極亜久高校編 THE ORIGIN 第一章 黎明編

パワポケ「今日から、ここが俺の学校か....。なんだか...すごく汚い学校だなぁ。」

転校生紹介

パワポケ「転校してきたパワポケです。よろしくお願いします。」
「じゃあパワポケ君、亀田くんのとなりの席にすわって。」
「よろしく。おいら亀田でやんす。今日から友達でやんすね。ところで、趣味はなんでやんす?」
パワポケ「趣味ってわけじゃないけど、これまでずっと野球ばかりやってきたんだ。
この学校でも、野球部に入るつもりなんだ。」
亀田「えっ、野球部? 悪いことは言わないから、やめとくでやんす。」
パワポケ「どうして?」
亀田「ウチは、まともな部のほうが少ないでやんす。でも、一番ひどいのが野球部でやんす。」

極亜久高校 野球部

パワポケ「な、なんだこれは! これが野球部の部室だって?」
亀田「だから、別の部にするでやんす。」
パワポケ「いや、俺はこの野球部に入るぞ。そして、この部を立て直すんだ! (そして、いずれはプロ野球に!)」
亀田「ムリだと思うでやんす...」

先輩「おおい、みんな集まれ! 新入りを紹介するぞ。」
パワポケ「転校してきたパワポケです。よろしくお願いします。」

(パチパチパチ)

先輩「で、何ができるんだ?」
パワポケ「あ、ポジションはピッチャー...」
先輩「バカヤロ。ゲームだよ、ゲーム。」
パワポケ「へ?」
先輩「マージャンはできるのか? トランプや花札のほうが得意なのか?」
パワポケ「あ、いやその...」
先輩「ちっ、ノリの悪いヤローだな。おい、外藤!」
外藤「へい。」
先輩「こいつはまかした。面倒は、起こさせるなよ。オレたちは、これから遊びに行ってくる。」
パワポケ「あの、練習は...?」
外藤「アホウ!」

(ぽかっ)

外藤「先輩に、余計なこと言うな。ワシまで怒られるやないか! やりたいんやったら、一人で練習しとけ。」
パワポケ「でも、みんなで練習しないで、どうやって、試合に勝つんです?」
外藤「ケケケ、それには色々とカラクリがあってな...」
先輩「外藤!」
外藤「へ、へえ、すんまへん。」
先輩「お前も、気のきかない奴だな。遊びにいくと言っただろ。」
外藤「あ! おい、新入り! 入部費、出さんかい。」
パワポケ「へ? (な、なんて所だ!)」

パワポケは野球の練習をこなし...次の週

「おはよう、パワポケ君。」
パワポケ「? あっ、明日香!」
明日香「お久しぶり。小学校以来ね。同じクラスだってわかって、びっくりしちゃった。」
パワポケ「ご、ごめん。ちっとも気づかなかったよ。」
明日香「あら、当たり前よ。先週、私は病気でお休みしてたんだから。」
パワポケ「えっ! じゃあ、今でも心臓の具合がよくないの?」
明日香「うん。パワポケ君も、練習しすぎてケガしちゃだめよ。
体力のない時には、休んだほうが、いいと思うわ。パワポケ君、これからよろしく。」
パワポケ「うん、こちらこそ。」

次の週

外藤「おう、新入り。がんばっとるか?」
パワポケ「はい!」
外藤「練習熱心なのは結構やけど、ケガには気ィつけよ。
とりあえず、練習でランニングして、タフな体にしとくとええんちゃうか。」
パワポケ「ところで、外藤さん以外の人は、全然練習しないですね。」
外藤「まぁな。野球するために、この部に入った奴は、おらんからな。」
パワポケ「俺たちが練習を続ければ、それを見て、みんなもやる気を出してくれますよ。」
外藤「アホぬかせ。『生意気や』と言われて、二人そろってシメられるのがオチや。」
パワポケ「ふぅ。こんなことじゃ、プロへの道は遠いなぁ。」
外藤「プロ!? お前、プロになるつもりなんか? こりゃ、笑えるわ。ぎゃははは。」
パワポケ「笑いごとじゃないです。俺は、本気でプロを目指しているんですよ。」
外藤「まぁ、聞けや。この学校は、もともと別の名前があったんや。
それがいつからか、極亜久高校と呼ばれるようになってしもた。
まぁ、それぐらい評判が悪い、というこっちゃ。そんな所にプロのスカウトが来るわけないやろ?」
パワポケ「...。」
外藤「お前も夢見とらんと、人生楽しめや。ほんじゃ、先に帰るわ。」
パワポケ「...俺は、絶対にあきらめないぞ!」

