折り紙で使える道具の情報
- ピンセット:指先の延長として細かい部分を折るのに使える。先が鋭いものを選びがちだが、尖すぎると紙を突き抜けるので要注意。紙は指で折るべきだと使いたがらない人もいる。
- ヘラ:海外のおばちゃんがよく使っている。そこは使わなくてもいいんじゃないだろうか、というところでも使っている。紙の表面にダメージを与えにくいので、使ってみると意外と有効なことがわかる。特に厚い紙を長時間折る時に便利。
- ペンチ:握力ではどうしようもない厚みの限界に辿り着いた者が使う選ばれし道具の一つ。平型と丸棒型を持っていると便利。
- アイロン:平面作品の形状保持に使える。紙に直接あてるといろいろ問題が起きる可能性があるので、あて布・あて紙をしよう。
- 木槌:吉澤章リスペクト。打ち付ける箇所の繊維に一点集中してダメージを与えることで、こう、何だか良い感じの効果が得られるような気がしてくる。
- 耳かき:指が届かない隙間に差し込んで内側を弄るときに使える。意外と使いやすい。先が適度に丸いので、紙へのダメージを与えにくい。
- 爪楊枝:口に咥えていると職人っぽく見える。使い方の説明をしろ。
- タミヤ 調色スティック:金属なので丈夫で薄い。耳かきより使いやすいかも。すでに持ってる人が多そう。
- のり
- 酢酸ビニル樹脂系のり
- 木工用ボンド:乾くとほぼ透明(やや黄ばむものもある。経年で更に黄ばむ)になり、長期間の保存にも耐える使いやすいのり。広い面に塗る場合以外は、適量を紙や皿の上に出して、爪楊枝などで塗るのが一般的。
- 手芸用ボンド:木工用と比べて接着力は弱いがよく伸び、速乾性がある。乾いた後も固くなりすぎない為微調整が効く。
- セルロース系のり
- CMC:カルボキシ・メチル・セルロースの略。粉状で販売されているので水で溶いて使う。用途に合わせて濃さが調節できるので、裏打ち、紙の強化、毛羽立ち防止、仕上げの形状保持などいろいろ使える。時間が経つとちょっとだけ黄ばむ。増粘剤として食料品にも使われている。要するに食える。
- でんぷんのり:ものによっては食える。
- 瞬間接着剤:食えない。ものすごい固まるがやり直しがきかない。こわい。
- スティックのり:韓国のおばちゃんがよく使っている。これでもかというくらい塗りたくっている。簡易裏打ちに使える。コンプレックス作品に使うには粘着力が弱くて心もとない。
- グルーガン:紙同士の接着というよりは、針金の埋め込みなどの仕上げに使える。
- ヘアスプレー:やわらかい作品の形状記憶に利用可能。本当か?
- テープ
- セロハンテープ:使いやすいが安物は劣化が早く、時間が経つと紙に「染み」ができるので注意。
- 両面テープ:使い所が難しいがガッチリくっつくので、いざという時役に立つ。
- テープのり:使っている人を見たことがないが、要するに両面テープなので、何かに使える気がする。
- ガムテープ:巨大折り紙でだけ使われているのを見る。
- 針金
- スチールワイヤー:形状保持力は高いが錆びるので、長期間鑑賞される作品に使う場合はやや不安。
- ステンレスワイヤー:ほぼ錆びない。太いとものすごい硬い。ちょっと値段が高め。
- 地巻ワイヤー:糊付けしやすい。中身はたぶんスチール。よって錆びる。
- アルミワイヤー:根性がないのであまり役に立たない。
- クリップ:紙に癖をつけたり、のりが乾燥するまで形状をキープするために使われる。
- ゼムクリップ:薄いところにたまに使える。
- ダブルクリップ:パワーが強すぎて紙に跡が残りやすい。
- 目玉クリップ:パワーが強すぎて紙に跡が残りやすい。
- 洗濯バサミ:入手しやすいがギザギザの跡が残ったりする。安物はプラスチックがすぐに劣化して砕ける。
- ウッドピンチ:100均でも入手できるほど安価なものが多い、サイズがピンキリ。抑える力もピンキリ。予め選定しておこう。
- 逆作用ピンセット:基本的にはクリップと同じ使い方だが細長いので役立つときがある。
