149 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/18(月) 17:54:37
>>147
アルカーブ「・・・今度は刀持ったナイト様かい!?味な真似をしてくれるぜぇ・・・!!」
アスケラに集中していたため、加勢には対応がしきれなかった。
アルカーブ「・・・そんなら、その身をもって刻めよやあぁぁ!もういっちょ、聲劉怪音衝!!」
セレネの疑問は直ぐに解決されるだろう。アムドゥスキアスがMOONに向けて放つ音波攻撃によって!!
150 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/18(月) 18:09:28
>>149
「……っ。……う!?」
最初、何が起きたのか解らなかった。空気が振動しているのだ。
空気を裂くような耳障りな音が一瞬。それによって
THE MOON装甲がガリガリと削られていく。
「超音波かなんかか?……蚊を撃ち落とすみたいな要領で」
【THE MOON:残りHP80%】
「効果的な攻撃や……。防御があまり意味をなさんからね」
音波が止んだすぐに奥義・月影で分身を伴いながらの乱れ三日月で反撃を行う。
151 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/18(月) 18:57:53
>>146、>>147
「それで良いよ。力を合わせてあいつをやるんだ」
そう言って、
デュネイアスは立ち尽くす
辺りにはおびただしい数のスクラップが転がっていた
そして、アムドゥスギアスの方に向き直る
二人への対応を気にしているうちに攻撃を仕掛けるつもりだったのだが、流石にそこまで甘くはない
「仕方ない……か」
奇襲がダメなら正攻法で戦うしかない
アリスには彼を一人で圧倒出来る自信はなかったが、彼女は一人ではない、信頼出来る仲間がいる。
「いくよ、デュネイアス」
意を決したとばかりに、一歩を行く。
一瞬で自らの距離に入ると、抜き身の刀による上段斬りを放った
154 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/18(月) 20:15:40
>>150
アルカーブ「・・・・・・分身殺法か。ナイトの癖にニンジャみたいな事しやがるせ・・・!」
ここは相手の出方を伺うのが一番と判断したアルカーブは防御に徹する。
【アムドゥスキアス残りHP88%】
>>151
アルカーブ「何ぃ!?もう一人いやがったか・・・!!」
MOONの攻撃を受けた直後に、それに続かんとばかりに襲い来る斬撃。流石のアルカーブとて、連携には弱いようである。
アルカーブ「・・・・・・少し、てめぇらを舐めてたようだな。こっちも本腰を入れねぇとな!!」
【気合】
彼の闘気・・・否、生命力を吸うようにしてアムドゥスキアスは装甲を少しずつ回復させてゆく。
アスケラ「あれは・・・・・・、上級闘士にしか出来ない“闘気転甲”!?」
アルカーブ「――こう見えても、俺も六士族の一角の長なんでねぇ・・・・・・!!」
【アムドゥスキアス残りHP80%→86%】
アルカーブ「アスケラぁ、往くぜ・・・・・・・俺の拳ぃぃぃぃいい!!!」」
アムドゥスキアスは一気に
アンドロマリウスへ接近し、聲劉激震音破を撃ち込もうとする。
155 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/18(月) 20:43:04
>>154
「再生能力備えた機体か。やはり、実際に剣を当てやん事にはらちが明かんか」
三日月斬波の間接攻撃では有効打とはならない様だ。ここはリスクを犯してでも直接攻撃を当てに行きたいところだ。
セレネは接近する隙を探る
「アスケラ!!避けるんや!」
アムドゥスキアスの必殺の一撃がアンドロマリウスに迫っている
156 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/18(月) 21:03:04
>>108
「ふみ……確かに、それが最善と言えまするか」
状況を見れば、これ以上自分達が率先して戦う理由はない。
ならば今は後々のために様子見を行うのが最善の策かと、
レヴィアは状況の観察に専念し始める。
……少しでも此方に牙をむくならば、それ相応の礼をするのは勿論だが。
>>154
格納庫から
ディアビスを飛び立たせエルトロスは、一路モプートへと飛来していた。
と、その時突然、彼女の煌波によって拡大された知覚領域が強烈な圧迫感を感知する。
その圧迫感は、直ぐ傍に居るメランも戦闘時に放つ力……即ち、闘気。
「……これはまた、何とも分かり易い目印ね」
