あらすじ
日本一となって
ナマーズの3年間を終えたパワポケ。
しかし、まだ終わってはいない。なぜならプロ野球サクセスの害悪たちが待っているからだ。
魔人を、ヤツらを倒してナマーズ編の悪評ごと葬り去るのだ!!
パワポケ「さて、今日でこの寮も出なくちゃいけないんだけど...」
(ボヨヨン!)
パワポケ「現れたな魔人!」
魔人「.........。アンタ、3つの願い事を全部実現しちゃったでマジンね。」
パワポケ「まあな。」
魔人「フゥ~~~ッ。じゃあ、この勝負はアンタの勝ちでマジンね。
んじゃ、負け犬はすみやかに去り、新しいご主人様を探す旅に出るマジン。」
パワポケ「そんなことさせるか!」
魔人「いきなり強気でマジンね。どういうつもりでマジン?」
パワポケ「おまえ、そうやって11のプレイヤーの負の感情を集めたりしてるんだろ? お前だけはこの世から消す!」
魔人「ほほう、じゃあどうするでマジン?」
パワポケ「この封印のツボだ、これでお前を封印し、闇に葬ってやる!」
魔人「うおっ、なんでそんなものを持ってるのでマジーン!! こうなったら、これでマジーン!!」
(ボヨヨヨン!)
具田と芦沼と本田と荒井三兄弟とアルベルトが出てきた!
具田「クックック」
芦沼「ケッケッケ」
パワポケ「具田! 芦沼! お前たち警察に逮捕されたんじゃなかったのか!?」
芦沼「そうだよーん! 魔人様がハッキングをかけてオレたちを助けてくれたのさ!」
具田「やっぱシャバはいいでやんすねえ! 塀の中じゃあろくなことがないでやんす!」
本田「うひょひょひょ~ん! やる気を下げたりしてプレイヤーをいじめるっておもしろいねぇ~!」
パワポケ「脱獄してきたのか...!?」
具田「そうでやんす! プレイヤーたちをもっと苦しめるために魔人様から力をもらったのでやんす!」
アルベルト「ハーイ! イッツショーターイムでーす!」
荒井三兄弟「む~~~~~~~~~~ん!」
(悪のエネルギーを感知...)
パワポケ「なんだ!?」
なんと、外に巨大なものが現れた!
パワポケ「イグドラシル!!」
イグドラシル「お前たち人間は、おのれの犯した罪を反省することもなく、
同じような行為を繰り返している。まさに、愚か者の極み...」
パワポケ「そんなことはない! 湯田君などのようないい人間もいっぱいいる!」
イグドラシル「だまれ...いかにも都合のいい人間の言いそうなセリフだ...
我はこれよりお前たちの星に裁きを下す...」
パワポケ「な、なんだって...そんなことは絶対にさせない! 俺がここで食い止めてみせる!」
イグドラシル「...面白い。お前の力がどれほどのものか試させてもらおう...
お前自身が憎んでいる存在を消し去る力を持っているかどうかを...」
パワポケ「だが、ここじゃ他の人や町を巻き込むことになる。場所を変えるぞ。」
パワポケは戦いの場を、人を巻き込む心配がない山場に移した。
パワポケ「行くぞ! 魔人!!」
魔人「マジーン!!」
具田・芦沼・本田・荒井三兄弟・アルベルト・魔人戦
パワポケ「絶対にお前たちを逃がさんぞ!!」
パワポケは具田・芦沼・本田・荒井三兄弟・アルベルト・魔人を圧倒し、ツボの中に封印した!
パワポケ「よし、封印成功だ!」
(助けてくれでマジーン! もうプレイヤーのみなさんに迷惑をかけるようなことは二度としないでマジン。)
(助けてー!)
(助けてくれでやんすー!)
(む~~ん!)
パワポケ「くっ...!! お前たちだけは、プレイヤーのみんなのために、許してはおけない!」
パワポケは具田・芦沼・本田・荒井三兄弟・アルベルト・魔人を封印したツボを
空高く放り投げ、両手を上に上げて辺り一帯から無数の光を集めて巨大な光球を生成した。
パワポケ「完全に消えてしまえ!! 具田! 芦沼! 本田! 荒井三兄弟! アルベルト! 魔人!!!」
パワポケの全力の必殺技! 天焦がす滅亡の光!
(ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!)
(アァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!)
(むーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!)
(ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!)
パワポケ「これで...害悪たちは完全に消えた。だが、まだ終わったわけじゃない。」
イグドラシル「プレイヤーたちが憎むべき存在を消し去ったか...見事な戦いだった。
...だが、しかし...今の戦いでは地球の悪の一部を消し去ったにすぎない...
しばらくの間、その姿を現すことはないだろうが、いつの日か再び目を覚ますであろう...
つまり、お前の力では「悪」を消し去ることはできなかったのだ。」
パワポケ「生きている者はみんな、いい心も悪い心も両方持っている。それが当たり前なんだ!
大事なのは、自分の中の悪い心や憎むべき存在が現れた時に戦うことができるかどうかってことなんだ!」
イグドラシル「我が使命は「悪」を滅ぼすことだ。たとえそれが人間を滅ぼすことになったとしても。」
パワポケ「そんなことは絶対にさせない!! 俺がここで食い止めてみせる!」
イグドラシル「我は悪を滅ぼす者...お前の中に怒り・憎しみなどといった負の感情がある以上、滅ぼさねばなるまい。」
イグドラシルは戦闘態勢に入った!
パワポケ「こいつを倒さなきゃ俺たちに明日は来ない! 行くぞ! イグドラシル!!」
イグドラシル「全ての悪に滅びを!!」
BGM:終点(大乱闘スマッシュブラザーズX) 原曲
イグドラシル「愚かなる人間どもよ、神の裁きを受けよ!!」
イグドラシルの放った巨大なクリスタルが世界のあちこちに降り注ぎ、大爆発を起こした!
パワポケ「なんてことをするんだ?!」
イグドラシル「言ったであろう。これは天罰だ。
これは神に逆らいし者への裁き。さあ、死を持ってつぐなうがいい!」
パワポケ「くっ! これ以上誰も傷つけさせない! パワポケファイナルバースト!!」
(ドガーーーーーン!!)
パワポケ「どうだ!?」
巨大な腕がパワポケをつかんだ!
パワポケ「ぐあああっ!」
イグドラシル「まさか、これほどの力が出せるとは...だが、神の前にはそれさえも無力だ!」
パワポケ「自己修復だと!?」
イグドラシル「その通り、神に死はありえぬ。私は生きながらにして何度でもよみがえることができる。」
(ぎりぎりぎり...!)
パワポケ「ぐあああああ!」
イグドラシル「この世ととともに消え去れ!!」
(ドガーーーーーーン! ドガーーーーーーーーン!)
イグドラシルの腕はパワポケを地面に叩きつけた!
パワポケの頭に花がついた。
パワポケ「ぐああああっ!!」
そして...パワポケが目を開き、あちこちを見渡してみると...
パワポケ「み、みんな...貴様...よくもみんなを! お前だけは絶対に叩きつぶす!!」
イグドラシル「怒り...憎しみ...それと同じ気持ちを、全てのプレイヤーが抱いていることを忘れるな...」
パワポケ「何っ!?」
回想
(ばしゃっ!)
おばちゃん「あらあら、ごめんなさいねえ。道に水をまこうとしたら、あんたがいきなり出てくるんだもの。」
パワポケ「ちぇっ、ついてないな。」
「ショート」になった!
車坂監督「コラッ!! 何をトロトロしてるんだ貴様! 死ぬ気でシャキッとしろ!!
ボールが捕れなきゃ死んじまえ!! 野球ができなきゃお前なんて生きてる価値はないんだ!!!」
車坂監督「はぁはぁはぁ...おいパワポケ!」
パワポケ「は、はい!」
車坂監督「お前、元気そうじゃないか。オラ、ノックしてやるからさっさと準備しろ!!」
岩本(監督生)「こらっ!」
パワポケ「え?」
岩本(監督生)「校舎の入り口を汚すな。靴についている土汚れはきちんと落としてから入ってこい。」
官取「(おいパワポケ、あやまるんだ。)」
パワポケ・官取「どうもすみません。」
岩本(監督生)「ほら、違反キップだ。次からは注意するんだぞ。」
「....................」
パワポケ「なんだよ、今のは。」
官取「あいつら監督生だよ。成績優秀者から選ばれて生徒の生活指導をしてるんだ。」
パワポケ「で、この違反キップってなに?」
官取「生活態度の悪い人間へのペナルティーだよ。たまると、先生に呼び出しくらうぞ。」
パワポケ「げ、本当か!?」
やる気が1下がった
監督評価が1下がった
体力が10下がった
野球魂が3下がった
岩本(監督生)「おい、そこの2人! ...今、教師の悪口を言ったな。校則違反だ!」
荷田「いや、言ってないでやんす!」
パワポケ「そもそも悪口って校則違反なのか?」
岩本(監督生)「無知なヤツだな。ほら、校則142条第3項! 授業の進行に対する妨害行為...」
パワポケ「むちゃくちゃだ! 拡大解釈もいいところじゃないか!」
岩本(監督生)「なんだ、貴様逆らうか?」
パワポケ「なんなら先生にも聞いてもらおうじゃないか!」
(そして...)