次の週 9月4週

先輩「おい、明日はパワフル高校との試合だ。みんな、わかっているな。」
(おーっ)
パワポケ「いよいよ、秋季大会だ。先発メンバーじゃないけど、がんばるぞ。」
先輩「おい、外藤!」
外藤「へい。」
先輩「うまくやれよ。」
外藤「わかってまんがな。ケケケ」
パワポケ「(...?)」

次の日 パワフル高校との試合

パワポケ「うっわー、レベルが低いなぁ。どっちも、守備がボロボロだ。俺の出番は、まだかな?」

...試合終了 15-9、パワフル高校の勝ち

パワポケ「(ちぇ。俺が出ていればもっとましな試合になったのに)」
先輩「おい、外藤! 球場のそばに、ボロビルがあったな。」
外藤「へ、へい。今にも崩れそうで、使われてへんみたいでしたわ。」
先輩「よし。みんな、そこで反省ミーティングだ。」
パワポケ「(どうして、学校でやらないんだろう?)」

(そして...)

先輩「外藤! お前が、ちゃんとやらないから負けたじゃないか!」
外藤「そ、そんな。ちゃんと、弁当に下剤をたっぷり入れときましたがな。」
先輩「うるさい! 先輩に口答えするな!」

(ドカ! バキ! ボコッ!)

パワポケ「せ、先輩、やめてください! それに、下剤入り弁当ってどういうことなんです?」
外藤「試合前に、相手チームの選手に食わせるねん。」
パワポケ「えっ。」
外藤「他にも、相手のピッチャーをケガさせといたり...」
パワポケ「そ、それって...」
先輩「うるさい! わが校の伝統的な『作戦』なんだぞ。」
パワポケ「まともに練習もしないで、そんなことをしてたんですか!」
先輩「なにぃ? 貴様も、ヤキを入れてやる!」

(ドカ! バキ! ボコッ!)

先輩「ついでに、骨の2、3本はへし折ってやるから、覚悟しろ!」
外藤「逃げるで、パワポケ! こっちや!」
先輩「あっ、待てぇ!」
外藤「『待て』と言われて、待つ奴がおるかい!」

(バタン!)

外藤「おい、パワポケ! 何かつっかい棒ないか?」

(ドンドンドン)

パワポケ「うわ、ドアが破られる!」

(ピシ!)

パワポケ「? ぴし?」

(メリメリメリ)

外藤「めりめりって...おい、このビル崩れるで!」
パワポケ「せ、先輩たち、あんまり暴れちゃだめです!」

(ドンドンドン)
(ビシッ!)

外藤「わーっ、もうあかん! 逃げろぉー!」

(ガラガラガラ)

(ドガーーーーーーーーーン!!!)

(パーポー、パーポー)