遙か遠方からでもハッキリと感じ取れるほどの強烈な闘気に、エルトロスは僅かに冷や汗を浮かべる。
「これは、急がないと出番がなくなっちゃうかしら?」
それでも、エルトロスは不敵な笑みを消す事無くディアビスを戦場へと急がせる。
臆せず、怯まず、あくまで威風堂々と。それこそが自分だと言わんばかりに。
163 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/18(月) 22:01:08
>>154
「まずい・・・」
アムドゥスキアスの豪腕がアンドロマリウスに迫る
その時アリスのとった行動は・・・蹴りだった
アムドゥスキアスに思いっきり蹴りを入れることで、打点をずらすというのだ
さらにその反動で、アンドロマリウスを後ろに押した。
その時の衝撃で不恰好に吹っ飛んだが、すぐに起き上がる。
【残り耐久91%】
165 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/18(月) 22:45:22
>>155>>163
アスケラ「ダメっ・・・・・・・避けきれないっ!!?」
絶対絶命か・・・その時、アリスの機転のよって事態は急変する
アルカーブ「のおぉぉぉわッ!?・・・・・・またしても邪魔されたか。流石の俺でも4対1じゃあ・・・ねぇ・・・」
アンドロマリウスだけが相手ではない。MOONもデュネイアスも雷姫も自分に向かっているのである。
アルカーブ「それなら、一気にケリをつけるしかねぇか!ハァァァァァァァァァァァァアアア!!」
アムドゥスキアスに異常なまでの闘気が集まる。
アスケラ「・・・!?これって・・・・・・」
アルカーブ「聲劉拳奥義・聲劉霊魂音撃!!!」
アムドゥスキアスから強力な超音波が発せられ、向かってくる全ての相手を破壊せんとする。
アスケラ「いやぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ・・・!!?」
その攻撃の前に、アンドロマリウスは跪いてしまう。
【アンドロマリウス残りHP45%】
【アムドゥスキアス残りHP81%】
166 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/18(月) 23:05:10
>>165
「……っ!?ぅっ!……みんなを。やらせる訳にはいかんよ。……動け!」
アムドゥスキアスの広範囲の音波攻撃。気合いでTHE MOONの右腕を動かし、今なを音波を発し続けるアムドゥスキアスへと夜光剣をブーメランの様に投擲する。
全ては仲間を守る為に
【THE MOON:残りHP60%】
167 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/18(月) 23:12:47
>>165
「・・・くぅぅううぅ」
とっさに念動フィールドを発動させるが、音の攻撃の前では無力
デュネイアスへのダメージよりアリス本人へのダメージのほうが大きい
アリスも普通の人間よりは鍛えているが、この一撃は屈強なアスケラすらも片膝をつかなければならないもの
二年前まで温室育ちのお嬢様であったアリスに耐えられる道理がなかった
「・・・たすけ・・・」
救いを求めるように左手を前に出す。
【残り耐久72%、自己修復機能発動】
168 :名無しになりきれ:2011/07/18(月) 23:19:46
>>165
「……何あれ、四対一でなお拮抗するとか何の冗談よ」
漸くモニターに捕らえたそれは、正に尋常ならざる事態。
あちらの黄色い機体は知らないが、自分が知る限り残り三機は決して弱い存在じゃなかった筈。
否、むしろ自分の知る勇者に勝るとも劣らない存在だ。
それを相手取ってなおあれとは……これは早く助けに入る必要があるだろう。
「メラン、最大加速で突撃させな──」
「おうおうおう! これ以上アルカーブ様の邪魔はさせんぜ!」
「ここから先に通りたければ俺達を倒してからにしな!」
「──ああもううざったい! メラン、さっさと片付けなさい!」
突撃しようとするディアビスを邪魔するように進路を塞ぐ四機の
サブナック。
急ぎの状況での邪魔立てに、エルトロスは怒りも顕わにメランへ殲滅の命を下す。
「「「「燃え尽きろやぁぁぁぁぁ!!」」」」
直後、吹き荒れる火炎放射の雨あられをかいくぐり、ディアビスは舞い踊る。
先ずは前方直ぐ近くのサブナックにボディーブローからアッパーカット。
続けざまに次のサブナックへは突き蹴り、ローキック、回し蹴りのコンボ。
そのまま独楽のように周り、更に別のサブナックへ肘打ちから裏拳を放ち正拳突き。
そして最後のサブナックには一瞬で懐に入り込んでの背負い投げから踵落とし。
これらを一呼吸の間に流れるような動作で一気に叩き込む!
