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第0話 「プロローグ」 1

21 名前: 一応プロローグ的な何か ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 15:08:45 O
【極東基地】
【本日、演習場では新型の念動力者用複合兵装『セトル・リフレクターⅡ型』のテストが行われている。
フィールドに現れるターゲットをテスト兵装の搭載された量産型ヒュッケバインMKーⅡが正確無比な念動収束レーザーで次々と撃ち抜いていく。瞬く間に一切の無駄撃ちも無くターゲットを全滅させる。】
「……これで全滅?」
ヒュッケバインから年端もいかない少女の声が発せられる。
「おう、お疲れさん。いや~やっぱりすげーなイータは!どんな難解な武装でも使いこなしちまうもんな、お前って」
「////……あ、ありがとうタツキ」
【にこやかに応答したのはハチマキを巻いたツンツン頭の青年。少女のテスト結果に満足げに頷いている。対する少女は少々照れている様子。】
「じゃあ、降りて来な。休憩にしようぜ~?」
「……うん。了解」
【ヒュッケバインから銀髪の少女が降りてくる。先程まで機体を自由に操っていた人物とは到底思えない程の場違いな幼いフランス人形の様な少女である。】
「……お待たせ」
【改めて軍服に着替えて来た銀髪少女。やはりこの若さにして軍人の様だ】
「よっしゃ。じゃあ今からカフェにでも行こうぜ?大好きなパンケーキおごってやんよ」
「……タツキ、なんか変?……もしかしてサクラにお誘い断わられたから寂しい?」
「ぎくッ!?ち、ちげぇよ!」
【銀髪の少女の何気ない質問に心をズタズタにされてしまうツンツン頭。その通り、意中の異性と上手くいっておらず内心寂しいのである】
「……好きなら早く告白する方がいい。タツキはなんでしないの?」
「お子ちゃまにはまだわかんねぇだろ。大人には色々あんのさ、タイミングとかな」
「……む。イータ、もう子どもじゃ無い。カラダだって大人になった」
【お子様扱いを受けて若干ムッと腹を立てる少女。まぁ同年代の一般的な15歳より精神面では未成熟だが】
「ほら見ろ、また油断したら一人称が“イータ”に戻っちまってるじゃねぇか?はははは!」
「////……あ、ちがう!わわ、わたし!」
【揚げ足を取られて湯気の出そうな程赤面する少女。それを見て遠慮無くげらげら笑う青年】
「……ほらな。やっぱそのぐらい表情がコロコロ変わる方が面白ぇ。大分いい顔するようになったよお前は。……小さな小競り合いこそ時々在るけど、平和になった。もう大きな戦争はこりごりだぜ」
「……うん。わたしもそう思う。戦争はやだ」

【――かつて大規模な戦争があった。
異星からの侵略者エアロゲイターが地球へと襲来。平和ボケした地球の防衛戦力は一瞬にして破られてしまった。
更には腐敗した連邦軍に代わり地球の全戦力を統一しようと発起したDCとの人類同士の争いを生んでしまう。
何とかDCの指導者を打倒した連邦軍は生き延びたDC残党の戦力と協力してエアロゲイターの拠点であるホワイトスターに総攻撃を仕掛ける。
激戦に次ぐ激戦に少なくない犠牲を出しながらも、遂には白き魔星を中枢から破壊する事に成功する。
その中枢への特攻を引き受けたのがイータの慕う2人の少年少女。結局、戦闘終結後も2人がイータの元に帰る事は無かった。
この戦争の終結もかれこれ2年程前の出来事である。そんな時間が過ぎた今でもイータは仲間の帰りを信じ、ずっと待っている】

23 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 19:09:43 0
【日本へ向かう超音速機、その機内】
『当機はまもなく、新東京国際空港に到着いたします……』
このアナウンスで何人かが眠りの世界からの帰還を強制させられる
ユリウス・フォン・リーヴェルヴァルトもその中のひとりだった
現実の世界に生還した彼の機嫌は良いとはいえる状態ではない
それは寝起きが原因と言うわけではなかった。彼がこの機に乗っている事自体が不機嫌の原因だった
彼ことユリウスは士官学校を優秀な成績で卒業し『エリートコース』『出世への登竜門』といわれる第一師団のPT部隊に配属された
しかし、彼自身の傲慢かつ自己中心的な性格が災いし上官から嫌われ、あえなく転属の憂き目に遭う
さすがにエリート部隊であったのでメンバーの多くは似たような性格であったのだが、彼はその中でもスペシャルだったのである
性格も素質も……
左遷というほど極東支部は悪いところではなかったが彼にしてみたら左遷と同じであった
出世欲があるにも関わらず自己中心的で傲慢な性格を治そうとしなかった彼が悪いのだが……