...次の日

外藤「ふぅ。先輩たちは、全員病院送り。全治半年、やそうや。」
パワポケ「助かったのが俺たちだけだなんて。これからどうしましょう。」
「ほーっほっほっほ。」
パワポケ「? あれ、誰です?」
外藤「教頭先生や。知らんかったんか?」
教頭先生「廃部。野球部は、廃部よ。」
パワポケ「え?」
教頭先生「前から問題起こすし、イヤだったのよね。それに、部員2人じゃ野球なんてできないでしょ?」
パワポケ「そ、そんな! 事故で、部員が減っただけです。
野球をやりたい人は多いから、9人ぐらい、すぐに集まりますよ。」
教頭先生「アラ、言ったわね。じゃあ、アタクシは寛大だから来年まで待ったげる。
それまでに、9人そろえてね。言っておくけど、ピッチャーもいなけりゃダメよ。
まぁ、急いでつぶさなくってももうつぶれてるみたいなものだし? ほーっほっほっほ。」
パワポケ「.....。」
外藤「教頭は、ハンドボール部の顧問をやっとるねん。
グラウンドとか、予算とかを、横取りするつもりなんやろ。」
パワポケ「外藤さん! 2人で野球部に入ってくれる人を探しましょう!
そして、新たにまともな野球部を作るんですよ。」
外藤「あ、わしはパス。ここらが引き際や。野球部は、お前にまかすわ。じゃあな。」
パワポケ「そ、そんなー!」

そして...10月1週

パワポケ「と、いうわけで亀田くん。野球部に入ってくれ!」
亀田「まあ、話はわかったでやんす。オイラは暇だし、野球部に入ってもいいでやんすよ。」
パワポケ「ありがとう! 恩にきるよ。」

亀田が野球部に入った!

パワポケ「よーし、あと7人だ!」
亀田「でも、今から野球部に入ってくれる人なんて、いるんでやんすかね?」
「先生も、そう思うわ。」
パワポケ「あ、ようこ先生。」
ようこ先生「だって、今は秋よ。まだ、どの部にも入ってない人はそんなにいないわ。」
パワポケ「うっ。じゃあ、他の部から引き抜かなきゃならないのか。」
ようこ先生「難しいでしょうね。別のスポーツでがんばったほうが...」
パワポケ「野球じゃなきゃ、だめなんです。」
ようこ先生「そう...じゃ、がんばるしかないわね。学校中をまわって、野球部に入ってくれそうな人を探すのよ。」
パワポケ「よし、亀田くん。一緒に来てくれ!」

(『うろつき』が、コマンドに追加されました。)
(マップ上を移動して、仲間を探しましょう。)

ようこ先生「がんばるのよ。悩み事があったら、何でも先生に相談してね。」

(『電話』が、コマンドに追加されました。)

パワポケは野球部に入ってくれる人を探すため、学校中を探し回った...

サッカー部 部室

パワポケ「サッカー部に来たぞ。あれ? 誰もいないな。」
亀田「みんな、グラウンドで練習しているでやんすよ。」

(そして...)

パワポケ「おっ、すごいぞ。あのキーパー。ポストぎりぎりのボールを、飛びつきキャッチしたぞ。」
亀田「アメリカから来た、ボブ君でやんす。」
パワポケ「あの動きなら、いい三塁手になれるな。」
亀田「だ、だめでやんすよ。サッカー部が、手放すわけないでやんす。」
パワポケ「おーい、ボブ君!」
ボブ「オー、ミーを呼びましたカー?」
パワポケ「ボブ君、さっそくだが野球部に入ってくれ!」
ボブ「ワット???」
パワポケ「アメリカ人の君なら、サッカーより野球だと思わないか!」
ボブ「ハハハ、ユーはファニーね。バット、ミーが生まれたのブラジルよ。サッカーの本場ね。」
パワポケ「ムム。」
(おーいボブどうしたんだー?)
ボブ「この人が、ミーをベースボールにスカウトしてるデース。」
(なにぃ! うちのスーパールーキーを引き抜こうだと!)