「「「「ごべらば!?」」」」
「こっちは急いでるんだから、時間取らせるんじゃ無いわよ!」
エルトロスは次々と弾ける火花に振り向きもさせない。
そして、ディアビスはアムドゥスキアスへと漆黒の杖を構え突貫する!
169 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/18(月) 23:30:26
>>167
「……アリス様。大丈夫ですか?私は見た目より頑丈なもんで、意外と体は動き……ますんよ」
そうは言っても体内に全くダメージが無い訳では無い。そう何度もこれを食らう訳には行かなかった。
だが、恐らく一番動けるのは自分であろう。アリスやつばめには耐え難いはずだ。仲間を助ける。その一心で先程ブーメランとして投擲した夜光剣を掴み直す。
「……アリス様。駄目そうなら下がっててください。私はいきます」
要するに“その程度で弱音をはくなら帰れ”とアリスに檄を飛ばす。
まだまだセレネは痛む身体に鞭を打って闘う姿勢を崩さない。
170 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/18(月) 23:35:52
>>166
アルカーブ「・・・少しは避てみせねぇと、な。」
アムドゥスキアス動きが早くなっているのを感じるだろう。これは闘神機が操縦者の闘気次第で性能が変化するからである。
>>167
アルカーブ「それで助かるんなら、軍隊はいらねぇよなぁぁぁああ!!」
トドメを刺すべく、聲劉怪音衝をデュネイアスに向けて放つ
>>168
アルカーブ「ぐっ・・・また新手かよぉ!?」
サブナックを一掃して向かってきたディアビスに驚く。その機体からは、また異質な闘気を感じた。
アルカーブ「てめぇも落ちやがれ!聲劉怪音衝!!!」
反撃にすかさず聲劉怪音衝をディアビスに撃つ。
【アムドゥスキアス残りHP76%】
172 : ◆RwKPe43EuA:2011/07/18(月) 23:37:34
>>165
「なっ……!?」
せめてもの援護にと、アムドゥスキアスの死角から電撃チャクラムを放とうとした矢先、
凄まじい音波のエネルギーが全周囲に向けて放たれた。
「ふ…くあぁぁぁぁぁあッ!!」
装甲の隙間から火花が散るや、全身をビリビリと突き抜ける衝撃。雷姫は一瞬だけ上体を海老反らせて踏みとどまろうとするが、やはり容易く弾き飛ばされてしまった。
173 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/18(月) 23:45:40
>>169
「わっ・・・私は・・・逃げない」
とは言え、体中に走る痛みで動くことすらままならない
逃げたくても逃げれない、というのが正しい答えなのかもしれない
>>170
「まっ・・・」
追撃の攻撃が発動するのがみえる
まさに絶体絶命……動くことすらできないアリスにその攻撃が避けられる道理がなかった
174 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/18(月) 23:46:33
>>170
「やらせねぇよ…」
アルカープの攻撃はデュネイアスを完全に捕らえていた。
しかし、それは当たることはなかった。
その場にいるはずのデュネイアスがいなかったからである。
デュネイアスは離れた場所にいた。
ー忍者のような機体に抱えられて。
「お嬢さんわりいけど…この子抱えて離れといてくれねえかい…」
レヴィアにそう話しかけるパイロットーその名はー
175 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/18(月) 23:47:07
>>172
アルカーブ「おいおい、さっきの威勢は何処に行ったんだい・・・お嬢ちゃん」
他の機体に比べて、雷姫へのダメージは大きく見えるだろう。それは多分、パイロットの悲鳴を聴けば分かる。
アルカーブ「そろそろ、仕舞いしようか・・・聲劉怪音衝!!二人まとめて逝きな!!!」
絶体絶命の風雷姉妹に音波攻撃が迫る!!これは誰かが守らなくては撃墜してしまう恐れもあるかもしれない
176 :名無しになりきれ:2011/07/18(月) 23:51:29
>>170
最大加速状態での前方からの攻撃、それは到底回避不能な物。
ならば……そう、回避不可能なら最初から回避を考えなければ良い!