ユリウスは極東支部伊豆基地への転属が書かれた命令書を苦々しく眺めている
前時代的な紙の命令書、こんな紙切れ一枚で自分の人生設計が変わってしまた
小さく舌打ちをしたあと命令書に話しかけるように独り言を言う
「おかしな話だぜ、こんなもんのために俺の出世街道はアルプスの山越えだぜ」
そういって乱暴にポケットに押し込む
「この平和なご時世にこんな地球の端っこでどうやって手柄を挙げればいいんだよ。2年前ならいざ知れず」
2年前の戦争ではこの極東支部の部隊が活躍したというのは有名な話だ
そのため優秀なパイロットも多くいるらしいがそんなことはどうでもよかった
日本と言う場所は治安が良すぎて手柄を挙げる機会もない
極東支部伊豆基地とはそういう場所にある
空港から東京に移動し、そこから高速列車でその極東支部伊豆基地に向かう
窓の景色は世界的な大都市の眺めから、徐々にのどかになる。乗り換えの駅はお世辞にも綺麗ではなかった
伊豆基地の最寄り駅に降りたところはなかなか賑わっていた
伊豆基地が出来たころからから発展してきたのか、綺麗な町並みといえるものだった
ユリウスは到着時間にまだ余裕があると思い、駅の近くにあった屋台で軽い食事を取る事にした
日本語で書かれていたためどういう名前の料理かはわからなかったがいい匂いがしていたのでこれにしたのだ
それは小さい球状の食べ物でおそらく小麦粉を用いた食べ物であることは見た目と匂いからしてわかる
日本と言う全く未知の文化圏の国の料理とのファーストコンタクトとは?
まずは一口目は外側の衣がカリッとして、中はふんわりとしていた。そして、コリっとした感触のものが入っていた
未体験の感触と味にユリウスは中がなにかわからない。屋台の店主に中に何が入っているのかと訪ねた
「たこですけど?」
共通語で帰って来たその答えにユリウスは驚愕した
いままでタコを食べた事がなかったユリウスはおどろいた
まさかタコ料理がこんなにおいしいものだったとはとついでに料理名を聞く事にした
「え、たこ焼きですけど?」
そのままのネーミングにユリウスはさらに驚いた
「ふん、日本も悪くないな」

24 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 19:10:47 0
そこからタクシーで極東支部向かう、ユリウスは迎えを断っていたので1人で基地へと行く事になっている
基地についたときは演習場で量産型ヒュッケバインMK-Ⅱが兵装試験を行っていた
次々と華麗に的を打ち抜いて行く、その動きにはユリウスも舌を巻くほどだった
簡単に着任の挨拶をすませると格納庫に向かった
先に到着している愛機の様子を見に行くためだった
愛機のことを考えると昔の苦い思い出も一緒によみがえる
この欠陥機のテストを任されたのは嫌がらせだったと気付いたのはこの基地に来る直前だった
始めは難航しているテスト機を軌道に乗せるために派遣されたのかと思ったが、失敗が見えている計画に回されただけだった
しかし、予測に反して計画が軌道に乗ってしまったためにここに飛ばされてしまったのだ

格納庫に入るとユリウスの目に飛び込んで来たのは年端も行かない銀髪の少女とハチマキを巻いた少年であった
(なんでこんなところに子供が?見学か?)
一瞬はそう思ったがすぐに考えを改めさせられる、なぜなら彼らはユリウスと同じ軍服を来ていたのだ
「おい、お前達。こんなところでなにをしている?まさかパイロットか?本気か?」
少し馬鹿にした言い方で彼らに問う、そしてまさかこんなガキ共が同僚になるのかと少々焦りもある

26 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 20:04:55.08 O
>>24
「ん?俺達は伊豆基地所属のTEXチームだ。正気も正気、激正気だぜ?あんたこそなんだ?ここじゃ見ない顔だが……」
【自分よりも10cmは高いであろう長身の男に対しても悪びれる事無く、不遜な態度を崩さないタツキ】
「ああ、俺はタツキ=イバ少尉だ。んで、この俺の後ろに隠れてソワソワしてんのがイータ=ラングレン少尉。……ほら、挨拶しろよイータ?」
「ゃ!?!?……イータ=ラングレン。……よよ、よろしくお願いシマス」
【タツキはずっと後ろに隠れていた銀髪少女をやや強引に前に引っ張り出す。視線を泳がせながらもイータは何とか簡素な挨拶を吐き出した。
ご覧の様にイータは初対面の特に男性に対してはこの様に重度に人見知りをしてしまう事がある。まぁまたすぐに慣れるのだろうが】
「人見知りが激しいんだけど、気にしないでくれよ。腕は確かだぜ」

27 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 21:20:45.31 0
>>26
「ああ、俺か? 俺はユリウス・フォン・リーヴェルヴァルト大尉だ。口には気をつけろよ少尉殿」
TEXチームか、聞いたことがない部隊だ。この2人を見る限り、なにかの実験チームだろう。特殊技能持ちだけの。
「今日からこの基地に赴任したのだがな……」
最初に出会った同僚が子供とは一体何の冗談だと、口には出さないが態度にはあからさまにでている
「腕は確かか……こんな少女がねぇ」
どうにも信じられないという様子だ


28 名前: ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 21:47:50.10 0
ユリウスとタツキたちが話をしているちょうどその時、
伊豆基地内のある部屋に2人の人物がいた。
一人は伊豆基地の参謀のエヴァンス中佐。
そして、もう一人は中年の男である。