- ヘアピン:他に抑えるものがなくてしょうがなく使っている人を見たことがある。
- 磁石:厚い部分には向かないが、クリップで使えない作品の中心でも挟み込むことで圧えることができる。
- ひも:のりが乾くまで形状を保つのに使える。人物作品をぐるぐる巻きにするとミイラみたいになる。片腕だけに巻くと厨二病っぽくなる。
- ドライヤー:のりやウェットフォールディングの水分を急速に飛ばすために使える。また、ワックス紙をドライヤーで熱すると無駄な傷や折り目がある程度消えて綺麗になる。
- 電子レンジ:仕上げにチンをする人を見たことがある。効果等の詳細不明。情報求ム。
- ウェットフォールディング向け
- 雑巾:紙を湿らせるのに使う。紙の種類によっては色落ちする場合もあるので、使い倒せる安価なものが使いやすい。
- 霧吹き:100均のでもなんでもよい。
- 筆:安物は毛が抜けやすい。
- モップ:雑巾で濡らすのは大変なメートル単位の巨大作品の場合に便利。写真映えする。
- 裏打ち
- のり
- スプレーのり:3Mの55(あとで剥がせる)か77(しっかりめ)がおすすめ。用途に合わせて使い分けるとよい。換気をしっかりして使おう。
- セルロース系のり
- 酢酸ビニル樹脂系のり:水で薄めて使おう。
- 養生板:いわゆるプラダン。大きな紙を裏打ちできる場所というのはなかなかないので、大きめのものを1枚持っておくとよい。ホームセンターなどで販売している。大きいと持ち帰るのが大変。
- ハケ:なんでもよいが、安物を買うと毛が抜けまくって大変なことになる。
- アイロン:紙を貼り合わせた後にかけるとしっかりくっつく。波打ちやゆがみも解消できる。温度は低めに設定して、スチームを無しに設定して当てるとよい。アイロンをかけたあと紙は伸びるので、裁断はその後にしよう。先に裁断すると悲しいことなるぞ。
- 紙筒:裏打ちのときに片方の紙を紙包に巻いて転がしながら貼るとシワなく貼れる。特にスプレーのりでの接着に向いている。
- 裁断
- カッター:本体はともかく、刃は信頼できるメーカーのものを使うと良い。
- カッターマット:大きいものが1枚あると便利。案外高くないのでページの最後のリンクなどで買おう。
- はさみ
- 定規
- プラスチック定規:カッターで傷ついたり凹んだり欠けたりするので、金属のガードが付いたものがおすすめ。
- アルミ定規:軽くて扱いやすい。カッターで削れる可能性がある。
- ステンレス定規:重い。1m定規になるとほぼ武器。その重量でそのまま紙を押さえながら切ることができる。
- スチール定規
- 曲尺:使えそうな気がするけど使い所が難しい。
- Appleの純正アプリ『計測』:iPhoneの『iOS12』から使用可能。端末をかざすだけで簡単に紙の長さを計ることができる。mm単位で計れないので注意。
- 彩色
- 折る前に彩色する場合:アクリル絵の具や、黒なら墨汁を使うのが一般的か。平らな板の上で、刷毛や筆で塗る。この場合アクリル絵の具は水やCMCと混ぜて使われることが多い。こちらの方法は「折り紙」というものにこだわりがある人にもよく使われる印象。
- 完成後に塗る場合:アクリル絵の具や水彩絵の具などが使われる。筆で塗ることになるが、濡らし過ぎると紙が伸び、シワが寄るので注意。また、隙間があると塗りづらく、完成も汚く見えてしまうので糊付けはしっかりしておこう。
- その他
- 針金:困ったときにいろいろ便利。展示の際は持っていくようにしよう。
- スタンド
- アクリル板、棒:アクリル板に穴をあけてアクリル棒をさすとそれっぽいスタンドができる。
- ダブルクリップ:たまに台にしている人がいる。
- 両面テープ:展示作品が開いてきたときの応急処置に使える。
- 仕上げにチン笑 (2024-08-08 13:13:04)
- チンは草 (2024-11-18 18:58:02)
最終更新:2024年11月18日 18:58