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第1話 「ファースト・コンタクト」 2

209 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/17(金) 20:42:40
伊豆基地、営倉。
所属不明機のパイロットである青年には枷一つ着けられてはいない。
「私は連邦軍に所属するアイノクス・クーガー少佐だ。君の名は?」
トウジロウ・サナダ、と青年が応える。
「いくつか質問がある。黙秘は為にはならんと思ってくれ。……まず、君の所属は?」
少佐は淡々と続ける。
「サナダ、君の乗っていた機体――テンペスト・ドラグーンと言ったか――は、悪くない機体だな。
良く使い込まれて、整備もされている。それだけに不審なのだ。優れた機体、優れたパイロット、出現の仕方、言動――君が連邦の敵対者でないにしろ、十分不審だ。
君は、どこから来た?」
211 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/17(金) 20:52:48
そして連行されたトウジ。

「……所属?昔はAチームにいたぜ。いまはただの用心棒さ」
椅子におもいきりもたれかかる。態度は決していいものではない。

「俺はキョーヘン村から来た。気付いたらあそこにいたんだよ」
淡々と語る。
「俺のドラグーンは先生が魂込めて作った機体だからな、当たり前だ」
次は嬉々として語る。
「で、お前らは誰なんだ? 連邦? なんだそれ?」

212 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/17(金) 21:24:52
>>211
「連邦の存在も知らないのか……?」
要領を得ない(とも思える)トウジの返答に、何度も舌打ちしそうになる少佐。
そもそもキョーヘン村という地名など連邦のデータベースのどこにも存在せず、また在野にあれだけの機動兵器を完成させることが出来るような科学者も限られる。
かと言ってトウジロウという青年が嘘を言っているようにも思えない。
少佐の脳裏に一つの疑念が生まれる。
「しばらくここで待っていたまえ。……時間潰しにこれでも観ているといい」
データベースから超大作ドキュメンタリー映画『映像の新西暦』のビデオグラムを投影し、退室。数時間は持つだろう。
その後基地司令に上申書をしたためる。簡潔に言うと、内容はこうだ。
『トウジロウ・サナダ及びケイト・ラインハルトの身柄をTEXチームにて預かりたし』
『映像の新西暦』が終わる頃、少佐は営倉に戻ってきた。
「どうだった、サナダ?」

213 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/17(金) 21:40:51
>>212
「どうだったってこの糞つまんねぇ映画のことか? さっぱり意味がわかんねぇ。ホワイトスターとかアスクレピオス隊のことか?」
トウジは見てもどうもしっくりこない。
「これってなんの映画なんだ? SFか?」

214 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/17(金) 22:04:55
>>213
「ふむ、君は歴史には余り興味が湧かないタチの人間らしいな――これは歴史だよ。我々の地球の」
ビデオグラムを再び頭から流す少佐。
「待たせて済まなかった、とは謝っておこう。何分忙しかったのだ。君のこれからの処遇も考えなければならなかったからな。
そう、君の話も検証していてね、一つの仮説を立ててみた。突拍子のない思い付きに自分の頭を疑いもしたのだが……結局一番納得の行く答えはこれしかなかった。
トウジロウ・サナダ、君はこの世界の人間ではない」


215 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/17(金) 22:14:34
>>214
「そうか……次元を移動してしまったのか……そういう知り合いがいたけどな……まさか……俺が……なあ」

アニロ界からやってきた旧友を思い出す。
想像絶する出来事に頭の処理速度に負荷がかかる。

「あれ?どうやって帰るんだ??……俺はどうしたらいいだよ……」
次に帰れないことに気付いて深くうなだれる。

216 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/17(金) 22:37:32
(多元世界の概念を知っている……その上実例も? 案外話は早かったな)
そう思いながらうなだれるトウジに語りかける。
「前者については……君が元いた世界に帰ることが出来るかは、容易に返答はしがたい。だが後者についてはある程度こちらで用意は出来る」
少佐は映画に目をやる。白き魔星、ネビーイーム。
「この映画を観ただろう。あれはホワイトスター攻略までの内容だが、続きがある。DCの残党、連邦の対コロニー施策を不服とするコロニー防衛軍、その他大小の武装組織によるテロリズムの横行……更には宇宙からの危機にも晒されている。我々が生き、トウジロウ・サナダという男が出現したのはそんな時代だ。
私は、市民を守るための闘いの一翼を担うTEXチームの指揮官に任じられている。どうだ、我々と共に闘わないか?」