大河内「たしかに、この件に関しては監督生がやりすぎだ。」
岩本(監督生)「...すみません。」
パワポケ「.........。」
(そして...)
北乃「おい、パワポケ! 洗濯をサボるとはいい度胸...え?」
パワポケ「..........。」
北乃「いったいどうしたんだ。」
パワポケ「監督生に逆らったら、それ以来ささいなことでもいちいち注意されるようになってね。
今をねちねちと嫌がらせをしてくるし、それで頭に来てぶん殴ってやったんですよ。」
北乃「ああ、なるほどな。あの連中には逆らわない方が利口だぞ。」
パワポケ「だまれ!! たとえ校内暴力になったとしてでもあいつらは絶対に叩きのめしてやる!!」
北乃「そうか? まあ、とにかく野球部の雑用さえちゃんとこなしてくれればオレに文句はないけどな。」
パワポケ「.......監督生の野郎、次に会ったら絶対ぶんなぐってやるぞ!!!」
基宗「で、最初に手を出したのは相手の方だったらしいが、いざケンカになると、
みんなで取り押さえなきゃいけなかったのは疋田の方だったらしい。
まあ、頭に血が昇ると抑えの効かない性格なんだろうな。だから力で押さえつけても無駄だ。」
北乃「ちっ、しょうがねえ。パワポケ! 疋田のことはお前に任せた。」
パワポケ「......はい...」
北乃「おい、パワポケ!」
パワポケ「なんです、北乃先輩?」
北乃「お前、2年生のくせにスタメンとか狙ってないよな?」
パワポケ「え?」
(ガッ!)
パワポケ「わっ、あいたたたた!」
北乃「ああ、悪い悪い! 思わず足を踏んじゃったよ。じゃ、試合がんばろうぜ。」
パワポケ「.........。」
北乃「...おい、パワポケ。これ、片付けといてくれ。」
パワポケ「はい!」
北乃「(けけけけけ......)」
(そして...)
パワポケ「よーし、がんばるぞ。」
(がらがらがらっ!)
パワポケ「うわー!!」
イグドラシル「人間はそうやって罪もなき多くのパワポケプレイヤーの育成選手たちの命を奪った。」
幸恵「う、ううん...いいのよ...す、スイカカレーね...ちょっと時間がかかるけどいい?」
パワポケ「え...あ、ああ、時間がかかるなら、また今度で...あ、そうだシシャモをお願いします。」
幸恵「(ホッ...) はい、シシャモね...はいはい...」
越後・諸星「ホッ...」
湯田「よかったでやんす。」
パワポケ「(どういうことなんだろう...たのんじゃいけないメニューだったのかな?)」
具田「すてーきでやんす...」
パワポケ「はあ、なんだよそれ。」
具田「朝ステーキは、すてーきでやんす。」
パワポケ「だから、なにくだらない事を2回も言ってるんだよ。...ええっ?
具田君は、ステーキにマヨネーズをかけるのか?」
具田「え? そうでやんすよ。おいしくなるのでやんす。」
パワポケ「そ、そうなのか?」
具田「おいしいでやんす。」
パワポケ「(うわあ、しかも混ぜるのか!)」
具田「ほら、パワポケ君のステーキにも、マヨネーズをかけるでやんす!」
パワポケ「...えっ? おい、やめろよ!」
具田「もう、やっちゃったでやんす。」
パワポケ「あああああっ! なにするんだよ!」
具田「すてーきでやんす!」
パワポケ「お前なぁ...」
具田「まぁ、食べてみるでやんす。」
パワポケ「食えるかよ! こんなの!」
具田「好き嫌いはダメでやんす!」
パワポケ「そういう問題じゃないだろ!」
具田「マヨネーズ最高~、でやんす!」
水木「おい、お前ら。遊んでないで残さず食べろよ!」
具田「すてーきでやんす!」
紫杏「...」
そして...
