366 名前:本スレ1-710、設定スレ1-036 投稿日:2013/10/27(日) 22:11:58
今晩は、
1-710 です
久し振りに人形ネタを2つほどロダにUPしてきました
どちらもネタ的なものですがよろしかったらどうぞ
以下、UPしたネタの概要等のご案内です
↓
その1:小さなアルシエルさん(お人形)にメイド服を着せてみた!
※一応、女装もの(過度な期待注意!)なので、サムネイルに表示されるのを
避けておこうということで、以前、自由に使うスレにてお知らせした台詞SSと
同梱パックにして再UPさせていただきました
※人形注意、女装注意
※台詞SSは前回UPのものからの変更なし
同じ台詞SSを再びDLしていただく事になり大変申し訳ないのですが
どうかご容赦ください
--------------------------------------------
-メイド服とアルシエルさん-
・そんな描写は全くないけど、現代風ファンタジー
・台詞SSの割には結構?長めのストーリー
・登場キャラクターは、アルシエルさん(15歳)、メサイアさん(18歳)です
・二人が設定スレ1-036の子(エイシア、シルヴィア)の事も少しだけ?会話してたりします
・エロなし、でもって女装注意!説明的な長台詞にも注意!
・加えてちょい腹黒かつ真性で、甘めな展開にも注意w
-----------------【 以下、本編 】-------------------
『――片方の足を半歩後ろに引いてから。
メニューブックを片手に持ったまま、空いているもう一方の手でスカートを摘んで。
少し膝を曲げて、相手に向かって軽く一礼してからご挨拶だよ』
そうやって、エイシアさんが、ううん、違う、エイシアが立ち振舞いを教えてくれたから。
このメイド服――折角、今、ここまで一人で、ちゃんと試着したんだから、もう一度くらい、
立ち振舞いも含めて練習しておいた方が良いのかな……。
――足を半歩後ろに引いて、スカートを軽く摘んで、一礼して。
それから、顔を上げて、笑顔でご挨拶――だったよね――。
「おかえりなさいませ、ご主人様」
「「!!!!」」
「――っ、(メサイア!! なんで、今、此処で、この部屋のドアの前に、
僕の目の前に、メサイアが居るの――)―――!!!!!」
「……!!」
「――ご、ごめんなさい、ごめんなさい! 僕……!!」
「……アルシエル!?」
「ごめんなさい!!!」
「待って」
「!!」
「謝らなくて良いよ。どうしてこんな風になっているのか、何となく推測は付くから」
「ごめんなさい……僕……こんな格好で……本当に、本当に、ごめんなさい……」
「謝らなくていい。服装とか、そういうのは、気にしていないから。大丈夫」
「……でも、驚いたよね、メサイア、本当にごめんなさい……」
「本当に大丈夫だから。それに、いつも言っているけど。
アルシエル、そんな風に謝らないで。俺にはそんな風に気を遣わなくて良いから」
「……メサイア……ありがとう」
「ところで練習はしっかりできた?」
「あっ、うん、エイシアさん……違った、エイシアが教えてくれたから。もう大丈夫。
折角、文化祭で、こういうちょっと変わった服装でカフェをやろうって、クラスの皆で
早めに企画を立ち上げたから。だから、僕も出来ることをしっかりやろうと思って」
――どうやら推測していた状況からは大きく外れていないようだな……。
やはり、エイシアが関わってたのか。
「……少し大変そうな気もするけど……アルシエル、君は大丈夫?」
「うん、大丈夫だと思う。あとね、学年が違うのに、エイシアさんも手伝ってくれるんだ」
「それは……良かったね」
――女の子の格好をする事に抵抗はないのかって、聞いたつもりなんだが。上手く伝わらな
かったか? 本当に大丈夫なんだろうか? 君が辛い思いをしなければ良いけど……。
いや、良くないだろう。アルシエルが大勢の前でこんな格好するなんて見ていられない。
