「-TO YOU-君に贈る-」
作者:本スレ 1-710様
50 :-TO YOU-君に贈る-:2013/01/03(木) 21:58:45
本スレ1-710です。
うちの子(設定スレ1-036)の台詞SSを書き上げましたので投下します
以下、属性表記です
・そんな描写は全くないけど、現代風ファンタジー(獣人変化もの)
・台詞のみでのネタ的SSです!そして、無駄に長いよ!
・登場キャラクターは、エイシア、エドワード(製作者の人)です
・エイシア6-7歳、エドワード 37-38歳(ちなみにウィルは9-10歳)という年齢設定になっています
・でも、エイシアさんの精神年齢は、外見年齢よりも上です(17歳時点とあまり変らない気もw)
・そして、エイシアさんは6-7歳になってから、ウィルさん、エドワードさんと暮らし始める前まで
2年程、他人の家に里子に出されてましたよ……という背景設定が前提になっています
・またも当然のようにエロなしw
こんな感じですが、よろしかったら、どうぞ
51 :-TO YOU-君に贈る-:2013/01/03(木) 22:03:14
「エドワード、もう一度、聞きます。なんで僕の衣装がドレスなんですか」
「いや、今度のニューイヤーパーティーは女性同伴じゃないと出席出来ないからさ……」
「僕は女の子じゃありません!」
「あ、ドレスの方は、ウィルが君の為に選んでくれたものだから。
似合わないとか、サイズが合わないとか、そういう事はないと思うよ」
「そうじゃなくて……。
この格好で、ニューイヤーパーティーに同席するのは嫌だって、言ってるんです」
「えーと、あのさ、その……(なんか、新年早々から泣きそうなんだけど……)。
エイシア、そんな顔するなよ……。
こんな女の子の格好は、ウィルがしたら浮くし、君にしか出来ないだろ」
「……でも、なんで……。そうまでして、このニューイヤーパーティーに出席するんです?
何か理由でもあるんですか」
「うーん。……やっぱ、まずかったかな。
ごめんね、エイシア、君、そんなに女の子の格好が嫌だったんだ。
本当は内緒にしておきたかったんだけど。
このパーティーには、ブラン・ディール夫妻が来るから」
「父さんと母さんが……」
「うん、君を育ててくれた人だからさ、やっぱり、久し振りに逢いたいかなって、思って。
でも確かに、女の子の格好で逢うなんて嫌だよな。済まなかった。
こんな形でも出席するかどうか、あらかじめ君に聞いておくべきだったね」
「エドワード」
「ん?」
「ありがとう。ありがとうございます!」
「そんな風に抱きつかなくても良いよ。出席するかい?」
「はい!」
「まだ少し時間があるから、念の為に、女の子用のダンスのステップも覚えておくと
良いよ。多分、ウィルも協力してくれるんじゃないかな」
「ちゃんと確認しておくようにします! では、また、後で……!」
「ああ、また後でね」
――こんなに嬉しそうな君の顔は久し振りに見た気がするよ。
まあ、完璧とは言い難いプレゼントだけど。エイシア、君の笑顔が大好きだよ。
ウィルも、僕も。君を大切にしたいと思ってるんだ。
いつも心からそう思っている。――
【END】
お読みいただきありがとうございました!
エイシアさんの方は、この頃からあまり雰囲気が変わらない気がしますw
そして、いつかお人形の小さなエイシアさんにもドレス着せるんだ……
※wiki収録後に、一部修正を加えました。
最終更新:2013年02月03日 21:50