パワポケ「あわわわ。」

(ドカ、バキ、ボコ)

パワポケ「ボブ、君のセンスは野球でこそ...」

(ドカ、バキ、ガス)

パワポケ「ボブ、頼む、野球部に来てくれ!」

(ドカ、バキ、グシャ)

ボブ「ストップ、ストーップ。ユーのカミカゼスピリット、なかなかグッドデース。
ユーがミーのゴール、クリアできたら野球部に行ってもいいデース。」
(お、おい、ボブ!)
ボブ「ただし、マイチームメイトもあなたの邪魔しマース。
ミーの勝ちなら、1週間サッカー部のボール拾いデース。アンダスタン?」
亀田「ええっ、そんなのムチャクチャでやんす。」
パワポケ「ようし、その勝負、受けたぞ!」
亀田「わぁ、こっちもムチャでやんす。」
ボブ「ユーはマイチームメイトをかわしてゴール目指すね。チームメイト、ボールだけを狙いマース。
ゴールが見えたらシュートデース! ミー、全力でボール止めマース。ユー、オーケイ?」

ミニゲーム てけてけサッカー

ヒント
ボールを取られたりキーパーに取られたらアウト! 取られないように気をつけろ!
ボールを狙ってくるチームメイトは後ろに引きつけたり動きを読んでかわせ!
ゴールまでたどり着いたらキーパーやチームメイトに気をつけてシュート!

パワポケはチームメイトをかわしてゴールまでたどり着いた。

ボブ「いくデース!」
パワポケ「! そこだぁっ!」

パワポケの蹴ったボールがゴールへ入った!

パワポケ「やった!」

VICTORY


てけてけサッカークリア後

ボブ「オウシット! アンビリーバブルなルーズね!」
パワポケ「約束だ。野球部に来てもらうぞ。」
ボブ「...しかたアリマセーン。デモ、やるからには野球にフルパワーつくしマース。
いい加減なこと、ミーが許しマセーン。オーケー?」

(ボブが野球部に入った!)

次の週...ボブを野球部に引き抜いたパワポケは空手部に向かう。

空手部 部室

パワポケ「空手部に来たぞ。」
亀田「こ、ここは、やめておいたほうがいいでやんす。」
パワポケ「どうして?」
亀田「空手部と野球部は、仲が悪かったでやんす。それにむら...」
「こら、そこの! 何の用じゃい。」
亀田「あわわ。すぐに帰りますでやんす。」
パワポケ「君、空手部の人? かなり、強そうだけど。」
「わっはっは。わしは村上っちゅうもんじゃ。自慢する気はないが、1年の中でわしにかなうものはおらんのぅ。」
パワポケ「どうだい、野球部にこないかい? 君のパワーならホームラン間違いなしだ!」
村上「ほほう? 野球部は、ビルが崩れて全滅と聞いとったが。」
パワポケ「1人もいなくなったわけじゃない。」
村上「それで部員集めか。ごくろうなことじゃの。」
パワポケ「返事はどうなんだい?」
村上「(フン、ちょっと痛い目にあわせてやるか。)
...わしとケンカしてお前が勝ったら野球部に入ってやってもいいぞ。」
パワポケ「ええっ、本当に? ...でも、ケンカはちょっと......」
村上「まぁ、まともにやったら、わしが勝って当たり前じゃの。
では、殴るのはこちら、そっちは避けるだけ、というのはどうじゃ。
一分でダウンしなかったら、そっちの勝ちにしてやるがの?」
パワポケ「あ、それならオーケー。」
亀田「パワポケ君、ダメでやんす!」
パワポケ「でも、仲間を増やすチャンスじゃないか。一分だけ我慢すれば、いいんだ。」
亀田「...村上君は、素手でコンクリートを砕けるでやんす。」
パワポケ「え?」
村上「それじゃ、始めるか!」
パワポケ「ええい、こうなったらやけくそだ!」
村上「ルールはこうだ。わしが掛け声と同時に攻撃するから、反対のキーを押してかわせ。
間違えたり、早押ししたら、...痛いぞ。最後まで持ちこたえたらお前の勝ちだ。
用意はいいか? はじめ!」

ミニゲーム あっちむいてバキッ!

ヒント
指示された反対の十字キーを素早く押せ!
間違えたり、遅れたり、早押ししたらダメージ!
タイムアップまで持ちこたえられたらクリア! 生き残れ!

パワポケは村上の攻撃をかわし...一分間持ちこたえた!

そこまで!