「約束の物は?」
男がエヴァンスに話しかける。
「もちろんあるとも。 そちらこそあるのだろうな?」
そう言って、エヴァンスがポケットから一枚のメモリを取り出し、机の上に置いた。
「これをばれずに持ち出すのは大変だったんだぞ? その分を含めて報酬をもらいたいな。」
「勿論です。」
今度は男がポケットからカードを取り出す。
「予定よりも50,000$多くしてあります。」
それを聞いたエヴァンスは思わず口笛を吹いた。
「よく分かっているじゃないか。 では、さっさと取引を終わらせよう。」
エヴァンスは上機嫌でメモリを男に手渡すと、男はカードをエヴァンスに手渡した。
「交渉成立だ。 これからも頼むよ、アルベルト少佐…いや、今はマキシ大尉だったか。」
そう言って顔に笑みを浮かべたままエヴァンスは部屋を去ろうとした。

しかし…

突如、マキシと言われた男が出ていこうとして背を向けたエヴァンスに襲いかかり、
エヴァンスを捕縛したのだった…

29 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 21:54:13.08 O
>>27
「おおっといけねぇ。大尉なのかよ~。でも俺、生憎敬語って奴が苦手でしてね。良ければ普通に喋っちまっても良いですか?ここでは階級なんか特に気にしないのがしきたりなもんで」
「……!(びしっ)」
【罰の悪そうに苦笑いしたタツキは一応、馴れないながらも敬礼をする。それに続いてイータも敬礼】
「……そんなしきたりってあった?……タツキ嘘ついてるの?」
「……馬鹿言え、お前だってクーガー少佐の奴にタメ口だろうが。暗黙の了解だろ」
「……そうなの?」
【ぼそぼそと小声でつつき合う2人。イータはともかくタツキには上官へのプレッシャーやらは特に無い様子】

30 名前: ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 21:59:22.11 0
[28の続き]
「ムグッ…!?」
突然の出来事に驚いたエヴァンスは助けを呼ぼうとしたが、口を塞がれているために声を出せない。
「悪いが…あんたは用済みだ。」
マキシは耳元でそう呟くと、注射器を取り出し、エヴァンスの首もとに突き刺した。
「!!?」
注射器を刺されたエヴァンスは口から泡を吹き出し、やがて、息絶えた。
マキシはエヴァンスの遺体を部屋のソファの裏に隠すと、その部屋を出て、格納庫へと向かっていった…

31 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 22:38:45.29 0
>>29
「それがここのルールか?軍の規律も何もあったもんじゃないな。ああ好きにしろ
二十歳を超えるまでは勘弁しといてやるよ
だが、階級は俺が上だからな。命令は聞けよ」
最後の部分をことさら強く言う
「まあ、この基地の案内でも頼もうか、少尉さん達」

32 名前: ◆96fUYkmGIk [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 23:13:58.68 0
【PT輸送キャリア内部】

輸送兵「キリシマ准尉。例の機体の調整は万全か?」
少しの間の後に輸送兵の正面から立つほどの短髪の、しかし軍人から言わせれば
長髪と言われるほどの黒い髪と同じ位、深い黒の鋭い眼光をたたえた男の姿が投影される

レイジ『機体の方は北欧支部を発つ前から万全といえた。ただ…』

輸送兵は次のキリシマの次の言葉を察したらしく即座に続けた

輸送兵「リボルビングブレード?だっけか?いくら仕様ってもいきなり専用のAI組む所を出立から到着に間に合わせろってのが無理だわな。
専属のプログラマーかチューナーでも連れてくれば兎も角、今回は送迎のみって
どんだけ開発費減らされてるんだよっていう…」

レイジ『ゲシュペンストとヒュッケバインとで開発費用を同じだけ出せと言う方が無理だろう』

輸送兵「それを言ったらヴァイパーをHフレームにしてくれりゃいいんじゃね?」

レイジ『正直、殴りに行くならGⅡの方がいい
何よりゲシュペンスト系は訓練生時代からの付き合いだからな』

特に表情を変える事のないレイジと対象的に軽く談笑する輸送兵

輸送兵「違いない。…が、そもそもリボルバーの給弾機構って…

次の言葉をレイジが遮る

レイジ『それは【マリオン博士だから仕方ない】』

輸送兵「……だな。もう少しで基地も見えてくるぞ」

33 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 23:19:27.76 O
>>31
「へいへい了解。んじゃあ基地を案内するよユリウス大尉。イータもついて来いよな」
「……う、うん」
「……せっかくだ。まずはカフェテラスにでも案内してさぞ懐事情のよろしいだろう大尉殿にグレイトな飯でも奢ってもらうとするか」
「……ごくり」
【などと早速軽口を叩きながら格納庫出口に歩いて行く】
>>30
「……タツキ、前」
「え!?(ドンッ!)」
【ユリウスへ基地内の説明をしつつ余所見しながら歩いていた為、前方不注意で丁度、格納庫へ入って来た男と勢い良くぶつかってしまうタツキ】
「うぎゃ!……うおっと悪ぃ、平気か!?(……誰だこの人?)」
【タツキはぶつかって思わず尻餅をついてしまった。痛む尻をさすりながら起き上がって慌てて謝罪する】

