僕は、5年3組・小原アサコです。
世の中には、まったく 不思議なことが起こるものですね。 不思議というより、メチャメチャ、 ハレホレのシッチャカメッチャカ。
それは、たとえば 学校の時計がおかしくなったとか、 体育の時間で、ヤセのチクワが デブのガンモを投げ飛ばすとか、 ハテナマンにさえわからなかった問題を ミコちゃんが解いてみせるとか、 その程度のことではありません。
まして僕が、放課後のソフトボールで ホームランをかっ飛ばしたなんて、 ごく当たり前のことなんです。
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これからお話ししようとする、
ウルトラ特別カスタムデラックスの不思議は、
僕が缶カラを蹴飛ばしたことに始まります。
東町小学校5年3組の仲良し5人組、ショースケ(小原アサコ)、チクワ(竹田リンイチ)、ガンモ(岩館モスケ)、ミコ(田代ミツコ)、ハテナマン(宗方マサキ)の帰宅路。
ショースケが道端にある空き缶を何気なく蹴飛ばすと、偶然、前方にいた女性・ベルバラの頭に命中する。
ベルバラ「痛ぁ! この無礼者! えぇい!」
ベルバラが缶を蹴り返そうとして、誤ってそばの電柱をまともに蹴りつけてしまう。
ベルバラ「う!? 痛痛痛痛! この缶がいけないんだぁ!」
ガンモ「おい、お前が悪いんだぞ!」
ショースケ「おばさん、ごめんなさい。その缶が当たったの?」
ベルバラ「痛ぁい! 痛い痛い痛い! 水虫と魚の目にぶつかったぁ!」
ガンモがベルバラを背負って歩く。
ショースケ「まだ痛い?」
ベルバラ「あぁ、痛い痛い痛い! 死にそうだよぉ! 早くなんとかしてぇ~!」
ショースケ「早く私の家へ行きましょ。すぐそこだから」
ショースケの自宅の床屋。父親の庄太郎がいる。
庄太郎「いらっしゃい! ──なんだ、お前たちか」
ベルバラ「あぁ~、痛い痛い!」
ショースケ「ユタカ! ユースケ! ユー公!」
弟のユタカが顔を出す。
ユタカ「ハロー!」
ショースケ「気どってないで、薬持って来て」
ユタカ「OK!」
ショースケが自分のハンカチを裂いて、ベルバラの足の応急手当を始める。
ベルバラ「それ、高いんでしょ?」
ショースケ「いいの。この次、父ちゃんに5,60枚買ってもらうから」
ベルバラ「えぇっ!? 5,60枚!?」
ユタカが薬箱を持って来る。
ユタカ「はい、お姉ちゃん。おばさん、痛い?」
ベルバラ「い、いえいえ、もういいわ。気のせいか、楽になっちゃったから」
ショースケ「ちゃんと手当しないと、後で痛むわよ」
ショースケは傷の手当てを続ける。
ベルバラ「ふ、フフフ! く、くすぐったいから、もういらない、いらない!」
ハテナ「ハテナ?」
チクワ「何が?」
ハテナ「さっきは右の足を痛がってたのに、左の足を治療してるよ?」
ベルバラ「世話を焼かしてしまったねぇ~。ありがとさんよ」
庄太郎「ど、どうも…… うちの娘、お転婆なもので」
ベルバラ「うん、ウルトラCのお転婆!」
ショースケ「フン!」
ガンモ「おばさん、じゃあね」
ベルバラ「それに、ウルトラCのあの親切! 参っちゃったもんねぇ~!」
庄太郎「綺麗な人だなぁ……」
ベルバラが去った後、店には大きなバッグが残されている。
チクワ「あっ!」
ユタカ「これ、何だろう?」
ガンモ「おばさんの忘れものだよ!」
