波濤のウェイ

魔王クロノス直属配下であるクロノス十二柱の一人。序列四位。
青黒い甲冑を身に纏った、顔に大きな傷跡を持つマーマンの男。
水中では無類の強さを誇り、尊大な性格をしているが決闘であれば正々堂々と戦いに挑む。

元々はルグジョ王家に列なる者であったが、反乱を起こし王位を簒奪しようとした過去がある。
しかしその目論見は失敗し、配下共々逃げだす形で国を追われた。
だが混乱に乗じて王家に伝わる秘宝たる聖槍『群青のトライデント』を盗み出している。

以降はルグジョを手にする野望を胸に放浪し、やがてクロノスの軍門へと下る事に。
持ち出した聖槍は忠誠の証としてクロノスに献上されると、クロノスの膨大な魔力瘴気を注入された事で性質が変化。
本来『荒ぶる海を鎮める力』を宿した聖槍は、逆に海を操り災害を引き起こす魔槍『深紅のトライデント』へと変貌し再びウェイへと下賜された。
海中で槍を掲げれば周囲一帯の海面を嵐の如く荒れ狂わせ、更に海に棲む数多の魔物も操る事が出来ると言う。

なお彼と共に反乱を起こした配下の殆どが現在では魔物と化している。
しかし国を追われたウェイに付き従った忠誠心の高い者達であり、魔物と化してなお彼の命令には従っているようだ。


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最終更新:2024年03月08日 17:00