217 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/17(金) 22:55:03
>>216
「よくはわからねぇけどよ。話だけ聞いてると、この世界も大変そうだな。」
トウジは少佐の話を先ほどまでとは違い少し真剣に聞いていた。
「TEXチームに?もしかしてさっきの奴らか!?」
自分を倒した存在を思いだして苦々しい顔をする。

218 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/18(土) 00:01:59
「君が敗北を気に病むことはない。TEXチームの総合力は連邦軍内でも上から数えた方が早い。そう評価されている。
TEXチームは念動力試験部隊、チームの彼ら三人は念動能力者だ。
メンバーから話は聞いている。君には念動力の素質があるらしいな。君に念動力の実験体になれと言っている訳ではない。君の要望次第ではその事実を上層部に秘匿も出来る。そういう立場に私はいる」
やや固い口調を緩める。
「メンバーに話を戻すが、皆決して悪い連中ではない。問題児はいるが、君だって似たようなものだろう?」

219 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/18(土) 11:28:02
>>218
「相手の実力は関係ねぇよ。俺が負けたことが許せねぇんだよ」
敗北した事実に納得はできていないが、結果は受け入れている。
負けた以上、相手の要求には応えるつもりだ。
「オーケーオーケー、お偉いさんにいろいろ言われるのは面倒だな、隠しておいてくれよ
メンバーに入ってもいいけどよ。条件が一つだけある」
もたれていた姿勢から机に身を乗り出す。
「飯と寝床はとびっきりのやつで頼むぜ。その分仕事はしてやる」

221 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/18(土) 15:38:35
>>221
「いいだろう。契約成立だ」
握手し、トウジと共に営倉から出る。どこへ行くんだ、という問いに、
「TEXチームに引き取りたい人材がもう一人いる。現在の三人にはまとめて引き合わせたい」
TEXチームが主に使用する区画の応接室へ。
「ケイト・ラインハルト少尉、5分以内に出頭せよ」

223 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/18(土) 17:30:32
>>221
「しゅっ、出頭?またなんかしちゃったのかなあ」
自室でまったりと過ごしていたケイトは軍服を脱いでおり、すでに私服に着替えていた。白を基調としたトップスに、緑のロングスカートと非常にカジュアルな格好だ。彼女は軍服を重いと嫌い、部屋着では極力他の服に着替えるようにしている。
問題児であるケイトが出頭を命じられるのは少なくない。身に覚えがあるのかないのか、少し嫌そうな顔で溜め息をつく。
「うーん、どうしようかな…」
このままの姿で行ったら、叱られそうだし、再び軍服に着替えると遅刻は確定だ。
悩んだあげく、軍服に着替え、大急ぎで応接室へと向かった。
「ケイト・ラインハルト少尉、ただいま到着しました!」
勢いよくドアを空けると、汗ばんだ姿のケイトが入ってきた。普段はリボンでとめているポニーテール状の金髪も、時間がなかったためか、今はゆわれていない。…ちなみに2分ほどの遅刻であった
「えーと、クーガー少佐、私に何か用でしょうか」
苦笑いを浮かべながら彼に問う。


224 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/18(土) 18:14:47
>>223
緊張を隠せないケイトに答える。
「君をTEXチームにて預かることになった。君の上司と話は付けてある。転属届はここだ」
ぽかんとしているケイトへ、
「不服かな?」


225 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/18(土) 19:13:40
>>224
「あ、よかった……また何かやらしちゃったのかと思って……」
ほっとひと息をつく。だが、少しして、疑問点が浮かぶ。
「TEXチームって、タツキさんとかサクラさんとかがいる……でも、私ねんどーりょく? でしたっけ。そんな力持ってませんよ」
念動力の正しいイントネーションが分からないのか、棒読みのような言い方になる。
以前、ケイトは未来視の能力があるとして、簡易の念動力検査をしたのだが、結果として彼女は白だった。
「もしかして、厄介払いですか!?」
自分が何度も上司から叱られているため、ふと思いついたことをしゃべってみた。事実、彼女のヘマのせいで、上司は頭をかかえることが多かった。


226 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/18(土) 19:50:28
>>221
「へ~、まだ他にもいるんだな。だれだ?」
そうの問いに少佐はニヤリと口で笑うだけだった。
見ればわかると顔が言っていた。