「ぐぅ……耐えきりなさいディアビス!」
Dテリトリーを貫かれ全身の装甲に無数の傷を付けながらも、
止まる事無く駆け抜け音波攻撃を突き抜けるディアビス。
そしてその加速度のまま一気にアムドゥスキアスへ肉薄、
漆黒の杖……選定杖メランを横薙ぎに振るう!
【ディアビス:残HP60%】
178 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/18(月) 23:54:52
>>175
「……うっ!!」
風姫雷姫への音波攻撃にTHE MOONが盾になる。とっさに体が動いた。
対エネルギーコーティングのマントを盾にしながらも、音波に身体を切り刻まれていく
「っ……生きてるか二人とも?」
剣を杖にして、今にも倒れそうなTHE MOONが居た。このままでは長くは持たないだろう
【THE MOON:残りHP30%】
179 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/18(月) 23:58:54
>>174
しかし、攻撃は当たらなかった
大分体力の消耗をしたものの、間一髪のところで、以前連邦軍と戦っていた忍者のような機体に助けられていたからだ
「・・・ありがとう」
はぁはぁ、と息を整えながら通信を行う
「でも、大丈夫。私は戦える・・・」
アルカーブの挑発と、見知らぬ誰かに助けられた、という状況が彼女に火をつけた
念の質は先ほどよりも遥かに上昇し、損傷が大きかったデュネイアスも自己修復機能で見る見るうちに再生していく
「・・・参る」
デュネイアスの空間転移装置を用いた瞬間移動で、アムドゥスキアスの背後に出現する
そのまま壱の太刀──雷光をまとった居合い切りを放つ
【残り耐久64%】
>>178
「騎士さん・・・離れてください!」
爆発的な加速力とともにケイトが超遠距離から、アムドゥスキアスを狙撃する
そうしているうちに、
アインツェルが有視界距離に入る
「こいつらがこんなことを・・・ゆるせません!」
ケイトは怒りの表情をアルカーブに向ける
ツインビームソードを構え、いつでも応戦出来る状態で佇んでいた
180 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/19(火) 00:04:35
>>173>>174
アルカーブ「消えやがった・・・だと・・・」
刺される筈のトドメはデュネイアスには当たらなかった。それは
ムラマサが掻っ攫ったからである。
アルカーブ「てめぇぇ、ニンジャみたいな真似しやがって!邪魔すんじゃねぇ!!」
>>176
アルカーブ「クソっ・・・!これだけ数あいりゃあ対応がしきれねぇ・・・、な」
横薙ぎの杖を喰らい、アムドゥスキアスは飛ばされる。
【アムドゥスキアス残りHP72%】
アルカーブ「畜生、束になって俺をやろうってんなら纏めて返り討ちにしてやる!!!」
怒りを露わにしたアルカーブは聲劉霊魂音撃を再び放とうとする。
>>176
アスケラ「せ、セレネェェェェ!!よくも・・・よくもアタシの友達を・・・!これ以上は・・・やらせない!!はぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
【気合】【熱血】【必中】【不屈】
アスケラの怒りは有頂天に達した。アンドロマリウスは過剰なまでに闘気が膨れ上がり、機体の一部が紅色に変わる。
アスケラ「お願い・・・みんな力を貸してッ!!」
彼女は奥義を必ず当てるために、皆に協力を要請する。
181 : ◆RwKPe43EuA:2011/07/19(火) 00:08:02
>>175
「ひ…!」
「ぅ…ぁ…?」
体勢を崩された雷姫と、意識を朦朧とさせながら横たわっていた風姫は、
共に音波に包まれ、激しく吹き飛ばされてしまう。
「ひぁあああああああッ!!」
「あ"ぁぁあぁぁぁぁッ!?」
ガゴンッ。
直後、つばめの背中を強烈な衝撃が見舞った。
風姫と雷姫は、不運にも焼け残った造船場の壁に激突してしまったのだ。
「ひぐぅッ!? ふぁ、あ、ふゅゅぁぁぁぁぁぁッ!?」
「ぅあ"ぁぁぁぁぁぁうッ!! あ"ぁあ"ぁぁぁぁぁッ!!」
ミシミシ! メキィッ!