「あ、それからね、僕等、学年が低いクラスの生徒だけじゃ大変だろうから、上級生のクラス
からも何人か手伝えるようにって、クラスの皆や、先生方とも調整してくれていて。
あと、エイシアさんが、当日も僕と同じ衣装を着て手伝うからねって、言ってくれたんだ」
「そうか……」
――エイシア、やはりあいつ、無能すぎるだろう。何故、あいつも一緒に女装する方向のまま
で、企画を進めてるんだ。女装を止めさせるっていう選択肢は無かったのか。
いや、でも……今、この時点で、こういう役回りを、アルシエルだけに担わせなかったと
いうのは、彼を誉めるべきなのか……。
「うん、僕も本当は上手く出来るかどうか、とても心配だったから、すごく助かる」
「シルヴィアは?」
「あ、シルヴィアは執事さんの格好をする事になってるんだ。
クラスの男子が皆、全員で、女の子の格好をするっていうのも、やりすぎなんじゃないか
って、エイシアさんが言ってくれて。何人かは執事さんの格好をするんだよ。
エイシアさんは、そっちも手伝う事になっていて、少し大変そうだから心配なんだ」
――あいつ、エイシア……本当に無能なんだか、それとも、それなりに有能なんだか……。
全くもってよく解らない……。
「エイシア……か、彼はきっと大丈夫だよ。上手くやってくれると思うよ」
「うん、メサイア、ありがとう、そうだよね、僕も頑張るから」
「……その……そうだな」
――君が女の子の服装をしなくても済むようになると良いと思ってる。とは、今、この場
では伝えられない……かな……。
まあ、でも、アルシエルには後で適当な理由を伝えて、事が収まるまで、当分の間、
学校に遣らないようにするか。
あと、エイシア、あいつにも、その事を伝えておくか……。
全くもって面倒な事になったな……。
「……? メサイア? どうかした?」
「いや、何でもない。それから、アルシエル、君、
エイシアやシルヴィアからは、アーシェ、って呼ばれてるんだったね」
「……うん、そうだけど……」
――俺も、そう呼んでも良い? と、伝えても大丈夫だろうか?
「でも……本当はそう呼ばれるの、嫌……」
「アルシエル?」
――本当はそう呼ばれるのが嫌なのに、今までずっと、
皆にそう言えなくて、止むなく、受け入れてきたってことか?
「……違う……違うよ、メサイアには、
メサイアにだけは、僕の事、ちゃんと名前で呼んで欲しい……から……」
「……アルシエル、俺もだ。俺も、君にはちゃんと名前で呼んで欲しい。
アルシエル、君の事が好きだよ。愛している」
「……メサイア、僕もメサイアの事が好き。愛してる、から……」
――アルシエル、本当は、君には、俺だけのものでいて欲しい。だからずっと俺の傍に居て。
学校に行くのも止めてほしい。それに、女の子の服装をするなんて、俺以外の奴が目に
するような状況下では絶対に止めてほしい。と伝えたら君はどんな顔をするんだろうか。
なんて、伝えられる訳ないか。そんな事を言うつもりも全くないけれど。
でもね、アルシエル、本当は、それ位、常日頃から君を、君の事をたった一人で独占した
いと思う程に、俺は君の事が好きなんだ。心から愛している。
「アルシエル、君が、好きだよ」
【END】
----------------------------------------------
はい終了-!
ということで、メサさんは、アルシエルさんの服装が変わっても、現代版に設定が変わっても
結局いつもと変わらないw
盲目的に一途かつ、ちょい?腹黒な感じになりましたw
そして、この後、更にどうなったのか……と考えると、それはそれで、メサがますます腹黒で
痛い感じに……なってる気もしますw
これに懲りずにまたお付き合いいただけると幸いです
かなり駄文的かつ、ネタ的な台詞SSにお付き合いいただき、ありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
最終更新:2013年11月02日 00:23