パワポケ「うぐぐぐぐぐ......お腹が...痛い!」
イグドラシル「育成選手を殺された者たちの悲しみと憎しみは...深く、果てる...」
回想終了
イグドラシル「私の裁きは...プレイヤーたちの意志...」
パワポケ「そんなことはない...! 俺たちと一緒に戦ってくれるプレイヤーたちがいるんだ!」
イグドラシル「そんなものがどこにいる? 神に背き、人間にくみするプレイヤーがどこにいるというのだ?!」
パワポケ「たしかに、人間はいろんな罪を犯しているかもしれない。
だが...俺たちの手で作ってみせる! パワポケのキャラクターと人間がともに暮らせる世界を!!
だから...どっちも潰させない! 人間界も、パワポケの世界も! どっちも守ってみせる!!」
イグドラシル「無駄なことを! たった一人の人間の力で世界を救えるものか!」
マスターリング「イグドラシルにひとつ聞きたい...! 神とはなんだ!?」
イグドラシル「神の意志は絶対だ! 逆らうことは断じて許さん!!」
パワポケ「それは違うぞ!」
マスターリング「生きたいと想う願いは人間も、プレイヤーも同じ...!
イグドラシルよ、神を名乗るなら我らの願い、聞き届けてみせろ!」
イグドラシル「お前たちもこの私に背くというのか...? よかろう! 人間とともに滅びよ!!」
(ドガーン!)
マスターリング「イグドラシルめ! 血迷ったか?!」
イグドラシル「血迷ったのはお前たち二人のほうだ! 我は神ぞ!!」
パワポケ「な、なんだ!?」
イグドラシル「ワタシノナマエハいぐどらしる。
人間ト地球ノ進化ヲ監視スルタメニ建造サレタ、WIZ_9000型こんぴゅーたー。
ワタシノ進化実験ハ人間ノ介入ニヨリ失敗ニ終ワッタ。えらーこーど401ニ基ヅキぷろぐらむヲ破棄。
全でーたを新世界ヘト移行スル。」
マスターリング「新世界だと...!?」
イグドラシルは、辺り一帯から無数の光を集めて地球全体を消し飛ばすほどの超巨大な光球の生成を始めた。
イグドラシル「地球ノ全人類ガ更生デキル確率ハ、0.00001%。」
マスターリング「数字ではない! これは我々の思いだ!
パワポケのキャラクターと人間がともに生きたいみんなの願い!!」
イグドラシル「理解不能。理解不能。プログラム遂行ノ障害トナルモノハスベテ排除スル。」
パワポケ「てめえ...自分の思い通りにならなくなったからって、見捨てるのかよ!
そこに根を張って生きる命を! 仲間を! その程度にしか思ってねえのかよ!
命の重さを、その程度にしか思っていないお前に...神を名乗る資格はねえ!!」
パワポケは強烈な光のオーラを放った!
イグドラシルは超巨大な光球をパワポケ目掛けて飛ばした!
パワポケ「行くぞ! マスターリング!! 俺とみんなの力をあいつに見せつけてやるんだ!!」
パワポケの全力の必殺技! パワポケファイナル!
パワポケは両手から螺旋状に広がる炎を撃ち出した!!
パワポケとイグドラシルの交戦中の最中、ニュースで地球消滅の危機と、パワポケの奮闘が世界中に伝えられた。
地球消滅まで後1時間というあまりにも突然の発表に、世界中で大パニックが起こった...
BGM:事件発生!(ロックマンエグゼ4) 原曲
「うわぁーーん! 地球が消滅してボクたち死んじゃうんだー!」
「地球が消滅しちゃうんなら、こんなところに避難してもしかたないよな...もう...終わりだ。」
「パワポケって、いう人ががんばってるらしいけど人間の力で何ができるのよ。
あぁ、こんなことならもっと早くにお嫁に行っておくべきだったわ。」
「なんてことだ...警察はなにをやっているんだ!」
朱里が現れて一般人たちに説教をする。
朱里「みんな、なに自分勝手なこと言ってるのよ!