VICTORY


あっちむいてバキッ!クリア後

パワポケ「どうだ、一分耐えきったぞ。」
村上「む.....。がっはっは! わしも、まだまだ未熟よの。約束じゃ。野球部に入ってやろう。」
パワポケ「やったー!」

(村上が野球部に入った!)

次の週...村上を野球部に引き抜いたパワポケは陸上部に向かった。

パワポケ「陸上部に来たぞ。あれ、誰もいないぞ。」
亀田「グラウンドに行ってみるでやんす。」

(そして...)

亀田「グラウンドの、向こうのほうで練習しているでやんすね。」

(ひゅーん)

亀田「?」

(どがっ!)

パワポケ「わーっ! 亀田君に、鉄球が!」
亀田「...死ぬかと、思ったでやんす。」
パワポケ「(普通、死ぬぞ。)」
「コラコラ、そんなところにいると、危ないッスよ。」
パワポケ「今のは、君が投げたのかい? あんなに遠くの、あそこから?」
「えへへ。ちょっと気分がのっていたので、肩を使って投げてみたッス。」
パワポケ「(普通、一発で肩を壊すぞ。)」
「あれ? 野球部の人ッスか? なつかしいッスね。俺、昔は野球をやってたッスよ。」
パワポケ「ええっ?」
「俺の投げるボールが速すぎて、誰も打てなかったッスね。」
パワポケ「それなら、話が早い! 野球部に入ってくれ!」
「だめッス。」
パワポケ「え?」
「俺、この学校に来た時に決めたッス。砲丸投げでメダルを取るッス。
武田 剛は男ッス。男が、一度決めたことは絶対に負けないッス。」
パワポケ「...でも、先に野球をやってたんだろ?」
武田「うっ!」
パワポケ「男なら、最後まで野球で通すべきなんじゃないかな。」
武田「...い、痛いところを、ついてくるッスね。
でも、俺は自分より劣っている人の下につく気はないッスよ。
あんたが、俺に勝てたら、野球部に行ってもいいッス。」
パワポケ「よーし、何で勝負だ?」
武田「ストップウォッチのピタリ勝負は、どうッスか?」
パワポケ「.....なにそれ?」
武田「あれえ? 知らないッスか?」
パワポケ「(普通、知らないと思うぞ)」
武田「ルールは簡単ッス。目標タイムの時間内に
ストップウォッチを止めれば君の勝ちッス。3回勝負でいくッス!
1回でも負ければ、君の負けッス。それじゃ、始めるッス! 用意はいいッスか? 1回目 開始ッス!」

ミニゲーム カチッと止めてグー

ヒント
目標タイムの時間内にストップウォッチを止めろ!
1回でも失敗したらアウト!
2回目は時間の範囲が少し短くなる!
3回目は最後の1秒時間表示が消える! 感覚を頼りにストップウォッチを止めろ!

1回目成功

武田「なかなかやるッス。しかし今度は、時間の範囲が少し短くなるッス。
用意はいいッスか? 2回目開始ッス!」

2回目成功

武田「うーん、なかなかやるッス。しかし、今度はどうかなッス?
次は、最後の1秒時間表示が消えるッス。用意はいいッスか? 3回目開始ッス!」

3回目

目標タイム 04:88 ~ 05:12

パワポケ「ここだっ!」

ストップ!

タイム 05:09

パワポケ「やったー!」

VICTORY


ミニゲーム カチッと止めてグークリア後

武田「いやー、あんたの勝ちッスね。喜んで、野球部に行かせてもらうッス。」

(武田が野球部に入った!)