34 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/19(土) 23:55:29.95 0
>>33
「飯ぐらいだった奢ってやってもいいぞ、たこ焼きでいいか?」
たこ焼きがえらく気に入っているようだ
カフェにあるかはわからないが
「イータにはずいぶん嫌われてるみたいだから機嫌をとらないとな」
>>30
「前を向いてあるけよな。危なっかしい」
タツキの危ない動きを注意しながら手を差し伸べる
「大丈夫かあんた?(ん……同じ階級だな)」
同時に階級章を確認する
「大尉かい?俺は今日より着任したユリウス・フォン・リーヴェルヴァルトだ。」
一応程度の挨拶を述べる

35 名前: マキシ ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/20(日) 00:34:20.09 0
>>33
マキシが格納庫に入ろうとした瞬間、一人の若い士官とぶつかり、士官が倒れた。
倒れた士官は即座に謝罪をしたが、上官に対しては失礼な謝罪だった。
(階級章を確認していないのか?)
そんなことを思いながらマキシは、
「そちらのほうは大丈夫か?」
と言い、倒れた士官に手を貸そうとすると、側にいた青年が手を貸したので、手を引っ込めた。

>>34
「ああ、なんともない。」
そう返答をするマキシ。
(大尉か…若いな)
相手の階級章を見てそう思っていると、相手から挨拶がきた。
「ユリウスか… 私はマキシ・バークレイ大尉だ。」
「私も本日、着任したばかりでね…」

36 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/20(日) 06:20:47.75 O
>>34
「おおお!なんと意外にも太っ腹だぜ。……ったく、少佐の野郎にも見習って貰いたいもんだ」
「うん……クーガー少佐厳しい」
【彼らTEXチームを率いる直接の上司がクーガー少佐である。第一印象は正に厳格で冷徹な鬼教官と言うべきか。タツキが悪態をつけるのも現在、少佐が別任務で不在だからである】
「……あぅ。ごめんなさい。……別に嫌いなわけじゃない。……ちょっと話すのが苦手なだけ」
【一緒に行動している内に多少、ユリウスにも馴れて来たイータ。申し訳なさげに頭をペコペコ下げる】

>>35
「こっちも大丈夫だ。……おっと、これまた大尉殿か。すんませんでした。俺はタツキ=イバ少尉っす。ほらイータもさっさと挨拶だぜ」
「ひゃ!?」
【相変わらず人見知りでタツキの背中に隠れていた銀髪少女だった】
「……イータ。イータ=ラングレン少尉……です。……あぅ。…どうぞよろしくお願いします」
【ぎこちないが彼女にとっての全力である】

38 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/21(月) 22:52:13.80 0
>>35>>36
「よろしく、マキシ大尉。このままガキのお守りかと思ったがそれはどうにかなりそうだ」

やれやれといった面持ちでタツキとイータのほうに目をやる
別に彼らの事が嫌いというわけではない
なぜなら彼らはユリウスの足を引っ張ると言った実害を被ったわけではないからだ
これからもしそういった事態が起こればどうなるかはわからない

「あんまりあやまるんじゃねえよ。別に起こってるわけじゃないんだからな」
イータの頭にぽんと手を乗せ、撫でてやる
「可愛い顔には笑顔が似合うな」
ユリウスなりの優しさをイータに向ける

39 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/21(月) 23:37:06.16 O
>>38
「!!……あぅぅ///」
【頭を撫でられ、顔がわずかに赤くなるイータ。しかし嫌がってはおらず、むしろ心地良さそうにしている。恐らく、これ以降ユリウスを人見知りする事は無いだろう。安心している】
「……笑顔?……うん、わかった」
【忠告通りに少し恥ずかしげにだが、はにかんで見せる】
「へへへっ。これで晴れてイータに認められたって感じかね?やったぜ大尉!」
【そしてニヤニヤしながらその光景を見ている馬鹿一人】

40 名前: マキシ ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/21(月) 23:50:03.40 0
>>36>>38
「ガキのおもり…か。」
二人の若い士官に目を向ける。
一人は別に軍にいてもおかしくない年頃だが、もう一人はやけに若かった。
(スクール出身か?)
そう思ったマキシは思わず聞こうとした。
「君は、ス……」
「マキシ大尉!」
しかし、格納庫の奥の方から呼ばれたため、聞くのを断念せざるを得なかった。
「仕事が入った。 これにて失礼するよ。」
マキシは3人に敬礼をして呼ばれた方向に歩いていった。
だが、数歩歩くと途中で立ち止まり、
「タツキ少尉。 軍人ならば自分の上官は敬うべきだ。 覚えておけ。」
と、低い声で言い、再び歩きだした。

41 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/22(火) 00:35:49.61 0
>>39
「イータに認められた?」
一瞬考え込むような仕草を見せる
「あとは俺に腕前を観してくれればいいさ。そうすれば俺が認めてやるよ」
彼らから少し距離を取り、振り返る
「スペシャルなんだろ?伊達ではないということを見せてくれ。俺ほどではないにきまってるけどな」
>>40
「俺のご招待はないみたいだな。それはそれで悲しいな」
とぼけて見せるが彼の脳裏にはある違和感があった
なにか態度がおかしいと……
「俺はもうすこしブラブラさせてもらうさ」
ユリウスはマキシに対して連邦軍の正しい敬礼とは少し、だが確実にやってはいけないとされている敬礼を行なう
なにかを試すかのような行為だ

