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回帰熱(かいきねつ)とは、ダニあるいはシラミによって媒介される細菌の一種であるスピロヘータによる感染症。

概要


なお、国内でも北海道でマダニが媒介する回帰熱の発生が確認されているが、国内ではシラミによる回帰熱の感染は発生していない。


回帰熱は、自然環境に生息するダニあるいはシラミに咬まれることによって媒介、伝播される。

ヒトからヒトに直接感染することはない。

症状

潜伏期間は2~21日程度。

発熱期、無熱期を数回繰り返すのが特徴。発熱期は、感染後5~10日を経て菌血症による頭痛、筋肉痛、関節痛、光をまぶしく感じる、咳などを伴う発熱、悪寒がみられる。この時、髄膜炎、点状出血、紫斑、結膜炎、肝臓や脾臓の腫大、黄疸がみられることもある。発熱期が3~7日続いた後、無熱期に移行する。無熱期は、発汗、倦怠感がみられ、時に低血圧や赤いぶつぶつとした発疹が発生することもあるが発熱はない。無熱期が5~7日続いた後、再び発熱期に移行する。

治療

治療には抗生剤を使用する。

予防

媒介ダニ、シラミとの接触を避けることが重要。

ダニの吸着を防ぐために、発生地域で野山、河川敷など、やむを得ず立ち入る場合、肌の露出を避け、防虫剤を適宜使用する。地面に寝転んだり腰をおろすことは避ける。また、衣類にダニがついていることがあるので帰宅後は早めに着替え、屋内にダニを持ち込まないように注意する。

シラミが移ることを防ぐために、衣類や寝具、ヘアブラシなどの共有を避ける。

診断

病原体または病原体の遺伝子を検出する、または抗体測定を行うことで診断する。

感染症法では四類感染症(全数把握対象)として定められており、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出ることが義務付けられている。

タグ:

医学
最終更新:2026年09月12日 08:51