ペプラーによる騒動から1日がたち、ドラえもんたちは鈴探しに専念していた。
クルト「あった。ドラえもん、あったよ! 半分だけど」
ドラえもん「本当? よかった……」
クルト「ごめんね、ドラえもん。もう泥棒はしないよ…… デラックスがとったものも元のところに戻しておくよ……」
ドラえもん「うん。僕は鈴が戻ってくればそれでいいんだよ…… さぁ、もう半分も探そう……」
マスタード「ペプラーめ、どこへ行ったんだ? 怪盗デラックスはきっと奴に違いない!」
フィークス「ミュージアムの怪人というのも奴に決まってますよ、絶対に!」
マスタード「ペプラー! 必ず探し出してやるからな。首洗って待ってろよ‼︎」
ペプラー「お前らのへなちょこシステムで感知できるものか。ワシは諦めんぞ! いつの日か必ずペプラーメタルを完成させて見せる! はっはっは!」
ジンジャー「おじいちゃん…… いつか世界を滅ぼす気がするわ」
ペプラーとジンジャーは超空間に消えた。
ジャイアン「ないなぁ……」
スネ夫「もう疲れた。帰ろうよ……」
ドラえもん「絶対ダメ! 鈴を見つけるまで帰らない! ちゃんと探して!」
のび太「やれやれ。どうしてあの鈴にあんなにこだわってるのかなぁ?」
すると頭部のタケコプターが外れ、のび太は落下してしまう。
のび太「うわああっ! いったぁ……」
さらにのび太の頭にもう半分の鈴が落ちる。
のび太「あった! こんなところに…… あっ」
2人「あははは!」
ドラえもん「のび太くん、ありがとう…… これ、一生大事にするよ」
のび太「なんだよ、大げさだな」
ドラえもん「これのおかげでわかったんだ。のび太くんは勉強もダメ、運動もダメ、根性もなくてどうしようもない奴だけど……」
のび太「なんか気分悪いなぁ……」
ドラえもん「でも、君は、いい奴だな……」
のび太「えへへ……」
ドラえもん「ありがとう、のび太くん……」
のび太「うん」
のび太「ドラえもん…… あんなこと、ずっと覚えてたんだ…… ドラえもん、あったよ」
ドラえもん「ええっ! どこ、どこ? どこ? どこにあったの⁉︎」
のび太「僕の靴の中、なんてね……」
ドラえもん「のび太くん……」
2人は鈴をくっつける。
最終更新:2020年01月26日 22:41