42 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/22(火) 01:34:39.50 O
>>40
「……す?」
【どうやら上手く聞き取れなかったようだ。聞き返そうと思うが、マキシは向こうへ行ってしまい】
「イエッサー!!」
【馴れ合いの通じない相手だと認識したタツキは去り際にびしっと敬礼しておく】

>>41
「なんだと?凄ぇ自信だな大尉。いいぜ、今に見てろよ。じきにウチのチームの力を見せてやるぜ。……ああ主にこの、イータがな!」
【ユリウスの言葉を受けて自信満々に応えるタツキ。……しかし前面にイータを押し出しながら言うあたりイマイチ決まらない】
「……わたし??……今のちょっと……意味が解らないけど」
【対して何の事か解らずキョトンとしている】

43 名前: マキシ ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/22(火) 01:56:32.05 0
ユリウスらと別れた後、マキシは格納庫にある量産型ヒュッケバインMk-IIの前で、
ある士官と話をしていた。
「手に入りましたか?」
「ああ…後始末もしておいた。」
「さすがは少佐です。」
「今はその呼び方はよせ…」
どうやら以前からマキシと面識があるようだ。
「ミラーはどうしている?」
「現在、PTに工作中です。 もう数分すれば終わります。」
「そうか…できれば早くしたい。 先ほどなかなか鋭さそうな士官がいてな…」
「感づかれましたか。」
士官が聞く。
「いや、分からん。ただ、早くした方が良さそうだ。 味方も待機しているしな…
 PTは動かせるな?」
「はい。 私たちの機体は大丈夫です。」
「よし…では、ミラーが来次第行動に移ろう。」
かなり怪しい内容であったが、この二人の会話を聞き取ったものはいなかった。

50 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/23(水) 21:07:14.12 0
>>42
「こんないたいけな少女に丸投げとはな……軍人の風上にもおけないな」
そういった表情には落胆の色がありありと浮かんでいた
「天才の腕前というのを見せてやると言ってるんだ。普通なら金をとってもいいレベルだ」
普通の神経をしている人間なら出会って間もない子供に本心から言う言葉ではないだろう
ユリウスは真剣に言っていることだけは言っておこう
「こんな平和な基地じゃ、そんな機会は滅多にないと思うがな」
少し悲しそうな顔をする

51 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/23(水) 22:19:30.33 O
>>50
「…なんだと?……おい、てめぇ今なんて言った!?」
「タツキ、ダメ!!」
【“こんないたいけな少女に丸投げとは軍人の風上にもおけないな”気に入らない表現があったか、その言葉を聞いた瞬間タツキは今にも拳を握り締め殴りかかろうとしている。
しかし、イータが腕にしがみついて邪魔をする】
「……けんか嫌。やめて!」
「っ!!……あーーわぁってるよ。悪ぃなイータ?もう喧嘩しねぇからそんな顔すんな」
【必死に訴えるイータに興が削がれたタツキは泣きそうなイータの頭にポンと手を置く】

52 名前: マキシ ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/23(水) 23:27:57.16 0
「準備完了です!」
先ほど、二人の会話でミラーと呼ばれていた人物を思われる士官が二人に駆け寄ってくる。
「すべての機体に取り付けることはできませんでしたが、大半の機体には取り付けてきました」
「よし…では、ショータイムと行こうか…」
マキシが二人と別れ、目の前の量産型ヒュッケバインMk-IIに近づく。
そして、次の瞬間…

突如、マキシは量産型ヒュッケバインMk-IIのコクピットに乗り込み起動させた。
「!? お、おい、何をする気だ!?」
近くにいた整備兵が慌てて止めようとする。
しかし、マキシは気にせずにハッチを閉めると、そのまま機体を格納庫の外へと発進させた。
「さぁ…どう出てくる?」
マキシは自分の顔に手を当て、何かを引き剥がそうとした。
そうすると、なんとマキシの顔の皮らしきものが剥がれ、中から違う人物の顔が現れた。

その人物の名はアルベルト・ベッケンバウアー
DCのエースであり、連邦に所属していたとき、史上最高のパイロットと呼ばれていた男であった…

53 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/24(木) 01:39:10.33 O
>>52
「おい!何やってんだあんた!?……おいっ!?」
【突然、量産型ヒュッケバインMKーⅡが起動する。当然、基地から出撃命令など出ていない】
「イータ、さっきのテスト用のヒュッケバイン動くか!?なんだか様子が変だ。すぐに追えるようにしといてくれ!」
「……もう出来てる」
【タツキが叫ぶよりも早く、イータはすでに機体のコクピットに座っている。嫌な予感?を察知したと言った所だろうか。
出撃命令も待たずに、咄嗟の判断で機体に火を入れていた】
「上出来だぜ!じゃあ、あの無断出撃野郎に一発警告でもしてやれ」
「……わかった」
【イータ機から基地を飛び出したヒュッケバインに通信が発せられる】
「……そこのヒュッケバイン、どこに行くの?…すぐに戻って」
【コクピットからは少女の声が聞こえる。通信を試みながらも、すぐに追える様に火器のスタンバイも完了している】