次の週...武田を野球部に引き抜いたパワポケは音楽室へ向かった。

極亜久高校 音楽室

パワポケ「音楽室に来たぞ。あれ、音楽が聞こえるぞ。」
亀田「きっと、水原君でやんす。毎日、この時間になると音楽室で、バイオリンを弾いてるでやんす。」
パワポケ「どんなヤツなんだ?」
亀田「成績は、いつも学年で1番の天才でやんす。」
パワポケ「ふーん。あんまり野球はできそうにないなぁ。
でも、毎日バイオリンを弾いているのなら、きっとヒマなんだろう。頭数ぐらいにはなるかな。」

(ガラッ)

パワポケ「おーい、水原君、いるかい?」
水原「なんだい。」
パワポケ「突然だけど、野球部に入らないかい。太陽の下で、一緒に甲子園を目指そう!」
水原「...数をそろえるためなら、お断りだね。」
パワポケ「あ、あれ? 聞こえてた?」
水原「まったく、失礼だね。
それに、勉強ができるからスポーツは苦手、というのも偏見だ。今から、証明してあげよう。」

(そして...)

水原「ほら、投げてみなよ。」
パワポケ「じゃ、行くよ。それっ!」

(カキーン!)

亀田「すごいでやんす!」
パワポケ「すごい! 君の力を知らなかったのはあやまるよ。
そこで、改めて頼む。ぜひとも野球部に来てくれ!」
水原「まぁ、考えないでもないけど。...君の実力を見せてもらって、決めることにするよ。」
パワポケ「よーし、まかせとけ! ノックだろうが、遠投だろうが...」
水原「ああ、野球じゃないよ。」
パワポケ「え?」
水原「ボクが君の得意分野で実力を見せたんだ。君にも、ボクの得意分野で実力を見せてもらおう。」

(そして...)

水原「いいかい? これから、僕の言うことをよく聞くんだぞ。
楽譜に合わせて音符の位置でタイミングよくキーを押して曲を演奏するんだ。
『休符』のときは音を出しちゃだめだぞ。うまく一曲演奏できれば君の勝ちだ。さあ、始めるぞ!」

ミニゲーム ドレミファポン

ヒント
楽譜に合わせて音符の位置でタイミングよくAボタンを押せ!
うまく一曲演奏できればクリア!

パワポケはうまく一曲演奏し...

水原「いいですね。」
パワポケ「あと少しだ!」

終了

水原「そこまで! すばらしい!」
パワポケ「やったー!」

VICTORY


ドレミファポンクリア後

パワポケ「どうだい、水原君!」
水原「へえ、大したもんだ。
...うん、そうだな。ヒマつぶしに野球をやるのも、面白いかもしれないな。
今からボクも野球部だ。よろしく、パワポケ君。」

(水原が野球部に入った!)

次の週...水原を野球部に引き抜いたパワポケはテニス部へ向かう。

パワポケ「テニス部に来たぞ。他の部と違って、やけにきれいだな。」
「こらこら、そこのキミ。わがテニス部の備品を、汚い手で触らないでもらえるかな?」
パワポケ「君は誰だい?」
「ぼくは、テニス部の三鷹というものだ。人呼んで、『コートの貴公子』とは、このぼくのことさ。」
パワポケ「(なんだコイツは...)
聞きたいことがあるんだ。テニス部に、野球をやっていたことのある人は、いないかな?」
三鷹「ああ、それならこのぼくだね。中学のときに、エースで4番だったよ。
まぁ、大会はベスト4止まりだったけどね。」
パワポケ「なんだって? それなら野球部に来てくれないか!」
三鷹「ハハハ。やだね。じゃ、ぼくはテニスの練習があるから。」
パワポケ「......。うーん、なんとかならないかなぁ。」

次の週...パワポケはもう一度テニス部へ行ってみた。

パワポケ「おーい、三鷹君はいるかい?」
三鷹「君も、しつこいな。野球なんてドロくさいスポーツはもう卒業したんだよ。
カッコ悪いしね。女の子にも受けが悪いんだ。」
パワポケ「ちょっと、待ってくれ。テニスよりも野球のほうが、マスコミ受けがいいぞ。
それに、甲子園大会は全国中継で、スター選手は日本中でモテモテだ。」
三鷹「キ、キミは口がうまいようだね。」
パワポケ「(よし、行ける!)」
三鷹「...そうだな。ぼくと、ちょっとしたゲームをしないか。
それで、キミが勝ったなら、野球部に入ってやろう。」
パワポケ「どうして、そうなるんだい?」
三鷹「どこの誰ともわからない、キミの言うことを聞くなんて、シャクじゃないか。
キミにどれほどの価値があるのか見せてくれれば、ぼく納得できると思うんだ。」
パワポケ「...とにかく、俺が勝てば野球部に入ってくれるんだな?」
三鷹「もちろん。ただし、ぼくが勝ったら、今日からキミは『負けイヌ』だよ。」
パワポケ「はぁ? ま、まぁいいか。ようし勝負だ!」
三鷹「このコップにボールを入れてシャッフルするから、よく見てぼくの質問に答えるんだ。行くぞ。」