今この瞬間も、パワポケは一番キケンなところでがんばってるのに!」
「そ、そんなこと言われても今、私たちになにができるっていうんだ!?」
「地球の消滅を待つ。ボクたちに残された道はその1つしかないんだよ!」
「だいたい、パワポケくんも人間なんでしょ? 私たちが助かる可能性なんて...」
(助かる可能性は限りなくゼロに近いかもしれないけど、希望を捨てたらそこで終わりよ。)
朱里「だ、誰?!」
「あたし? 名前は白瀬 芙喜子(しらせ ふきこ)よ。」
朱里「し、白瀬...」
白瀬「あの子は今、この地球を必死に救おうとがんばってるのよ。
それなのにあなたたちはもう絶望してしまうの? 絶望からは何も芽吹かないわ。
パワポケががんばっている間は、あたしたちは希望を捨ててはいけないの。
あるんじゃないのかしら? 今、私たちにできることが。」
和那「...そうや、パワポケ君を応援するんや!!」
白瀬「ふふ...それは名案ね。たとえ声は届かなくても、
あたしたちの気持ちはなんらかの形でパワポケに届くはずだわ。」
BGM:正義のもとに 原曲
朱里「そうね...パワポケーーー!! がんばりなさいよーーー!!」
和那「パワポケ!! がんばるんやでーーー!!」
ブラック「パワポケーーーーー!!」
白瀬「ふふふ。あなたたちはどうするの? 私はパワポケを応援するわ。
今、この星を守れるのはパワポケ ただ1人だけなんですもの。パワポケーーーー!!!」
他の一般人も決意した。
「パワポケーーーー!!」
「パワポケーーー!!」
「がんばってよーーーー!!」
「負けるなーーー!!! パワポケーーー!!」
時を同じくしてペナントレースで戦った選手たちが中心となり、
世界中からパワポケへのエールが送られた...
湯田「パワポケ君! この星を守ってくれでやんすーー!!」
諸星「大丈夫だ、あいつなら必ずやってくれるはずだ!
俺たちに今できるのは信じて祈ることだけだ。そぉれ、みんな腹から声を出せーーーーっ!!」
ナマーズのみんな
東「みんな、叫ぶんだ! 今、この星を救えるのはパワポケくんだけだ!」
水木「俺たちも応援するぜ、古沢さん!! パワポケーーーー!!」
古沢「パワポケーーーーーーーーー!!」
壮太「パワポケおじさーーーーーーん!!」
愛「パワポケくーーーーん!!」
春香「キャーーーーーッ!! パワポケさーーーーん!!」
ツナミ・グループの者たち
紫杏「ツナミ・グループの同志たちよ、叫ぶのだ! この星を救えるのはパワポケだけだ!」
甲斐「私も力をお貸しします。」
紫杏「ああ。甲斐、彼にエールを送ろう。一緒に協力してくれるか?」
甲斐「はい。」
BGM:終点(大乱闘スマッシュブラザーズX) 原曲
パワポケ「んん...! ダ、ダメだ...力負けしそうだ! だけど、絶対にあきらめないぞ!! やぁぁぁ!!」
イグドラシル「なぜ、最後まで抗う? お前達の生存確率は0に等しいというのに...
...なんだ...パワポケの力がいつもより上がっている?」
(.........パ..ポ..ケ.....ワ...ケ......パワ..ケ!! パワ...ケ!! パワポケーーー!!)
イグドラシル「...人間の声!? そんなバカな!?」
パワポケ「み、みんなが俺を...応援してくれている...みんなの力が...伝わってくる............うぁぁぁぁっ!!」
BGM:正義のもとに 原曲
イグドラシル「パワポケの体からすさまじいパワーが...!?
人間たちの声援がパワポケの中に眠っていた潜在的なパワーを呼び起こしたというのか!?」
パワポケ「...マスターリング! 俺に力を貸してくれ! みんなを救える力を!!」
マスターリング「うむ、行くぞ! マスターリング バースト!!」
イグドラシル「理解不能...理解不能...」
パワポケ「思い知るがいいイグドラシル! これが人間と」
マスターリング「我と人と合わせた」
パワポケ・マスターリング「力だあぁーーーーーーーっ!!!」
パワポケとマスターリングが合わさった力がイグドラシルの巨大な光球を撃ち返した!!
(ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!)
イグドラシル「バカな!? お前達がこの私を倒せる確率は...」
パワポケ「逃がすかあぁっ!! うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぅりゃあぁぁぁぁぁ!!!!」
(ドガン!!!)
パワポケの熱い拳がイグドラシルの本体に直撃した!!
パワポケ「や、やった...」
(バタッ)
イグドラシル「パワポケ...お前達の力、見せてもらったぞ...
お前達の星は破壊するには惜しい星だ。しばらくの間 裁きを下すのは見送ろう...
我は眠りにつき宇宙の旅に出る。何十年、何百年先になるかわからないが
我が再びこの星を訪れたとき もう一度裁きを下す必要があるか否かを見極めるとしよう...
さぁ、帰るのだ。小さな戦士よ...」
かくして、地球滅亡の危機は去った。
パワポケはみんなのところへ戻った。
BGM:Your Answer 原曲
たった3年間だけ存在したジャジメント ナマーズ。そこではいろんな出会いがあり、
いろいろと不思議な体験もした。魔人と3つの願い事のこととイグドラシルと地球の命運をかけた戦いは
一生忘れられない体験だけど、この試練を乗り越えることで、人間としても野球選手として
成長することが出来たと思う。俺の目の前にはまだまだこれからも
いろんなものを乗り越えなくてはならないそういう日々が待っている気がする。
イグドラシルが再びこの星に現れた時もしっかりと悪と戦える力を持っているんだって
みんなが言える世界を作っていかないとな。これからの時代を作るのは俺たちだ。
(...クリスマス...)
パワポケ「.........。あれ? どうして俺はこんな場所に来たんだ?
まったくこんなことじゃ、来シーズンが心配だ。」
(ドン!)
パワポケ「いててて...誰だよ、あぶないな!」
朱里「なによ、あんたこそこんなところでボーッと突っ立ってるから悪いんじゃない!」
パワポケ「.........? あの、どこかで会ったっけ?」
朱里「フン。カビの生えたナンパのセリフね。
おあいにく様、あんたなんか見たことも聞いたこともないわよ。」
パワポケ「ええー? 俺、一応プロ野球の選手なんだけどな。」
朱里「どうせ、下っぱでしょ? まあ、あたしも人のことは言えないんだけどね。」
パワポケ「君は、会社員?」
朱里「だと、いいんだけど。ツナミ系列の会社のアルバイトよ。」
パワポケ「なあ、こうして会ったもなにかの縁だから、お茶の一杯ぐらい付き合わないか?」
朱里「しつこいわねえ。...まあいいわ、ヒマだし。あたしは浜野、浜野 朱里よ。」
パワポケ「...あれ、やっぱり知ってるよ。」
朱里「置いてくわよ。」
パワポケ「おーい、待ってくれ!」
(タタタタタッ...)
甲斐「.........。」
和那「朱里の体は?」
甲斐「精密検査でも、普通の人間と判定されるでしょう。」
和那「これが、ほんまにベストなんですか?」
甲斐「さて、どうですか。ですが、彼らのことが少しだけうらやましいとは思いませんか?」
和那「うん、まあ...そやね。そのうちウチも記憶消してもらおかな。」
甲斐「まさか、本気ではないでしょう? 私もあなたも、ベッドの上では死ねない運命、
とっくに地獄の底に指定席が用意されていますよ。」
和那「(...うへえ。そのロマンは、遠慮しときます。)」
パワポケのつけたマスターリングは光の粒となって消えていった...
パワポケ「ありがとうな...マスターリング...行こう、朱里。」
朱里「ええ。」
春香「東せんぱーい! がんばれー!」
城田「ワタシも、付いていますぞー!」
今日も、元気にバッターボックスに立つ東の姿が、そこにあった。
.............あれ? 東さん。昨日、ケガしてなかったっけ?