54 名前: ◆jH3Q3bIrRM [sage] 投稿日: 2011/02/24(木) 08:14:18.16 0
>>52

その頃、拳次は丁度朝の日課であるランニングから帰って来た所であった。
いつもの場所に置いてある牛乳瓶に手を掛ける。
「汗かいた後の牛乳こそ至福だよな~。」
蓋をあけ、飲もうとしたその時だった・・・。
【剣准尉、すぐに発進スタンバイを!!】
拳次は牛乳を置き、即座にパイロットスーツに着替えると同時に滑り込むようにして愛機である「紫蜘」に乗り込む。
【ヒュッケバインが無断出撃した。そこからなら2分もあれば現地につく。現地に急行したらすぐに機体を確保してくれ】
「抵抗した場合は?」
拳次の疑問にオペレーターは瞬時に答える。
【最悪の場合・・・撃墜を許可する】
シャッターが開く間に、無意識の内に指はキーボードを叩いていた。
「各部位、武装共に異常なし。エンジン出力最大。視界、オールクリア。」
【紫蜘、発進スタンバイ】
「了解・・・剣 拳次、紫蜘出陣!!」

55 名前: アルベルト ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/24(木) 19:26:30.19 0
>>53
アルベルトの乗ったヒュッケバインに対し戻るように警告が入る。
スピーカーから聞こえてくる声はあの時の少女の声だった。
(行動が早いな…だが)
「少佐! 格納庫から離れてください!」
格納庫からさらに2機のヒュッケバインが飛び出してくる。
パイロットはアルベルトの部下である。
アルベルトの機体が格納庫から離れる。
そうすると、格納庫で大爆発が起きた。
部下が機体に爆弾をしかけておいたのである。
テスト機や訓練の為に外で運用していた機体は無事だったようだが、
伊豆基地に配備してある機体の大半はこれで使用不可能になった。

外で訓練をしていた3機の量産型ゲシュペンストMk-IIが慌てて装備しているM950マシンガンのモードを
実弾に切り替えてアルベルト機に攻撃してくる。
アルベルトは攻撃を簡単にかわすと、右腕のレクタングル・ランチャーで瞬く間に2機のゲシュペンストを撃破する。
さらにそのまま左腕にビームソードを握ると、一気に残りの1機のゲシュペンスト迫り、一刀の元に両断した。


56 名前: ◆jH3Q3bIrRM [sage] 投稿日: 2011/02/24(木) 19:54:10.05 0
>>55
紫蜘を駆り、最短ルートで駆けつけた拳次が見たものは轟々と炎に包まれる味方機だった。
「・・・僅か2分足らずで3機を撃破か、やるねぇ。」
向こうもこちらに気づいたのか、隊長機らしき機体と共にいた2機がこちらを向いた。
(さて・・・どうしたもんかね。)
数は3対1・・・いや、向こうから通信で呼び掛けてる奴も含めれば3対2か。
伊豆基地の地の利を知る自分からすれば決して不利な状況ではない、だがそれは相手も同じ事。
しかも隊長機はパッと見ただけでかなり鍛えられているのが分かる。まるで血に飢えた人喰い虎を眼の前にしている気分だ。
(ウダウダ思考したって仕方ないな・・・どっちにしろ俺のやる事はただ1つだ。)
拳次の動きに応ずるように、紫蜘がファイティング・ポーズを取る。
「本部に連絡。こちら剣 拳次准尉・・・これより基地から逃走を図るアンノウンを撃破する。」
無骨な両腕・・・ハンドガンすら持たぬ両腕こそ、我が誇り。
武器など持たぬ、要らぬ・・・己が五体を持って戦場を駆けてみせると言う、絶対の自負。
そしてそれは、相手に1つの挑発に近い効果をもたらしている。

この拳こそ我が誇り・・・砕けるものなら、砕いてみろと。

58 名前: ◆PyMJ9n/wBY [sage] 投稿日: 2011/02/24(木) 23:37:33.63 O
>>55
「ちっ、やっぱりか。イータ、ありゃ黒だから撃っていいぞ。あのヒュッケバイン逃がすなよ?あとでぶん殴ってやる」
「わかった。やってみる」
【イータ機、ブーストを一気に吹かせて飛翔。
ゲシュペンスト部隊と丁度交戦中のアルベルト機に追い付く】
「……TーLINKシステム、オールグリーン。……セトル・リフレクター、ショットモード」
【TEXチーム使用のヒュッケバインはTーLINKシステムを搭載した特別型であり、各種念動兵装に対応する】
「……シュート!」
【イータの念波を読み取り、右腕に装着された複合兵装『セトル・リフレクターⅡ』からアルベルト機に太めのレーザーが一発発射される】