ミニゲーム 手品当てゲーム

ヒント
動くカップをよく見て三鷹の質問に正しいカップの中を選べ!

シャッフル終了

三鷹「サイコロはどのカップの中か?」
パワポケ「う~ん...」

パワポケ「3番」
三鷹「...当たり。」

VICTORY


手品当てゲームクリア後

三鷹「キミもなかなかやるね。負け犬じゃないね。
では、約束通り野球部に入ってやろう。感謝してもらうよ。」
パワポケ「(なーんか、引っかかるなぁ。)」

(三鷹が野球部に入った!)

そして次...亀田が平山を野球部に勧誘した。そして、パワポケは神社に通い猪狩進と出会う。
次の週、パワポケは鈴木、田中を野球部に勧誘することに成功した。
帰る途中、変なスカウトが来たが、松倉に助けられた。だが、極亜久高校の行いから冷たい目で見られている。
そして次...パワポケは佐藤を野球部に勧誘した。これで野球部の投手・野手は全員そろった!
校長先生に報告したが、教頭先生に部活動のために顧問を探してこいと言われた。
2年目 1月3週...パワポケは3食パンで荒井 金男、荒井 銀次、荒井 晴男を勧誘した。

そして3月4週...

ようこ先生「パワポケ君。校長先生が、呼んでるわよ。」
パワポケ「? はい、わかりました。」

(がちゃ)

パワポケ「失礼します。」
教頭先生「アラ、来たわね。」
パワポケ「(げっ、教頭!)」
教頭先生「最近、野球部のみなさん元気そうじゃない。
さっさとやめちゃいなさいよ。どうせ、廃部なんだから。」
パワポケ「そうならないように、がんばってるんです!」
教頭先生「でも、ダメなのよねー。顧問が、いないんだもん。」

(がちゃ)

ようこ先生「待ってください! 野球部の顧問は、私がやります!」
教頭先生「な! ようこ先生、気はたしか?」
ようこ先生「ええ。この子たちの野球をやりたいという熱意を無にすることはできません!」
パワポケ「先生...」
ようこ先生「野球のことは、よくわからないけどよろしくね。それじゃ、部室に行きましょうか。」
パワポケ「はい!」

(バタン)

教頭先生「キ、キーッ! 覚えてらっしゃい! 野球部と一緒に、叩き潰してやるから!」
校長先生「きょ、教頭先生。まぁ、落ちついて...」
教頭先生「校長は、だまってなさい!」
校長先生「はい...」

(そして...)

亀田「へえ、ようこ先生が、顧問でやんすか。」
ようこ先生「ええ。よろしくね。」
パワポケ「ユニフォームも、似合ってますよ。」
外藤「パワポケ!」
パワポケ「わっ! 外藤さん、どうしたんです!」
外藤「アホウ!」
(ガスッ)
外藤「もう、次の大会にむけて戦いは、始まっとるんや。ボヤボヤしとるヒマがあったら練習や。」
パワポケ「え? じゃあ、野球部に戻ってきてくれるんですか。」
外藤「当たり前のこと聞くな、ボケェ!」

(ゴスッ)

外藤「さあ、みんなでランニングや!」
パワポケ「おーっ!」

(ようこ先生と、外藤が野球部に入った!)

野球部再建成功! 第一章クリア

第二章へ続く...

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最終更新:2023年04月02日 17:32