音のエネルギーで壁に押し付けられる2機は、まるでマグネットで吸いつけられたような宙吊り常態、
雷姫に至っては逆さまの常態で身をくねらせて悶絶する。
>>178
そのとき、セレネの機体が割って入り、自分達を庇うすがたが
衝撃に揺れるつばめの視界にはっきりと入った。
「んぐぅンッ…!! せ、セレネ、さ……!!」
逃げて、と、つばめはそう言おうとしているのだ。
事実、MOONの装甲は軋みを上げ、今にも砕けそうな様子を呈している。
182 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/19(火) 00:17:21
>>180
「んなこと知るかよ…俺はただ女の子が野郎に殴られてんのが許せなかっただけだ」
レイは前回の
メガリオンとの戦いのときと違い、怒りを表していた。
「テメェが他の野郎を殺ろうが殺るまいが関係ねぇ。はっきし言って関わるのも面倒だ。」
「だが…」
その時、ムラマサはすでにアムドゥスキアスの背後に背を向けて立っていた。
「美人いじめて楽しんでる野郎は俺の敵だ」
ムラマサはアムドゥスキアスの両脚に斬魔刀を突き刺した。
183 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/19(火) 00:22:43
>>180
横薙ぎの一撃を振るった勢いのまま、
アムドゥスキアスの横を一気に駆け抜けるディアビス。
「この世界には『塵も積もれば山となる』って言葉があるのよ!」
そしてエルトロスはギリギリと歯ぎしりしそうな表情でそう吐き捨てる。
──私が塵なんて不本意極まりなけれどね!
彼女の山のようなプライドに、甚大なダメージを与えながら。
「そう言った訳だから……任せときなさいアスケラ!!」
アンドロマリウスに通信を入れながら、ディアビスをバレルロール反転。
急制動を掛けつつ杖を砲撃形態に移行し、そのまま漆黒の閃光を撃ち放つ!
必殺の意思を込めつつも、その意図はあくまで──足止めだ。
184 : ◆rJzb6vv1uA:2011/07/19(火) 00:37:33
トウジは迷っていた。なにに?戦闘に参加することにだ
セレネやアリスと一緒に戦うということは、トウジは頭では理解しようとしても
心がそう簡単に理解できる問題ではなかった
出撃したトウジはただ戦場で立ち止まっているだけだった
前や後ろどころか右も左もいけないのはトウジの心をうつしているかのようだった
クーガー少佐の罵声にも一喝し、頑に戦闘を拒否しているように周りには見える
「……俺はどうしたらいいんだ」
いつものトウジなら静香やつばめとの再開に喜び、歓迎していただろう……だが
「くそ……くそ……」
187 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/19(火) 00:59:50
>>184
「話は聞いた、大暴れしたそうじゃないか……全く」
機体が出撃でき無い為ユーリは今回の戦闘には参加できなかった、だからこの非常時で艦内に残っていたのだ
呆れを軽く含んで微笑みながら、左手に持った紙コップを揺らす
「世界が違えば立場も違うだろう?」
薄っすらと笑っていたその表情は霞のように消えてしまう
スッと細くなった目つきは刃のように鋭く、目の前の彼の弱さを射殺すようだった。
「お前の考える正義の味方って奴は、こういうときはどうしていたんだ?」
188 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/19(火) 01:02:46
【その頃、DC残党サイド】
「ふぁ~……眺めているだけというのも中々に退屈でありますれば」
TEXチームが苦戦の様子にも、全く意に介さず欠伸をするレヴィア。
しかしどうやらアムドゥスキアスも此方に意識を割く余裕を無くしたようだ。
まあ、あれだけ集られれば已む無しかな、等とレヴィアは呟く。
無論、その間にもサブナックを噛み砕き押し潰す事は忘れては居ない。
……相手が居ないからと此方に向かってくるのが悪いのである。
「さてさて
アジュマーン様、レイ様が些か暴走している様子ですが……如何成されます?」
何時の間にかTEXチームと共闘しているムラマサをどうするか聞いてみる。
暗に、どさくさ紛れで撤退した方が良いのでは無いかという意を込めて。
189 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/19(火) 01:09:36
>>180
「もう役割は果たしたよ」
ヒュンという音と共に、再度の空間転移。音が届かなくなるほどの遠距離に無事着地する
「お膳立てはここまで・・・かな」
二度の空間転移と音を防ぐほどに歪曲率を上げた念動フィールドにより、彼女の念はすっからかんとなっていた
そのため、力が抜けたかのように膝をつく
「・・・あれは」
右往左往とする
テンペスト・ドラグーンの姿がアリスの目に写った
「わかりましたー!援護しますよ!」
