ガルムの民

かつて『ガイオウ王国』が建国される以前、この地に広がる森の奥にて集落を作り暮らしていた金狼族の部族。
極めて高い魔道具作成技術を有していたが、外部との関わりは少なくひっそりと暮らしていたらしい。
だがガイオウの建国後は様々な要因から散り散りとなり、一部を残して他の部族等に吸収されていったと云う。

集落の中で最も強く賢い者が長となり、『ガルム』の名を継承する習わしがある。
ある時、集落の者が森の中で捨てられていた人間の赤子を拾い、我が子として育てる事となった。
その赤子は逞しく成長し、やがて皆を導く強き男となって『ガルム』の名を受け継いだ。

男は自らを『狼の王』と名乗り、後に森を抜けた広い世界に自らの王国を築く事となる。


関連



最終更新:2024年09月05日 09:56