ショースケ「届けてあげなきゃ!」
一同が慌てて、バッグを持って外へ飛び出す。
一同「おばさぁん!」「俺たち、向こうへ行こう!」「──おい、いたか?」「どこにもいないわ」「おかしいわね」
空き地で、ユタカが空を見上げている。
ショースケ「あっ、ユーちゃん!」
ガンモ「おい、そんなとこで何やってんだよ? みんなでおばさん、捜してんだぞ?」
空ではベルバラが銀色の服に身を包み、ホウキに乗って飛び回っている。
一同「あっ!?」「おばさんが飛んでる!?」
ベルバラ「やぁ! お世話になりましたねぇ~!」
ショースケ「魔女かしら……?」
ベルバラ「ちょっと脅かしてやるか!」
ベルバラが一同目がけ、急降下。
一同「わぁぁ!?」
一同の頭上をかすめ、再びベルバラが空の上に舞い上がる。
ベルバラ「フフッ。私は魔女の、ベルバラさ。フフフ!」
ショースケ「ベルバラ……?」
ハテナ「魔女?」
ガンモ「おばさん! この鞄、どうすんだよ!?」
ベルバラ「バッグはあんたたちへの礼さ。使いかたは、あんたたち次第。幸せになるのも、不幸せになるのも、あんたたち次第。フフッ、それじゃ。アバクラタラリンクラクラマカシン・バァ~イ!」
ベルバラが空の彼方へと飛び去って行く。
ショースケ「今の、見た?」
ミコ「うん……」
ショースケ「今の、聞いた?」
チクワ「あぁ!」
ショースケ「ちょっと失礼」
ショースケがガンモの鼻をつねってみる。
ガンモ「あ、痛痛痛!」
ショースケ「やっぱり、夢じゃないみたい。あのおばさん、魔女なんだわ。そうすると…… あのバッグは!?」
一同「あっ!?」
バッグがひとりでに開き、中には様々な道具がある。
一同「何だ、これ……?」「変なものがあるな」「ハテナ? これ、何だろう?」「ボールがあるぞ」「懐中時計かな?」「筆箱だ」「テレビもある」「これ、何だろう?」
三角形の道具が2つ。ハテナがその1つを手にすると、ぼんやりと光を放つ。
ハテナ「わぁッ!?」
ハテナが慌てて取り落としたそれを、ユタカが拾おうとする。
ショースケ「触っちゃ駄目!」
バッグに備え付けられたテレビに、バッグの精霊・MJくんが現れる。
MJくん「アバクラタラリンクラクラマカシ~ン。みんな、こっちを見ろ!」
一同「えぇ……っ!?」
MJくん「オホン! わしは、魔女ベルバラの子分だ。あんたが持っていたのは『マジッカー』。2つ重ねて、魔女の呪文を唱えてごらん。『アバクラタラリンクラクラマカシン』」
ハテナ「どうしよう……?」
ショースケ「ねぇ、やってごらん。僕は嫌だけど」
チクワ「やれよ」
ハテナ「ちぇっ!」
ハテナが2つの三角形の道具を組み合せ、六芒星の形にしてみせる。
ハテナ「これで、いいのかな? ──ハテナ? 何て言うんだっけ?」
MJくん「なんだなんだ、もう忘れたのか? 『アバクラタラリンクラクラマカシン』じゃよ。頭悪いぞ、お前」
ハテナ「どうもすいません…… えー、アバクラタラリンクラクラマカシン!」
その道具が光を放って巨大化し、見たこともない乗り物となる。
一同「わぁ……」「すごぉい!」
MJくん「ヘヘヘヘ! どうだ、驚いたか! これぞ即ち、マジッカー! さぁ、早く乗ってごらん、乗ってごらん!」
一同「お、俺、遠慮するよ」「僕も結構です……」
ハテナ「ど、どうしようかな、俺……」
