった!」
五十鈴「コッ、コラ! ちょっと強すぎる!」
パワポケ「ごめん、痛かった!?」
五十鈴「いや、少し驚いただけだ。このまま強く抱きしめていてくれ...」
パワポケ「わかった...」

......................

(そして...)

翌日、運良く通りかかった漁船により学校に戻ることができた。
すごく怒られたけど、事故ということで大問題にならずに済んだ。

パワポケさんは『絶倫』を身につけました!

6月1週はパワポケの誕生日。パワポケは五十鈴から『赤いリストバンド』をもらった。

続く

最終更新:2020年08月30日 15:21