クダバナムシ

瘴気を含む大気中の有毒物質や二酸化炭素等を取り込み生育する半植物型の生物。
細長い筒状をした石灰質の外殻を持ち、先端から花のような鮮やかな器官を広げている。
この花部分から取り込んだ気体を共生するバクテリアで分解して養分とし、酸素や水を排出しているようだ。

生息域は世界各地。
特に洞窟深部や地下迷宮等と言った場所に多く発生し、ガスの噴出するような場所では群生して『花畑』のような様相になっている事も。
だがこれが群生していると言う事は毒気の充満している場所と言う意味でもあるので、長居するのは非常に危険である。

一部では逆に瘴気の多い場所に移植させて自浄作用に使えないかと研究もされている。