連結型ビームキャノンをちょこまかと動きながら連射する
どれも凄まじい正確さを誇る精密射撃だ
「念動集中・・・」
お膳立て、とばかりに
シグルド改からはハイゾルランチャーが放たれる
どちらも音の攻撃からは射程外の遠距離射撃。相手側をいらだたせるには十分なものだ
>>184
「何やってるんですかトウジさん!援護お願いしますよ!」
ケイトは援護射撃を繰り返しながらトウジに呼びかける
数少ない遠距離射撃を持つTEXチームのメンバーが何もしていないことにケイトは憤慨していたのだ
「その女の言うとおりだ。私を恨むのはあなたの自由だが、この現状に何も思わないのか?」
アリスがやっていた粛清よりも酷い現状。
これを見て、トウジが何も感じないはずがなかった。
「それとも、あの時の私へぶつけた恨みはパフォーマンスだったのか?」
挑発するようにアリスはその言葉を口にする。
190 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/19(火) 01:38:33
>>188
アジュマーンは機体を前に出す。
「今更奴に死なれるのは本意ではなかろう」
右手にシシオウブレード。左手にグルカナイフ。
「若造、貴様の思い通りに相手になってやろう!!」
2脚で地面を蹴り、アムドゥスキアスへ弾丸の勢いで接近。
「コード・キリングアサルト……!!」
シシオウブレードが振りかぶられる。しかしそれは囮。それを回避すればグルカナイフが胸を抉る位置に走る。
191 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/19(火) 01:43:42
>>181
「私は……大丈夫や。……そんな事より雷姫の修理装置あるやろ?……それを使って二人とも早く動ける様になるんや。このままやったら死ぬで?」
セレネは一歩も退かない。ここをどけば静香とつばめはやられてしまう。
自機の状態も省みず、喜んで盾となる
>>180
「何とか無事……や。決めてしまえアスケラ!」
THE MOONは質量を持った黒い分身を作り、アムドゥスキアスへ突撃させる。
「夜光剣、雪月花や……!」
さらに分身達はアムドゥスキアスのそばまで接近すると全て誘爆し、目眩まし効果の付随した黒い爆発を起こす
隙を作る援護にはなるだろうか?
>>184
「トウジクン達、連邦軍のみんなが来てくれたんやね」
味方の増援にほっと安心する。充分な遠距離からの砲撃機にまでは音は届かない。これを倒すにはドラグーンの火力がもってこいであった。
「トウジクン。……駄目なんか?」
192 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/19(火) 01:57:31
>>182
アルカーブ「のわっ!?」
足元を狙うレイモンドの読みは当たっていた。足元を掬われたアムドゥスキアスは動きが止められてしまう
【アムドゥスキアス残りHP71%】
>>183
アルカーブ「ガハっ・・・!どうやら、そうかもしれねぇぜ・・・・・・」
足が止まっていては回避も出来ない。ディアビスの攻撃は更なる足止めとなるだろう
【アムドゥスキアス残りHP69%】
>>179
アルカーブ「ツァァァアアア!!背後からかよッ!!?」
空間転移からの一撃は予測出来る筈がなかった。雷光の一閃はアルカーブを痺れさせる。
【アムドゥスキアス残りHP64%】
>>189
アルカーブ「チッ・・・あんな豆鉄砲、いつもなら目を瞑ってでも避けられるんだがな・・・!!」
身動きの取れないアムドゥスキアスにとって、アインツェルの狙撃もダメ押しの一撃となった。
【アムドゥスキアス残りHP61%】
アスケラ「アリスさん、ここまで付き合わせてゴメンなさいっ!でも、絶対に無駄にはさせないッッ!!!」
>>190
アルカーブ「・・・今更出て来て、美味しいトコ獲りかよッ!!?ぐわぁッ!!」
【アムドゥスキアス残りHP55%】
>>191
アルカーブ「目、目がぁぁぁああ!!?」
目眩ましの一撃は戦闘能力の高いアルカーブでも、アムドゥスキアスの運動性を下げてしまうだろう。
アスケラ「セレネ・・・ありがとう。その想い、受け取ったよ!!」
アルカーブ「あぐぐ・・・お、おのれぇ!!!」
アルカーブは闘気を燃やし、再び『闘気転甲」でアムドゥスキアスの傷を癒やそうとする・・・・・・
【アムドゥスキアス残りHP50%】
194 : ◆rJzb6vv1uA:2011/07/19(火) 02:05:36
>>187
「ユーリか……俺の考える正義の味方か……なんだろうな、わかんねぇや」
トウジはユーリからの通信にぽつりとそう応える
「ただ……こんなヘタレた野郎じゃねぇことは確かだな」
顔に少し覇気が戻る
「何やってるんですかトウジさん!援護お願いしますよ!」
ケイトの声、目の前には燃え広がる街がある
「俺の村と同じ……」
過去の辛い記憶が蘇る
「その女の言うとおりだ。私を恨むのはあなたの自由だが、この現状に何も思わないのか?]
