花弁熱

女性のみが罹る病、特に娼婦達の間で多い。
アルジュハの祝福』とも。

発症すると高熱が一週間ほど続き、全身に花弁様の発疹が出るのが特徴。
死亡する事は殆どないが、この時に出た発疹は病が癒えたとしても少量(1~2か所)残る事が多い。
そして何より、罹患者は不妊となる。

アルジュハ信仰が盛んな娼館においては、この病は女神からの祝福として扱われているようだ。
娼婦の中には罹患済である事を示す為に客に発疹痕を見せたり、罹患していないにも関わらず花弁の刺青や化粧を施す者も。

原因・治療法ともに不明。
過去にグリルグゥルデン帝国医師ガフシンは、花弁虫なる極小生物への拒絶反応が原因との仮説を唱えた。
この花弁虫は抵抗力の強い女性の身体には住まう事が出来ず、男性がこの病を広めているという説である。

しかし花弁虫は発見されないままガフシンは失踪しており、この説はあまり支持されていない。


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最終更新:2025年09月21日 11:21