ジン

ペルシニア王国で人々と共に暮らす精霊。
小さな壺やランプを好み、気に入ったそれらの中に入り込んでそこを居住空間とする事が多い。

性格は基本的に明るく陽気でお人好し。
古くよりペルシニアの民と友好的な関係を築き、人々が困った時にはその頼みや願いに次々と応えてきたとされる。

当人達は自身の能力を『万能』であると自負しており『何でも出来る』と豪語する。
実際に複数体が力を合わせれば『神威』にも匹敵する文字通りの『奇跡』さえ起こせるとも。
しかしその代償として魔力と共に存在自体が限りなく薄まってしまい、長い期間一切の力を使えなくなってしまうようだ。

過去にはその強大な力を戦や悪事に利用された事もあり、結果存在が消滅したジンも数多い。
それらの悲劇を憂いた数代前のペルシニア王は宮殿に国中のジン達を集め、彼等と『力の行使回数を制限する』契約を結んだとの事。
そしてそれ以降は『願いを聞く回数』は危機的な状況も含めて『三回まで』となり、更に願った人間にも『内容に応じた代償』が必要になったと言う。

ただ、ジン達の元来の性格から未だに自身の能力を人間に披露したい欲求はかなりある模様。
ちょっとした頼み事程度であれば『制限』に含めずに向こうからノリノリで引き受ける事も多いとか。


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最終更新:2023年12月24日 22:45