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低体温症(ていたいおんしょう)とは、体温が35℃未満に低下した状態。

概要

人間の体温は通常、36℃~37℃を保てるようになっているが、寒い環境や体調不良によって起こりえる。これは単なる冷えではなく、緊急事態である。

熱を作る力よりも失われる熱の方が上回ると起こる。

その結果、脳・心臓・神経などの重要な臓器が動かなくなっていく。

雪山の遭難事故を想定する人も多いかと思うが、日常生活の中でも起こりえる病気である。特に、高齢者や乳幼児、飲酒している者、体調不良である場合になりやすい。

暖房の無い室内や、夏でも冷房が強すぎると発症することがある。

最初の症状は、強い寒気、止まらない震え、手足の痺れで、その後震えが止まり、意識が朦朧としたり呂律が回らなくなったりする。

重症化すると心拍や呼吸が極端に低下し、不整脈・意識消失・最悪の場合は死に至ることもある。

体温が下がると脳の働きも低下するので、自らが危険を認識できなくなる。つまり、症状が起きている頃には既に危険なのである。

寒いのに服を脱いでしまう、その場に座り込んで動かなくなるといった行動をとってしまうことがある。

低体温症が疑われる場合、風や寒さを避けて濡れた衣服を脱がせ乾いたものに変える、毛布や衣類で全身を包むといった対処が必要。

意識がはっきりしている場合、温かい飲み物(アルコール以外)を少しずつ与えることが有効。

ただし急激に温めたり、強く体をこすったりすることは危険。

重篤な低体温症の場合は、迷わず救急車を呼ぼう。

タグ:

医学
最終更新:2026年06月18日 18:08