>>223>>225
なるほどさっきの後から着た奴か。
声からケイトがアインツェルのパイロットだとすぐにわかった。
「腕がいいのが選考基準なのか?」
自分には念動力があるからわかるがケイトにはないというので疑問に思う。
「そういえば他の奴は持ってるんだよな。すごいのか?俺の覚醒は終ってるって敵に言われたことはあるけどな。最近、全力なんかだしたことないから今はどうかわからねぇけどな」

227 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/18(土) 19:59:14
>>225
「厄介払いか。実際君の元上官殿は、この提案に二つ返事で引き受けてくれたよ。君の芳しからぬ評判もつけてね。
だが、パイロットとしての技量は極めて優秀だ。そして勘が異常に鋭い。そのお陰で死地を何度も抜けたこともある。
この情勢下で優秀なパイロットを遊ばせておく手はない」
賞賛――クーガー少佐としては異例な褒めちぎり。


228 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/18(土) 22:51:05
>>226「えーっと、あなたは・・・誰だっけ?」
今頃トウジの存在に気づいたケイトは頭を横にし、考える素振りをする。
「あっ!その声はさっきのテロリストさん?なんでこんなところにいるの?」
ポンッと手を叩くと、先ほど自分たちが退治したテロリストだということに気づいて声をあげる

>>227
「やっぱり厄介払いじゃないですかあぁ」
はぁ、っと大きくため息をする。
「勘が異常に鋭いのはなんででしょうね。お母様が占い師だから?」
どうやら彼女の家系は占い師、らしい。


229 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/18(土) 23:11:13
>>226>>228
「彼はトウジロウ・サナダ。行く宛てもないというので、志願兵としてTEXチームが身柄を預かることになった」
そういうことにしておけ、と視線でトウジに釘を刺す。
「ラインハルト少佐、君は今まで現状に満足していたか? 自分の全力はこの程度だと思っているか?」
ケイトの目をまっすぐに見据える。


230 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/18(土) 23:44:48
>>227>>228>>229
「さっきは悪かったな。志願に来たらテロリストに扱いだぜ?ひどいもんだぜ」
トウジは大声で笑いながらクーガーの視線に応える
「俺はトウジロウ・サナダだ。トウジでいいぜ。
ケイトに握手を求める


231 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/19(日) 00:01:19
>>229
「テロリストさんが行く宛がないって・・・もしかして、使い捨て?」
頭が悪いため、言外の含みを理解できない。
そのため、失礼なことをいってしまう。
「自分の全力?私は常に全力ですよ?」
全力で突撃するのだけが、取り柄のため、常に全力であると自負している。
ただ、彼女のポテンシャルはこんなものではない、というのは間違ってはいない。
突撃以外の戦術をきちんと使うことができれば、状況判断能力がもっと上なら、そういったたらればの可能性を含めるなら──
彼女のポテンシャルは念動力者の爆発力にも匹敵するものだから

>>230
「あー、志願兵だったんですか!それなのに、攻撃してしまって申し訳ない」
ぺこりとおじぎをする。
「よろしくね、サナダさん。名前からして日本人なのかな。日本の基地だから日本人多くて当然か!」
握手に応じ、手をさしだす
ぶんぶんと強く振る。
「志願兵なら私のほうが階級上かなー」


232 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/19(日) 00:15:10
>>231
「おう、よろしくな」
握手したあと階級の話でふと疑問におもう
「そういえばおれの階級ってなにになるんだ?」
少佐に聞いてみることにした
「なあ、俺の階級はなんだ?大尉以上じゃないと納得しないからな!!」
志願兵がこの世界でどういったものかわかっていないから問題だ


233 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/19(日) 00:16:43
>>231
「君が全力だということは理解している。恐らく君は全力以外の闘い方を知らないのだろう。無論、それでもいい。
しかし君は、自分の持つ10の力を4か5程度までしか今まで発揮出来ていないとすれば、不本意とは思わないのか?」
少佐はケイトから視線を外すことなく淡々と、しかし確固たる意志を込めて語り続ける。
「ラインハルト少尉、君の仇名を知っているか? 『歩く爆弾』だそうだ。
言い得て妙だ。爆弾は危険だ。だが使い方を間違えなければ有効でもある。
君が4分までしか使えていない力を引き出してみたくはないか?」


