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「-THE FIRST EXPERIENCE-君に伝えたいこと-」


作者:本スレ 1-710様

455 :-THE FIRST EXPERIENCE-君に伝えたいこと-:2012/09/01(土) 22:17:10

本スレ1-710です。
うちの子(設定スレ1-036)の台詞SSを書き上げましたので投下します
以下、属性表記です
 ・そんな描写は全くないけど、現代風ファンタジー(獣人変化もの)
 ・台詞のみでのネタ的SSです!そして、無駄に長いよ!
 ・登場キャラクターは、ウィル、エイシア、シルヴィアです
 ・ウィル16歳、エイシア13歳、シルヴィア12歳という年齢設定になっています
 ・一応、性的な基礎知識を教える…という厨的な展開&ネタを多分に含みます!
 ・でも、エロなしwエロ成分は極めて微小ですw
 ・背景設定等に関する補足ネタは創作してもらうスレ 1-285306
こんな感じですがよろしかったらどうぞ

456 :-THE FIRST EXPERIENCE-君に伝えたいこと-:2012/09/01(土) 22:21:28

「あのさ、エイシア、相談があるんだけど」
「……ウィル? ……何だよ」
「シルヴィアのこと、なんだけど」
「えっ! 何かあったのか?」
「いや、違うけど、そろそろね。
 精通とかさ、性的な事についての基礎知識位は教えておいた方が良いと思うんだ」
「……っ! でも……」

――ああ、やっぱりね……俺がシルヴィアに教えるって事とか、
      まあ、色々な面での抵抗感はあるんだよな……それは解るんだけどさ……。

「エイシア、君、精通、いつだった?」
「……そんな事、聞くな……君とした時だろ(10歳だったろ……)」

「だからさ、シルヴィアもう、12歳だし、今、教えておいた方が良いと思うんだ。
 いきなりそういう時が来たら、戸惑うし、可哀想だろ」
「それはそうだけど……」

「嫌? それと、できれば、君も一緒に聞いていて欲しいんだけど。
 俺が何を話すのか少し心配だろ?
 大丈夫、俺等が引き受けている、あの事が、ばれるような真似は絶対にしないよ」

「そんな心配、別にしてないけど……解った。一緒に聞いてるよ」

――【…それから暫くの後…】――

「これで、俺の話はお終い。まあ、知識として、知っておいて欲しいんだ。
 あんまり言いたくはないけれど、シルヴィア、君の容姿だと、君自身が望まなくても、
 そういう事、強要される可能性がないとも限らないし。
 ちゃんとした知識がないと、いざというときに、対処出来ないだろう?」

「うん、ウィル……その……色々と教えてくれて……ありがと……気を付ける……
 でも、まだ自分自身には、そういう事がないから……それに、男同士でもって……」

「ちょっとハードル高すぎた?」

「えっ! いや、そんな事ないんだけど!!
 僕も精通とか……いつか、近いうちに、そういうの、あるのかな……」

「そうだね。でも、何か変だなとか、不安だなって、思ったら、俺でも良いけど、
 まずは、エイシアに相談すると良いよ。年も近いしね」

「えっ、あ、そっか、そうだね」
「えっ、ウィル、何、言って……」

「あっ!! エイシアは、もう、精通、あったんだ……」
「……うん」

「じゃあ、やっぱり、僕よりもお兄さん、だね、何かあったら、相談しても良い?」
「うん」

「ウィル、あと、少し、聞いても良い?」
「何?」

「ウィルと……あと、エイシアも、もう、その……そういう事、した事あるの?」
「……えっ!! ……あ、……!!」

――エイシア……判り易い反応を返しすぎだよ……顔、真っ赤なんだけど……。

「うん、あんまり言いたくはないけど、俺はね、そういうの、した事があるんだ。
 最初はあんまり、気持ち良いとは思わなかったけどね。まあ、これは人それぞれだから。
 エイシアの方も、似たような経験を少しだけ、してるかな。
 それと、こういうのは、秘め事だから。
 あんまり、面と向かって、他の人に経験のありなしとか、聞かない方が良いかな」

「……えっ、あっ!! ごめん!! 二人とも、ごめん!! 変な事、聞いてごめん!!」

「良いよ、俺等の事は、気にしなくても大丈夫。これから気を付けてくれれば良いんだ。
 さて、そろそろ、夕飯の支度をしようか。
 シルヴィア、あと30分後位に、ダイニングに来てくれる?
 それから、エイシアには、手伝ってほしい事があるからさ、俺と一緒に、このまま先に、
 ダイニングまで来てくれるかな?」

「うん」
「解った」

――【ダイニングにて】――

「……ウィル……さっきは、本当に、ごめん……」

「良いよ。エイシア、俺の方こそ、君の事を上手くフォロー出来なくて、悪かったね。
 でも、あんまり、正直に反応を返しすぎないように、少しだけ、気に留めた方が良いね。
 今は、まだ、シルヴィアには、あの事、ばらしたくはないんだろう?」

「うん。本当にごめん……」

――エイシア? 本当に泣きそうだな……。

「あと、エイシア、君の方にも、いつも辛い立場を背負わせていて、ごめん。
 何かあったら、何時でも俺に言って? 
 本当に辛い気持ちで、一杯になって、どうしようもなくなる前にね、
                  何時でも俺のところに相談に来て良いんだよ?」

「……ウィル、……本当にごめん……」
「もう謝らなくて良いよ。さ、涙ふいて。
 シルヴィアを待たせたくないしね、夕飯、作り始めようか。何が食べたい?」

「……うん、……ウィル、あのさ、……後で君の部屋に行っても良い?」
「もちろん、夕食が終ってひと段落したらね、その後でおいで」

「……ありがとう……」
「別に気にしなくて良いよ」

――エイシア……俺が君の事を、このまま放っておけるわけなんか、ないんだよ。
                言葉になんかしないけどね、いつも君の事を想ってるよ――

【END】

お付き合いいただき、ありがとうございました!
厨的成分満載だけど、3人それぞれの反応を書いてる間が、ものすごく楽しかったよ!!
皆様、素敵な萌えネタをありがとう!
そしてこれからもどうぞよろしく!

※wiki収録後に、一部修正を加えました。


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最終更新:2012年12月29日 16:52