MJくん「なんだ、なんだい! 頭も悪いが、度胸もないのか? だらしないぞ! さぁ、乗った乗った!」
ハテナ「……よぉし、乗ってやらぁ!」
ガンモ「お、おい!? 危ねぇぞ!」
ハテナが1人で、マジッカーに乗り込む。
ハテナ「乗ったぞ! これからどうなるんだ?」
MJくん「アバクラタラリンクラクラマカシン── 飛んでけぇ!」
マジッカーがハテナを乗せたまま、宙に舞う。
ハテナ「わぁっ!? 怖いよぉ!」
ユタカ「わぁ、飛んでっちゃったぁ!」
ショースケ「ハテナマン!」
ハテナ「た、助けてくれぇ~!」
一同「ハテナマ──ン!「お──い!」「待ってぇ!」
ハテナ「おぉい、止めてくれぇ!」
マジッカーが空を行き、ショースケたちが必死に、地上から追いかける。
ハテナは怖がっていたものの、次第に状況に慣れ、地上の景色に目を見はる。
ハテナ「わぁ~、新宿だ! ……ハテナ? 一体、どうしたら降りられるんだろう? 呪文がいるんだ、きっと。『アバラカベツリン』……じゃないし、そうだ! アバクラタラリンクラブラマカシン!」
マジッカーがデタラメに飛び始め、ハテナは振り落とされそうになる。
ハテナ「ま、間違えた! ……アバクラタラリンクラクラマカシン! 降ろしてくれぇ!」
マジッカーが制御を取り戻し、地上へと降りてゆく。
ユタカ「あっ、あそこに降りる!」
降りた場所は、一同の通う東町小学校の校庭。
担任の高牧先生が現れる。
ハテナ「先生! 高牧先生!」
高牧「な、何だ、それは!?」
ハテナ「マジッカーだよ。魔法で、ここまで飛んで来たんです」
高牧「ハハ、馬鹿馬鹿しい。そんなハリボテで先生を脅かそうとしても駄目だ! さぁ、さっさと片付けなさい」
ハテナ「いいよ、今片づける。アバクラタラリンクラクラマカシン、飛べ!」
マジッカーが再び、宙に舞う。
高牧「あ──……!?」
ハテナ「先生、さようなら!」
高牧「あ、あ……!? バ、馬鹿馬鹿しい。魔法だと? そんなものがこの世の中にあるわけがない。にもかかわらず飛んで行く…… 高牧伸一郎、頭を冷やせ!」
ハテナ「高牧先生、だいぶ悩んでるようだな」
マジッカーが、もとの空き地に着陸する。
一同も追いついてくる。
一同「わぁ、いた!」「ふぅ……」
ショースケ「ひどいよ! さんざん走ってさぁ、逆戻りなんて」
ユタカ「ハテナのお兄ちゃん、嫌い!」
ハテナ「そう怒るなよ。おかげで、魔女のお礼が本物ってわかったじゃないか。その代り、今度はユタカくんの行きたいところへ行こう。な?」
ユタカ「うん!」
チクワ「行きたいとこって、どこさ?」
ユタカ「伊豆のね、弓ヶ浜!」
ミコ「弓ヶ浜?」
ガンモ「そこに何か、あんのかい?」
ショースケ「おばさんの家があるの」
ユタカ「ユミちゃん、病気なんだ。だから、お見舞いに行きたいの」
ハテナ「よし、みんなも乗れよ! 伊豆の弓ヶ浜までひとっ飛び、空の散歩だ!」
一同全員を乗せ、マジッカーが空を舞い、伊豆を目指す。
一同「わぁ~!」「おい、海が見えるぜ!」「おいチクワ、あれ見ろ!」「いい景色だぜ!」「あっ、船だ!」
やがてマジッカーが伊豆の海岸に着陸する。
早速、ユタカが飛び出す。
ショースケ「ユーちゃん、待って」
ユタカ「どうしてさ?」
ショースケ「おじさんやおばさんに、見つからないようにするの。うちに黙って来ちゃったもの」
ガンモ「よし、行こうぜ」