「ああ、思うね。お前をぶっ殺してやりたいってな」
トウジの声に怒りが満ちていた。だけどテンペストの視線はアリスではなく燃え広がる街を見据えている
「過去のことに足を引っ張られるのはもういい……アリス、お前が俺の敵じゃないというなら、俺はもうお前を倒そうとは思わない」
ゆっくりとひと呼吸おく
「だが、詫びは入れてもらう……俺にじゃねぇ!お前が焼いた村のみんなにだ」
トウジはそれだけいうとドラグーンを急加速させる
>>191
「セレネ……お前はしちゃいけないことをした。だけどな、一番傷ついたあいつならなんて言ったか……
『セレネ!無事でよかった!』って無邪気にはしゃいでるだけだろうぜ。
だから俺もあいつ流にいくぜ!……セレネ、すまなかったな。よく生きてた……また一緒に戦おうぜ!!」
トウジの顔は笑っていた。悪い物が全てはがれ落ちたかのような爽やかな笑顔
急停止、腰のビームキャノンが唸りをあげ、エネルギーが高まる
【トウジは'必中'を覚えた】
「I never missed!!この攻撃ははずさねぇ!」
アムドゥスキアスを極大のビームが飲み込もうとする
>>192
「アスケラ……あれの復活祝いだ!派手にやりな!」
トウジは映像通信でサムズアップしてみせた
195 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/19(火) 02:12:11
>>194
アルカーブ「がはっ・・・!!まだ新手がいやがったか・・・」
テンペストドラグーンの必中一撃により、『闘気転甲』は未然に防がれ却ってダメージを負う。
【アムドゥスキアス残りHP45%】
アスケラ「・・・トウジくん、やっとらしくなったね!」
何かが吹っ切れたトウジロウに励まされ、アスケラの闘気は更に昂る。
アスケラ「みんなの力・・・想いを、この拳に変えて・・・・・・・」
アンドロマリウスの右手が真っ赤に燃え上がるように光って唸る
196 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/19(火) 02:13:06
アスケラ「究神武王拳!!!」
アルカーブ「がああぁぁぁはッ・・・!!?」
アンドロマリウスの全闘気を右拳に蓄えた究神武王拳が直撃し、アムドゥスキアスは壁にめり込むように吹き飛ばされる。
【アムドゥスキアス残りHP30%】
アルカーブ「くそっ・・・俺とした事が・・・ここまで追い込まれるたぁな・・・・・・」
???「・・・・・・音撃のアルカーブといえど、これ以上は無理があるか。」
アルカーブ「あ・・・アンタは!?」
アムドゥスキアスがいる壁の上に一人の男が立っていた。その男は老いているが、それでも滲み出る闘気はアルカーブよりも更に高い。
???「いでよ、我が闘神機・・・・・・
フラウロス!!」
アスケラ「この声は・・・」
男の声に応じるように出現したのは、アスケラの師匠の闘神機であるフラウロスであった。
アスケラ「黒龍先生!」
サウザンド「この馬鹿弟子がぁぁぁぁ!!"あの方"への反逆は死を意味するというのが何故わからんのだァァァ!!」
フラウロスはアンドロマリウスに急接近する。
【必中】【熱血】【気合】
サウザンド(・・・・・・済まぬな、アスケラ。ワシがヨハン止めていれば・・・)
サウザンド「たぁぁああ、武王雷冥脚!!」
この時、アスケラを知る全員に衝撃が奔っていただろう。今まで、アスケラの師として彼女を助けてきたサウザンドがアンドロマリウスに向けて必殺の蹴りを行ったのである。
アルカーブ「・・・・・・け、拳聖・・・先生・・・。あ、
アンタは・・・」
アスケラ「やああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあああんッ!!!」
電撃纏う強力な飛び蹴りに、アンドロマリウスは大きく吹き飛びアスケラは・・・
アスケラ「こ・・・、こくりゅう・・・・・せんせ・・・」
ボロボロのアンドロマリウスは地面に倒れる。ドサっと大きな音立ててアンドロマリウスの色も元通りの蒼色になる。アスケラの反応も無くなり、辺りが静まり返る。
