空中浮遊都市メノウ

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私たちを出迎えてくれたのは鉄や鋼を使った建物の数々。 それらはどこまでも建っていて、その全てが塔のような姿をしている。 でもかなり長い年月が経過しているのか倒壊している姿もある。 調査のために建物に入ってみると、予想通りというかやっぱり荒れてる。 たくさんの扉と部屋に家具の残骸が残ってるからこの建物は家…なのかな? ある部屋に入ってみた。 部屋のあちこちにガラス片が散らかってる。 あとは壊れた棚と椅子にまだしっかりしてるテーブルが置いてあるぐらい。 テーブルの上には一冊の本と手に収まる長方形の形をした薄いものがあった。 本は全部古語で読めなかったけれど、なにか分かるかも知れないし回収しとこう。 この長方形のはなんだろう? 魔法を発動するのに必要だったのかな? 外に出て周囲をよく観察しているとあることに気付いた。 私の腰辺りまである植物の中に遺物が埋もれていることに。 私と同じくらいの高さがあるボタン付の四角い箱、少し高いぐらいの赤黄青の色をした古語や矢印が描かれている看板、 よくわからない石像に機巧の残骸や風車らしき建物とかホント色々ある。 先を進むと、建物よりも巨大な機巧の姿が見えた。 外見は幾何学的で四足歩行。大きすぎて首が疲れる。 なにやら建物を解体しているようだけど…解体してどうするかな。 こちらの存在には気づいていないみたい。 厄介事は嫌だから急いでこの場から離れるとしよう。 さらに先へ進んでみた。 途中で神殿があったけれど、そこは別の隊に任せるとして… 高度な魔法で守られてる場所を見つけた。 術式の解読は専門外だからレオナに頼んだけど、どうやら無理みたい。 なんでも未知の術式で構成されてるらしい。 失われた魔法を前にしていると考えると感慨深く感じる。 この先には【天候】って書かれてる場所があるのになあ…。 ここなんだろうなあ…気になる…。 ここには「現代の魔法技術と文明が霞むほどに発展した文明が存在していた」ってのは、こういうのに詳しくない私でも分かる。 他の隊と合流、私以外の人も似たり寄ったりな意見を述べてる。 調査隊の総指揮をとるフウランが、この島の仮名を調査隊で決めてもいい権限を貰ったらしい。 皆思い思いに挙げてみるもしっくり来なくていまいちの様子。 あまり長く居ると帰れなくなるから私も考えてみる。 今まで出てきた案を汲んだ上で、私の好きな鉱物から取って『空中浮遊都市メノウ』でどう? と発言したら採用された。 もっとよく考えるべきだったかもしれない……。 (派遣された調査隊員ルルア・ゼーナの回想より) ――― 【空中浮遊都市メノウ】 一時期バル・ソルバウを追跡調査していた魔法都市マリベラが、その道中に偶然発見した空飛ぶ孤島。 島は遠くから眺めても分かるほどに巨大であり、島の一部は植物に覆われているのが分かる。 浮遊するマリベラよりもさらに上空に位置しており、マリベラと同じく魔法による効果で見え隠れしているため、今まで発見できなかったとみられる。 マリベラはバル・ソルバウの追跡調査を一時的に切り上げて、この島に複数の調査隊を派遣した。 その結果として様々な情報を得ることが出来ている。 ・現在確認できている古代文明を凄まじく上回る技術があった。 ・人々が居なくなったあとも自動的に浮遊し続けて移動している。 ・失われた魔法と術式が現在も生きている。 ・何らかの理由で海に沈んでいた跡がある。 空中浮遊都市メノウの存在は、マリベラに出入りする魔法使いと交友がある者達にしか知られてはいなかったが、現在は世間に認知されてきている。 しかし、知らない者はまだ多いとも言える。 ---- ***関連 -[[魔法都市マリベラ]] ---- [[目次に戻る>ノベル]]
