『氷雪の民』症候群

オートデザイス王国でのみ見られる風土病。
精神病の類と考えられ、発症すると自分の事を『山に住まう氷雪の民』と思いこむ様になる。

症状が進むと町や集落を抜け出し、雪山で原始的な生活を行おうとするのが特徴。
しかしその大半はサバイバルの知識があろう筈も無く、そのまま遭難死してしまうだけであろう。

滅竜戦争以前の大昔には『氷雪の民』と呼ばれる者達が確かに存在しており、この症状は彼等の霊に憑りつかれているからという噂も。
そう言った観点から神官が除霊を試みたという事例はあるものの、一切の効果や改善は見られなかったようだ。

『山へ向かった者を連れ戻して!』という依頼が冒険者ギルドに来る事も珍しくない。
だが例え連れ戻したとしても、症状そのものを何とかしない限り何度でも山へ行ってしまうのだが。


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最終更新:2025年09月21日 13:11