ユタカ「早く早く!」
一同はユミコの家を訪れ、玄関を避けて縁側に回り込む。
部屋では、病気のユミコが臥せっている。
一同「ユミちゃん!」「ユミちゃん!」
ユミコ「……あら?」
一同「オス!」「こんにちは!」「はじめまして!」「やっ!」
ショースケ「みんな、私のお友達よ。ユミちゃんのお見舞いに来てくれたの」
ユミコ「いつ来たの?」
ユタカ「今!」
ユミコ「どうやって?」
ユタカ「魔法を……」
一同「わぁ──っ!」
一同が慌てて、ユタカの口を塞ぐ。
ユミコ「ウソでしょ?」
ユタカ「本当だい! 本当に本当!」
ユミコ「ウソウソ。ウソでしょ?」
ショースケ「本当よ。これ見て」
ショースケが魔法のバッグを開けてみせる。
ユミコ「なぁに、これ?」
ショースケ「たとえば、これ! ……あれ? これ、何だっけ?」
ショースケがバッグの中の道具の一つを手にして、テレビのMJくんを呼び出す。
ショースケ「ちょっと君。これ、説明してくれない?」
MJくん「ん? あぁ、それか。それはだな、『バンノーダー』というんじゃ」
一同「バンノーダー?」「どうやって使うんだい?」
MJくん「さよう。中味を出して、組み立てる」
ガンモ「どれどれ? ──本当だ。中に何か入ってるぜ」
小原家では、庄太郎が妻の遺影に語りかけている。
庄太郎「母ちゃんよ。母ちゃんも綺麗だったが、今日の彼女も綺麗だったよ…… あれ? こんなこと言ったら、怒るか? 母ちゃん」
そばに、ユミコの忘れ物のリボンがある。
庄太郎「あれ? いつかユミコが忘れたリボン……」
ショースケ「これでいいのかなぁ……?」
MJくん「アバクラタラリンクラクラマカシンと呪文を唱えて、ハンドルを回せば、何でもサーッと取寄せられるのじゃ」
ショースケ「何でもだって?」
ユタカ「ユミちゃん、何がいい?」
ユミコ「えぇっと…… 私のリボン!」
ショースケ「あっ、あのリボンね。アバクラタラリンクラクラマカシン──」
庄太郎のそばのリボンが、忽然と消える。
庄太郎「あっ! あれっ!?」
リボンは、ショースケのもとに現れる。
ユミコ「あっ!?」
ショースケ「ざっとこの通り。はい、ユミちゃん」
ユミコ「本当ね、魔法って!」
ユタカ「本当に本当だろ?」
ハテナも、魔法の道具を手にしてみる。
ハテナ「まだいっぱいあるんだぜ! ……ハテナ? これ、何だっけ?」
MJくん「『メタモライト』。呪文を唱えてスイッチを入れるのじゃ」
ガンモ「どうなるんだ?」
MJくん「ものは試し、やってみな!」
ガンモ「ちょっと俺に貸せよ。──それから、どうなるんだ?」
MJくん「アバクラタラリン~クラクラマカシン! 犬になれぇ~!」
ガンモはメタモライトの光を浴び、犬の姿に変わってしまう。
ユミコ「わぁ~、本当に犬になっちゃった!」
一同「ハハハハハ!」
ハテナ「しばらくそのままにしてろ!」
ミコ「もっといろんなもの、調べてみましょ」
一同「これはどうするの?」「これはなぁに?」「これは?」
MJくん「あぁ~、うるさいなぁ、1人ずつ聞きなさい、順番に! もう、エチケットを知らんジャリどもじゃ。──えっと、それはだな、『ボイスボール』。動物でも植物でも、あらゆるものの声が聞けるのじゃ」
ショースケ「へぇぇ。アバクラタラリンクラクラマカシン── ……あっ、おばさんが帰って来る!」
ミコ「えっ、どうしてわかるの?」