59 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/25(金) 19:26:07.37 0
>>58「…なんだと?……おい、てめぇ今なんて言った!?」
そういった瞬間、タツキの体が瞬間的に距離をつめようとする
その拳が自分に向かって襲いかかる
(やっぱり、ガキじゃないか……)
頭の中で失望するが、その拳が自分に届くことはなかった
横の少女が彼の袖を引っ張り、押さえていたのだ
「ふん、威勢はいいようだな。まったくどっちがお守りかわかったものじゃないな」
そこまで言ったとき、先ほどまでいた倉庫が騒がしい
意外なことに一番、早く動いたのはイータだった
彼らが一目散に向かったのは格納庫、当然だ
だが、ユリウスが向かったのは外だった
彼の機体はまだ外のコンテナの中にあったはずだからだ
コンテナに走り込み、手早く起動準備を行なう
「さっそく、出番がくるとは運がいいぜ」
コンテナの影から狙いを定める
一撃必殺のビームスナイパーライフルだ
「ガキ共、目をそらすなよ、瞬きするなよ、凝視しろ」
お供の1機に向けて引き金をしぼる

60 名前: レイジ ◆96fUYkmGIk 投稿日: 2011/02/25(金) 19:33:39.07 0
>>55
【輸送機からヒュッケバインが目視出来る位置にて】

輸送兵「管制塔、どうした?敵襲か?____

通信内容の物騒な単語が耳をつく。
モニターには黒煙と炎が立ち上る基地の様子が見て取れた
基地を後にする三機のヒュッケバイン
その内の一機に訓練中であったろう三機のゲシュペンストは
不甲斐なくも瞬く間に破壊されてしまった
(…何の為の訓練だ?敵の動きはいいが、これでは……!)
>>56
レイジの目に一機のゲシュペンストが飛び込んだ
素早い対応からどうやら味方も盆暗ばかりではないらしい
…が何を考えているのか、敵陣正面からファイティングポーズを誇示している

「…ハッチを開けてくれ。ヴァイパーで出る」

輸送兵「了解!幸運を祈る」

輸送機のハンガーに吊されたヴァイパーの足元のハッチが開かれると
ハンガーから更に輸送機の外に降りたところでヴァイパー背部のテスラ・ドライブに翠色の光の粒子が球状に収束し膨張する。
(拳次機に近い)敵機にミサイルロックしつつテスラ・ドライブを解放すると
ミサイルを発射しつつ別の敵機に機首を向けヴァイパーは青白い光の矢となり敵陣に迫る
>>58の光景が視界の隅に映る
(ならば、そいつ(アルベルト)の僚機に仕掛ける!)
アルベルトの脇を固める内一機に光の矢となって突き刺さると
突進の勢いは収まらずヒュッケバインごと大地を抉り爆発の後にようやく静止する
「…一機、撃破だ。」
爆炎の中から地面に片手を付き周囲を警戒する
(味方は…どうだ?)

【アルベルト僚機1にスプリットミサイルで牽制
アルベルト僚機2をヴァイパーバイトで撃破】
61 名前: アルベルト ◆OLze.DQMEw [sage] 投稿日: 2011/02/25(金) 19:34:43.46 0
>>58
「!」
ゲシュペンストを撃破した直後、イータ機からビームが放たれる。
それをアルベルトは回避した。
「テスト機…それも念動タイプか」
僚機が即座にイータ機をフォトン・ライフルで攻撃する。

>>56
「さらに一機」
即座にアルベルトたちが接近してくる機体に注目する。どうやらゲシュペンストタイプのようだ。
これで3対2。 数の上ではまだ優勢だが、こちらは量産機。あちらは試作機。性能では負けている。
(さて…どうするか)
アルベルトがどう対処するか考えようとしたとき、さらにレーダーに反応するものがあった。
ただし、それは連邦の機体の反応ではなかった。
「来たか…」
沖の方角からリオンが6機基地の敷地内に進入してくる。
「少佐はお下がり下さい! ここは私たちが時間を稼ぎます!」
アルベルトの部下の二人が拳次に対してフォトン・ライフルを撃ち始めるのと同時に、
リオン各機もイータへの攻撃を開始する。
「すまん…頼む!」
アルベルトは沖の方角に機体を向けると、全速力でその場から離脱した。

62 名前: ◆jH3Q3bIrRM [sage] 投稿日: 2011/02/25(金) 19:49:50.90 0
>>60
「さて……いきますか!!」
最大戦速でアルベルト僚機1に近付く。先程のミサイルでふらついた体勢を立て直す為か、間合いを取ろうとしているが。
「そんなんじゃプロには通用しねえぜ!!」
零距離からのアッパーカット、頭部が跳ね上がった所をまとめてジャブを叩き込む。
人型機動兵器の利点が人体に酷似している事で様々な状況に適している事なら、デメリットもまた同じ。
首元の装甲は脆くなる……否、ならざるを得ない。
まとめて叩き込んだ衝撃に耐え切れず、相手の頭部が弾け飛ぶ。カメラアイを失い、相手のバランスが崩れた。
そこに放り込むのは当然、ボクサーの十八番。
「食らい、やがれぇぇぇ!!!」
打ち上げ気味のボディが深々と突き刺さり、宙に浮いたヒュッケバインは地面に叩きつけられた後で2度3度と地面を転がる。
例えヒュッケバインが頑丈に作られていても、腹部が大きく凹んでいる事からも駆動系はもう動くまい。
パイロットもあれだけの高度から叩きつけられたのだ、例え死にはせずとも確実に気絶はしているだろう。
(さて・・・残りは隊長機のみだが、こいつが曲者だよな。)
【アルベルト僚機1を撃破】

