冬の夜空に輝く酒甕を模した星座と、それにまつわる神話。
この酒甕は酒造の神である
エブリアス神が創造したものであり、彼女はこれを創造して以降夜な夜な酒宴を開いて踊ってばかりいた。
これを歓迎する神もいたが、兄であり薬学の神である
ジガイウス神はこれを快く思わず、妹だけでなく他の神々の品位まで下がると悩んでいたようだ。
そこで
ジガイウス神はこの愚妹に眠り薬を嗅がせて眠らせた後、この酒甕を夜空の星にしてしまった。
目が覚めた
エブリアス神は酒甕がないと知ると大声で泣き、挙げ句の果てに母親である
大地母神フィーシア神に泣き付いたのである。
フィーシア神は
エブリアス神を宥めながらも
ジガイウス神と話し合った。
そして冬の間は甕を夜空に上げるが、その間に仕事を全うすれば夏には酒甕を夜空から下ろして存分に飲む事を許されたという。
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最終更新:2025年05月14日 08:41