シャトー・ペトリュス

アールコル市国の元醸造職人。
不気味な笑顔の痩せた男で、現在は賞金首になっている。

『一生分の幸福が詰まっている』と称される極上のワインを作るが、年に小瓶サイズを五本しか作らない。
その味と希少さからプレミアが付き、最終的には豪邸が建つ程の値が付いたようだ。

しかし彼が醸造を開始する頃になると近隣に住む少女が決まって行方不明になり、数日後に全身の血を抜かれた死体となって発見される猟奇事件が発生していた。
そして彼がこれまで世に出したワイン全てに被害者となった少女達の名前が付けられていた事に人々が気付いた時、すでに彼は忽然と姿を消していたと言う。

役人が醸造所を調査したところ、酒蔵から地下に続く隠し階段を発見。
地下室には無数の怨霊魔術に関わる書物と、『何か』をしたと思われる多数の痕跡が見つかったと資料に記されている。


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最終更新:2023年12月07日 00:44