234 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/19(日) 00:24:51
>>232
少佐はペンとメモ用紙とクリップを取り出した。メモ用紙に「大尉」と走り書き、クリップでトウジのTシャツにつける。
「これで我慢しろ」
超簡易型階級章の出来上がり。


235 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/19(日) 00:38:00
>>233
「全力だけど、・・・全力じゃない?」
ちょっと顔を横にして、何を言っているのかわからない、という表情をする
じっと目を見ながら少佐の話を聞いていく。
「10の力・・・歩く爆弾」
歩く爆弾と言われているのは初めて聞いた。
彼女の耳には入らないようにされていたのだから当然といえば当然だ。
「・・・そうですね。もっと力が手に入るのなら」
彼女は戦闘狂ではないため、何の意味もなく力が欲しいとは思わない。
他人を守るために、父や母、大好きな妹を・・・友達を・・・少しでも守るために、軍に入ったのだ

236 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/19(日) 00:50:58
>>235
「合意に達したな。よろしく、少尉」
握手。すぐに踵を返し、
「二人ともついて来たまえ。TEXチームを紹介する」
238 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/19(日) 01:35:09
>>236
「了解です」
そういうと少佐の後をついていった。

239 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/19(日) 07:01:25
>>234
「オーライ、いいじゃねぇか。後でちゃんとしたのをくれよ」
手書きの陳腐極まりない階級章で子供のようにはしゃぐ。
「どうだケイト? 俺のほうが階級は上だぜ!」
これまた子供のようにケイトに自慢する。

>>236
「オーケー、会わせてくれよ。俺を倒した奴らの残りをよ」
猛禽のような笑顔を浮かべながらクーガーの後をついていく。


240 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/19(日) 11:36:51
>>238-239
運良く、シータ・タツキ・サクラは三人ともトレーニングルームにいた。
「こちらへ集合……TEXチームの新メンバーを紹介したい」

241 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/19(日) 12:38:42
>>239
「・・・えぇー」
いくらケイトが馬鹿でもここまでの子供騙しにはひっかかったりはしない。
「突っ込みまち?」
このはしゃぎ方をボケと受け取ったが、あいにく彼女には突っ込みをするほどの能力はない
そのため、ニコニコと笑うだけであった

>>240
「こんにちはー。イータさん、タツキさん、それにサクラさん」
ニコニコと笑いながら挨拶をする。
彼女たちとは当然はじめまして、という関係ではない。
「私もどうやらTEXチームに加入したようなんですよ。あらためて、よろしくお願いします!」
少しオーバーとも思えるほどのお辞儀をする。
「・・・そういえば、TEXチームって何するんですか?」
言われるままについてきたがゆえに、この部隊の活動内容をしらなかった


242 : ◆PyMJ9n/wBY:2011/06/19(日) 15:27:23
ちょっと急用が出来たんでこれで失礼します
>>240
「げぇっ!? 少佐」
「ふぇ……!?」
3人が丁度トレーニングを終えた所にクーガー少佐達がやってくる。辰希はムッと宿敵にでも出くわしたかの様なしかめっ面、逆にイータは恐いのか少しおどおどしている。
「あ……クーガー少佐! どうしたんですか?」
サクラはというと……キラキラした目でクーガー少佐を見ている。それを辰希が面白く無さそうな顔で見ている
「……辰希、逆恨みは良くないよ」
「う、うっさいぞイータ」

>>241
「おぅ。さっきはお疲れ。……ん!? なんだって? TEXに入る……だ…と?」
「あ、あああ……お、お願いだから、辰希君共々無茶しないで下ひゃい」
サクラ、辰希共に青ざめる。正に爆弾を押し付けられた様子だ。ケイトの戦う様を何度か見てきたがとても手に負えない。あれは勝手に突撃するだけの暴走兵だという印象を持っているためである。
「……よかったね辰希。馬と鹿のツートップだね?」
「よかったね……じゃねぇ! 何故だ!? 俺はイータをそんな嫌味な子に育てた覚えは無いぞ!」
イータから言葉の一撃を喰らい、あんまりな扱いに頭をおさえながらうなだれる辰希
「……私たちは出撃が無い時は念動兵器のテストをしたり、特殊な訓練を受けたりするんだけど。ケイトは念動力無いからそこは関係無い。……あと、戦闘に出た場合は基本的に最前線だよ。L5戦役での力が認められてあてにされてるみたい」
ダメージから立ち直って来ない辰希とクーガー少佐に釘付けのサクラの代わりにイータが仕方なく答える。