69 名前: ◆rJzb6vv1uA [sage] 投稿日: 2011/02/28(月) 21:04:14.99 0
ユリウスはスコープ越に敵が逃げようとするのを確認する
「イータとタツキ!! 敵を逃がすなよ! 全力で追え!! そこのカスタムゲシュペンストとビルトタイプ! イータを援護しつつリオン共を蹴散らせ!! 俺が後ろから援護する!」
各機に指示を飛ばしながら、自分も足を止めることなく縦横無尽に駆け回り、敵機を牽制するようにアサルトライフルを放つ。

70 名前: ◆jH3Q3bIrRM [sage] 投稿日: 2011/03/01(火) 08:36:35.69 0
>>69
「気楽に言ってんなよ、ったく!!」
指示を飛ばした奴に悪態を突きつつ、紫蜘を加速させる。
銃器を持ってない分だけ重量の軽さがある紫蜘はすぐさまリオン3機に激突した。
「まずは1機め!!」
零距離からのボディブローで相手が浮いた所を左のボディで追撃して沈黙させる。
その間に距離を取った2体はそれぞれ武器を構えるが、明らかに戸惑った様子が見られる。
向こうも気づいたのだろう・・・この機体には遠距離攻撃などない、と。
だが、気づいた所で動揺が収まってなければ同じ事。ハーフターンで弾丸をかわしつつ、2機目を豪快極まる裏拳で叩き割った。
(リオン1,2を撃破)

37 : ◆S/iEQhsSeg:2011/05/20(金) 14:14:04
「ようし、後は・・・・!」
拳次が最後のリオンに向かおうとした時・・・

『そこのあんた、邪魔だ』

声と同時に突き飛ばされ、次の瞬間リオンは爆散していた。
見慣れぬ灰色の機体。
紅く輝くモノアイが此方をギロリと見据え、拳次を戦慄させる。

「所属不明機応答せよ。貴殿の氏名と所属を答えよ」
管制官が呼びかけるも、灰色は答えず、
「貴殿らに騙る名など無い。貴殿らを撃墜する」
そう言うと、灰色は突然ユリウス機に突撃していく。
「聞かせて貰おうか、君が私たちに攻撃してくる訳を!」
所属不明機と切り結びながらユリウスが問うと、
「貴殿も知っているだろう、宇宙からの敵性生物との戦争。そのお陰で我々コロニー連合は著しい被害を被った。一概に貴殿らに責任があるとは言えんがね、我々は一切の補償をして頂いて無いのだよ。その報いだ」
戦闘中とは思えないほど静かな少女の声がそれに応える。
「お・・・・・・女!?」
「悪いか」
「うわぁっ!?」
少女はユリウスの一瞬の隙を見逃さずに咄嗟にブレードを展開させてメビウスの頭部を貫いていた。
灰色は手負いの巨人を足蹴にすると、巨大なバズーカを構える。
「ゲシュペンストタイプ・・・保管庫はあれか」
「やらせないよ!」
イータ機が灰色に肉薄し、ビームを放つ。
灰色に直撃するかに見えたそれは命中することなく虚しく飛んで行く。
「殺られる訳にはいかないのだよ!」
灰色はイータ機から間合いを取って、ミサイルを撃ち放つも、軽々と避けられてしまう。
そこにレイジがスナイパーライフルを撃つ。
「くっ!直撃だなんて!」
レイジの正確な射撃は、しかしコクピットを外れて左肩に命中したが、少女に彼らの腕前が相当なものである事を教えるには十分だった。
「やるな・・・しかし!」
プロトンバズーカを格納庫に向けて射撃の体制に入る。

格納庫には念動兵器を搭載したヒュッケバインがある。
あれをやられる訳にはいかない!
「うおぉーっ!」
拳次の紫蜘が灰色に全推力でタックルを仕掛けたのと、少女がトリガーを引いたのはほぼ同時だった。が、拳次の必死の攻撃でバズーカの射線は大きくぶれ、格納庫の横の司令部に直撃した。
司令部は一瞬で消滅したが、格納庫とヒュッケバインは無事であった。
「ちっ、これ以上の作戦行動は困難か・・・」
少女は灰色のマニピュレータを紫蜘にあて、接触回線を開く。
少女の済んだ声が響く。
「君、名は?」「え・・・女の子?お、俺は拳次だが・・・・」「拳次か・・・・・・覚えておく」
それだけ言うと灰色は紫蜘を突き飛ばし、猛スピードで逃走して行く。
「追え!」「だ、駄目です、速すぎて追いつけません!」
灰色は置き土産とばかりに大量のミサイルを打ち上げると、彼方に消えていった。

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最終更新:2011年06月27日 22:10
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