私たちを出迎えてくれたのは鉄や鋼を使った建物の数々。 それらはどこまでも建っていて、その全てが塔のような姿をしている。 でもかなり長い年月が経過しているのか倒壊している姿もある。 調査のために建物に入ってみると、予想通りというかやっぱり荒れてる。 たくさんの扉と部屋に家具の残骸が残ってるからこの建物は家……なのかな? ある部屋に入ってみた。 部屋のあちこちにガラス片が散らかってる。 あとは壊れた棚と椅子にまだしっかりしてるテーブルが置いてあるぐらい。 テーブルの上には一冊の本と手に収まる長方形の形をした薄いものがあった。 本は全部古語で読めなかったけれど、なにか分かるかも知れないし回収しとこう。 この長方形のはなんだろう? 魔法を発動するのに必要だったのかな? 外に出て周囲をよく観察しているとあることに気付いた。 私の腰辺りまである植物の中に遺物が埋もれていることに。 私と同じくらいの高さがあるボタン付の四角い箱、少し高いぐらいの赤黄青の色をした古語や矢印が描かれている看板、 よくわからない石像に機巧の残骸や風車らしき建物とかホント色々ある。 先を進むと、建物よりも巨大な機巧の姿が見えた。 外見は幾何学的で四足歩行。大きすぎて首が疲れる。 なにやら建物を解体しているようだけど……解体してどうするのかな。 こちらの存在には気づいていないみたい。 厄介事は嫌だから急いでこの場から離れるとしよう。 さらに先へ進んでみた。 途中で神殿があったけれど、そこは別の隊に任せるとして…… 高度な魔法で守られてる場所を見つけた。 術式の解読は専門外だからレオナに頼んだけど、どうやら無理みたい。 なんでも未知の術式で構成されてるらしい。 失われた魔法を前にしていると考えると感慨深く感じる。 この先には【天候】って書かれてる場所があるのになあ…… ここなんだろうなあ……気になる……。 ここには「現代の魔法技術と文明が霞むほどに発展した文明が存在していた」ってのは、こういうのに詳しくない私でも分かる。 他の隊と合流、私以外の人も似たり寄ったりな意見を述べてる。 調査隊の総指揮をとるフウランが、この島の仮名を調査隊で決めてもいい権限を貰ったらしい。 皆思い思いに挙げてみるもしっくり来なくていまいちの様子。 あまり長く居ると帰れなくなるから私も考えてみる。 今まで出てきた案を汲んだ上で、私の好きな鉱物から取って『空中浮遊都市メノウ』でどう? と発言したら採用された。 もっとよく考えるべきだったかもしれない……。 (派遣された調査隊員ルルア・ゼーナの回想より) ―――― 【空中浮遊都市メノウ】 一時期バル・ソルバウを追跡調査していた魔法都市マリベラが、その道中に偶然発見した空飛ぶ孤島。 島は遠くから眺めても分かるほどに巨大であり、島の一部は植物に覆われているのが分かる。 浮遊するマリベラよりもさらに上空に位置しており、マリベラと同じく魔法による効果で見え隠れしているため、今まで発見できなかったとみられる。 マリベラはバル・ソルバウの追跡調査を一時的に切り上げて、この島に複数の調査隊を派遣した。 その結果として様々な情報を得ることが出来ている。 // ・現在確認できている古代文明を凄まじく上回る技術があった。 ・人々が居なくなったあとも自動的に浮遊し続けて移動している。 ・失われた魔法と術式が現在も生きている。 ・何らかの理由で海に沈んでいた跡がある。 // 空中浮遊都市メノウの存在は、マリベラに出入りする魔法使いと交友がある者達にしか知られてはいなかったが、現在は世間に認知されてきている。 しかし、知らない者はまだ多いとも言える。 ---- ***関連 -[[魔法都市マリベラ]] ---- [[目次に戻る>ノベル]]

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