サウザンド「・・・征くぞ、アルカーブ。」
アルカーブ「アンタ、アンタは・・・!?」
サウザンド「・・・・・・異論があるならば、ここに置いてゆくぞ。」
アルカーブ「くっ・・・!仕方ねぇか・・・・・・あばよ、てめぇら!!」
フラウロスに助けられながらアムドゥスキアス、そして辛うじて生き残ったサブナックは撤退した。アンドロマリウスをいなかった物のように無視をして・・・・・・
197 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/19(火) 02:14:18
- その時、世界を激震させるニュースがここにいる者たちにも回ってきた。市民の救助活動に専念していたカラヴィンカの二人にも。
レイカ「・・・そんな、オーストラリアが突然現れた浮遊大陸の攻撃で制圧されていますって!?」
エドガー「おぉ、何という事でしょうか・・・!!この映像にはあのトサカ頭の巨人がいますな。」
エドガーがニュース映像でサブナックの大群勢がオーストラリアの都市を攻撃しているのを発見した。そう、遂に"彼ら"がこの世界に現れてしまったのだ!
【フラウロス、アムドゥスキアス、サブナック撤退】
198 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/19(火) 02:24:46
>>192
「言っただろう、俺は侍ではなく兵士だと」
更に追い討ちをかけんとしたが、TEXチームからの被撃の可能性を考慮してアムドゥスキアスから離れる。
途中、横たわるムラマサを有無を言わさず担ぎ上げる。
「ウィリアムス、莫迦か、貴様」
レイに叱責しながら、それはお前のことだ、とアジュマーンは自嘲した。
>>197
アムドゥスキアスらが撤退するのを見送り、レヴィアに言う。
「退くぞ」
199 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/19(火) 02:35:45
>>194
「・・・分かっているよ。私は取り返しの付かないことをたくさんしてしまっているんだから」
虫けら、劣等種、彼女の歪んだ感覚は地球人への見下しというものしかなかった
それが何人もの地球人を不幸にした。彼女もまた地球人のクローンでしかなかったというのに
本来なら彼女も生きていて良い人間ではない。死後、天国にいけるなんて夢にも思ってはいなかった
「でも・・・私は死ねない」
──少なくとも、ソルを取り戻すまでは
>>195-197
「やったッ!」
マーシャルアーツで優秀な成績を修めていたケイトには、この一撃が完全なクリーンヒットであることが分かった
止め、とはいかないが、しばくら相手側も動けないのは明白だ。ここまでくれば、倒したのとほぼ同義
ケイトは追撃のために連結型ビームキャノンのエネルギーをチャージしていくのだが・・・
「えっ、どういうこと!」
突如出現したのは、ケイトも何度か共闘をした黒き巨人──フラウロスだ
それが突然。もう片方の青い巨人の方を攻撃したのだから、あっけに取られてしまう
「あの人達仲間だったんじゃ・・・ってえぇ!?」
そして、同時に飛び込んでくるオーストラリアが謎の集団に襲われているというニュース
そうこうしているうちに、アムドゥスキアスらが撤退していく
ケイトは信じられない、という表情でコンソールを叩いていた
「……行くよ、アスケラ」
アリスはなんとか念動力を操り、デュネイアスを再起動させる
アスケラの元にたどり着く前に、セレネも強引に回収していた
アスケラを抱き抱える姿は、まさしく天使のようである
「うぅ、あぁ・・・!痛っ・・・!ひゃあっ」
再度空間転移を行うつもりなのか、周囲の景色が歪む
無理に念動力を活性化させていくため、表情が険しい物になる
強引な力の行使は多少の苦痛が伴うものだ。かつてこのように力を消耗することはなかったため、アリスにとっては経験のない痛みであった
周りにまばゆい光がたちこめると、三機の機動兵器は場から消失していた
最終更新:2011年07月19日 22:33