ショースケ「あのカラスの話を聞いたのよ」
そばの木の上に、カラスが止まっている。
カラスたち「ユミコのおばさん、お買物」「荷物担いでお帰りだ」
一同が慌てて、マジッカーを置いたままの砂浜に戻る。
買物帰りのおばさんが次第に近づいてくる。
ショースケ「あっ、おばさんだ!」
ユタカ「マジッカーに着くまでに、見つかっちゃうな」
チクワ「あっ、そうだ! 小人さん、こんなときはどうすればいいの?」
MJくん「慌てるな慌てるな、このウスラトンカチども。『ペンタゴン』を使えばよろしいのじゃ」
チクワ「──これだね。アバクラタラリンクラクラマカシン、小さくなれ」
チクワが魔法の道具・ペンタゴンを使う。
たちまちおばさんが、手のひらほどの小ささとなる。
そばにコップが捨てられている。
自分より大きなコップに、おばさんが頭をひねる。
おばさん「あれっ? こんなところにいつのまにか、コップの看板ができたかなぁ? おかしいなぁ……」
ショースケ「今のうちよ。急いで!」
一同がおばさんをやり過ごし、マジッカーに乗り込む。
ガンモが犬の姿のまま、駆けて来る。
ハテナ「しまった、ガンモを忘れてた! おい、メタモライトを出せ!」
ミコ「早く元に戻してあげなきゃ!」
ハテナ「──アバクラタラリンクラクラマカシン、元に戻れ!」
メタモライトの光で、ガンモが元の人間の姿に戻る。
ガンモ「ひでぇぞ、置いてけぼりにして! 噛みついてやる!」
ハテナ「わぁ、よせよ! お前はもう犬じゃないんだぞ」
ショースケ「さぁ、みんな、行くわよ」
ガンモ「あっ! おばさんがまだ小さいままだよ! 元に戻さなきゃ!」
チクワ「アバクラタラリンクラクラマカシン、元に戻れ!」
チクワがペンタゴンを使い、おばさんが元の大きさに戻る。
おばさんは、キツネにつままれたような様子。
マジッカーが一同を乗せ、空に舞う。
一同「さようなら──!」「バイバ──イ!」「また来るからね──!」
ユミコ「さようなら──! さようなら──!」
ユミコが空の上の一同に手を振っていると、おばさんが帰宅してくる。
おばさん「ユミコ!? 寝てなきゃ駄目じゃないの! 風邪ひきますよ」
ユミコ「アサコお姉ちゃんとユタカくんが、魔法を使ってお見舞いに来てくれたの」
おばさん「えっ……? お前、熱でもあるんじゃないのかい? ──あら、このリボン!?」
ユミコ「アサコお姉ちゃんが、魔法で出してくれたの」
おばさん「……さっきから変なことばっかりでもう、私のほうが熱が出てきちまったよ。はぁ……」
ショースケ「お見舞い作戦、大成功! この次は、どんな魔法を使おうかしら?」
ハテナ「まだ、使い方を聞いていない道具があったよ」
懐中時計のような魔法道具が残されている。
ハテナ「懐中時計みたいだね。ねぇ、小人くん。これはどんな魔法が使えるの?」
MJ人形「アバクラタラリンクラクラマカシ~ン…… 幸せも不幸せも、その『マンガンキー』を使う君たち次第なのじゃ」
一同「マンガンキー……?」
マンガンキーとは何でしょう?
魔法の中の魔法、不思議の中の不思議。
ベルバラおばさんの、
最も魔女らしいプレゼントがこれ!
ベルバラ「ややっ、マンガンキーを使うと、必ず仕返しがくるよ。どんなことになっても私ゃ、知らないからねぇ~! イヒヒヒヒ!」
最終更新:2016年09月25日 16:40