宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッドのオープニング

深夜、どこかの森。
宇宙忍デモストが巻物を広げている。

デモスト「下調べは万全だ。ついにもう1つの宇宙を手に入れる時がきた……」

するとデモストの足元に銃撃が炸裂。
そこに現れたのは宇宙刑事シャイダーと、戸隠流忍者・ジライヤだった。

シャイダー「そこまでだ」
デモスト「貴様は?」
ジライヤ「戸隠流正統・磁雷矢(ジライヤ)!　宇宙忍デモスト、また何か企んでいるようだな」
シャイダー「銀河連邦警察だ。犯罪組織『宇宙忍者暗黒団』首領・デモスト、違法の忍術を使って数々のテロ行為を犯した罪で、貴様を逮捕する!」
デモスト「邪魔はさせん!」

12の犯罪組織を従える、邪悪な宗教団体『幻魔空界』。 教祖フメインを頂点とする、この一大勢力に対抗するため、 銀河連邦警察は、宇宙刑事ギャバンをリーダーとし、 警察の範囲を超えた、宇宙の戦士たちを選抜。 スペシャル・チームを結成することにした。 その名も、『スペース・スクワッド』! 今回ギャバンは、宇宙刑事シャイダーと、戸隠流第36代宗家・ 天城闘真(あまぎとうま)／忍者ジライヤをチームに編成。 数々の宇宙テロ事件の背後で暗躍する、宇宙忍デモストの 犯罪の証拠をついに掴み、逮捕に踏み切ったのだが……!?

ジライヤ「磁光真空剣・真っ向両断!!」

ジライヤが斬撃を放つも、デモストはかわし、返す刀でジライヤを切り伏せた。

デモスト「宇宙暗黒忍法・雷撃!!」
シャイダー「ビデオビームガン!!」

さらにデモストは自分の頭を分離させ、シャイダーのビデオビームガンをかわしつつ、破壊光線で迎撃。

デモスト「こちらの宇宙は貴様らのせいで狭くなった……　さらば!」

デモストがディメンションホールを出現させ、巨大宇宙船と化した頭に乗り込んで、別の宇宙に逃げる。

シャイダー「待ちやがれ!　──バビロス!!」

シャイダーも超次元戦闘母艦・バビロス号に乗って後を追う。

ジライヤ「シャイダ──!!」

バード星・銀河連邦警察本部のロビー。
スペース・スクワッド隊長・宇宙刑事ギャバンtype-Gこと十文字撃が、ジライヤとの通信を行っている。

ジライヤ「ギャバン、デモストに逃げられた!　やつはディメンションホールを出現させ、もう1つの宇宙に逃走……　シャイダーもその中に吸い込まれた!」

地団駄を踏む撃。

撃「了解……　ジライヤは戻ってこい。俺と一緒に、もう1つの宇宙へ行く方法を探ってくれ」
ジライヤ「わかった」

撃が通信を切る。

撃「もう1つの宇宙……　つまり、あいつら(・・・・)がいる……?　キタコレ!　『よっしゃ、ラッキー!』だ!!」

宇宙戦隊 キュウレンジャー VS スペース・スクワッド SPACE SQUAD