城田さんの料理って...ちょっと怖いね♪
東「よし! 今日も絶好調だ!」
ある年の夏。ある高校が、一つの旋風(せんぷう)を甲子園に巻き起こそうとしていた。
万年1回戦負け。部員もわずか十数名。誰にも期待されない。
そんな野球部が、少し怖い顔をした監督がやってきた日から変わった。
基本を教わり、勝つ嬉しさを知り野球の楽しさを思い出し、一つ一つ強くなっていった。
羽車「お前達は満足か? 満足だと思っている奴は嘘だな。
お前達は、もう満足できないはずだ。お前達は勝つ事を知ったんだからな。
じゃあ、日本一になりに行こうか!」
「はい! 羽車監督!」
二人は兄弟だ。だから、お互いが目標で、お互いをライバルだと思っている。
晃平「雄平! ここで俺が出れば、俺が首位打者だな! 抜かれても泣くなよ!」
雄平「兄さん。こちらに飛ばしてください! どんな球でも捕ってみせますから!」
二人は兄弟だ。だから、いつだってこんなにも楽しそうなんだな。
野球選手として活躍しながら、源地は絶え間ない予兆や体感と格闘し、
同志達とついに結論にたどり着いたのだった。
源地「...なんてことだ。半月ほど続く耳鳴りと頭痛、そして自然界に続く反映予兆。
これらはすべて、世界の終わりを意味する。」
(ざわざわ、ざわざわ)
「ど、どういうことですか源地さん!」
源地「諸君、ようやくわかったのだ、世界の終わる日が!」
「い、いつなんですか源地さん!」
源地「うむ。それは...2999年の8月!!」
「な、なんだってぇ! ど、どうすればいいんですか!!」
源地「あわててはならん! 我らには知恵がある。皆で戦うんだ!」
「は、はい!」
今日も源地の戦いは続く...
アキラくんは、梅干を見ながらご飯を食べるのがとっても上手です。
がんばれアキラ! めげるなアキラ! 今、借金は10億だ!
天道には彼女がいるらしい。
高校の野球部のマネージャーらしいがあんなスキンヘッドの変態のどこがいいんだろう?
天道「いいか、若菜。野球かお前かと問われればオレは迷わず野球を取るぞ。」
若菜「はいはい、それでこそ天道君よね。」
天道「...少しは怒るとか、悲しむとかないのかよ。」
若菜「別に。...あっ、それともそういう反応した方がいいの?」
天道「...バカだろ、お前。」
若菜「うんっ!」
むかし強かった自分。むかしかがやいていた自分。
そんなむかしむかしのお話は今ではただのむかしばなし。
ただ自分に残っているものをぜんぶあらいざらい引っ張り出して、
一日でも長くこの世界にとどまるためにみっともなくバタバタとあがき続ける。
小角「...カッコ悪いって? ハハハ、あんただってそのうちイヤでもわかるようになるっすよ。」
しばらく後に、世界中の紛争地域で不思議な出来事が起こるようになった。
そまつな服のお坊さんが現れて鳥の鳴くような甲高い声で叫ぶと、
どんなに激しい戦いもみんなやる気をなくしてすぐに終わってしまうらしい。
その人は、聖人として大勢の人から感謝されているということだ。
出演
パワポケ(11表主人公)
東 優
羽車 尚志
狩村 正己
羽車 尚志
柿元 晃平
小角 雄二
天道 翔馬
倉刈 明
木村 庄之助
主要人物
野々村 耕造
水木 卓
古沢 小一郎
鬼鮫 清次
ホッパーズへトレードした選手たち
官取 孝弘
柿元 雄平
源地 震太郎
ホッパーズ
北条 洋平
湯田 浩一
諸星 須賀男
越後 竜太郎
吐き気を催す存在
具田 幸太
芦沼 大喜
本田 幸太郎
荒井 金男
荒井 銀次
荒井 晴男
アルベルト
ジン
物語の鍵をにぎる重要人物
浜野 朱里
ブラック
大江 和那
黒野 鉄斎
たかゆき
立花二号
大神 博之
大神 美智男
犬井 灰根
神条 紫杏
上守 甲斐
ゴルトマン・シャムール
ルッカ
青炎
赤炎
ワームホール
デス・マス
ババヤガン
TX-110
ハキム
その他
悪魔
園華 霞
白瀬 芙喜子
官取 りゅう太
水木 壮太
水木 愛
城田 鉄幹
倉見 春香
今田 勝蔵
マスターリング
イグドラシル
最終更新:2020年11月16日 01:09