243 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/19(日) 21:29:53
>>242
「一緒に頑張りましょう!」
タツキ、サクラ、イータにそれぞれ握手をして、ぶんぶんと振り回す。
「最前線ですか! いつも通り突撃をするだけですね」
最前線でも彼女のやることは変わらない。
敵の中心で、機体を振り回すだけだ。

244 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/19(日) 22:15:27
>>241
「あとでちゃんと貰えんだからいまはなんだっていいだろ?」
手製の階級章を大事そうに手にとって眺めている。
階級というものに憧れていたトウジにとってはこんなものでも嬉しいのだ。

>>242
「よっ! さっきはよくもやってくれたな。お前らのせいで俺の大事なドラグーンが傷物になっちまったじゃねぇか!」
言葉は字でみれば怒っているようにもとれるが、トウジの顔をみればそれは間違いだとすぐに気付くだろう。
「俺も今日からTEXチームに入るからよろしくな!」

246 : ◆PyMJ9n/wBY:2011/06/20(月) 00:09:54
>>244
「ああ。お前がさっきのとんでもない馬鹿野郎か?」
こいつなんとなく俺とキャラが被ってないか、などと思いつついぶかしげに見ている。
「俺は伊波辰希だ。それで後ろで野蛮な霊長類にでも遇ったかの様に怯えてるのがイータ=ラングレン。あっちでクーガーの野郎と喋ってるのがサクラ=エスクード。3人でチームを組んでる。階級はみんな少尉だ」
見れば大の人見知りのイータは辰希の背中に隠れて怯えている。
「……よ、よろしく」
「あっちゃ~。わりぃなトウジロウ=サナダ。イータの奴、完全に萎縮してるわ」
その厳つい眼帯と戦闘時の荒々しい念のせいで、イータのトウジロウに対する第一印象は『なんかすごいこわい人』で決定されてしまっている。

247 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/20(月) 00:40:24
>>246
クーガー少佐――TEXチームの一応のリーダーであるサクラと会話。
「という訳だ。苦労をかけることになるな、エスクード少尉」
リーダーとしての責務の重みを自覚して蒼白になるサクラにアドバイスする。
「まあ、タツキ・イバが二人増えたと思えばいい」
サクラは全く楽になりそうな気がしなかった。

248 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/21(火) 11:14:22
>>246
「おう、よろしくな。せいぜい俺の足を引っ張るんじゃねぇぞ!」
タツキはどこからそんな自信が湧いてくるんだと呆れそうになる。
「あと俺は大尉だから俺の言うことはちゃんと聞けよ?」
お手製の階級章をちらちらと見せながら偉そうな態度。
「俺の見た目は怖いからな……そうビビることはねぇ! 俺は優しい独眼竜で通ってるからな」



245 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/19(日) 22:28:51
         【???・覇天王の間】
???「覇天王、時はまもなく満ちようとしております。」
 豪勢な東洋風の巨城の王座に王と呼ばれた大漢を含め5人の闘士が集っていた。皆、鍛え抜かれた身体を持ち厳格な面持ちをしていた
覇天王「フム・・・、さては先遣の拳聖殿から伝令は預かってきたのだな。」
???「・・・・はい、拳聖は今も調査中であると。しかし・・・」
 王に報告をする軍師のような格好をしている漢は口を詰まらせる。額には冷や汗が滴っているようだ。
覇天王「――ルクバートの小娘か」
???「左様。アンドロマリウスを持ち出し、“門”に呑まれて消息を絶っていた筈でしたが・・・なにやら拳聖が発見し保護している、と・・・・」
覇天王「ほぅ・・・やはり、宿世であるかッッ!!」
 覇天王と呼ばれた大漢は玉座から立ち上がり、天に咆えるが如く高らかに笑う。
覇天王「そうか・・・そういう事なのであるな、ヨハン・ルクバート!!
    ――成る程、実に貴様らしい良く考えたものであるぞッッ!」
????「覇天王、いかがなされましたか?」
 王座にいた5人の内の一人であるチャイナドレスの様な衣服を纏う女の闘士が王に問うた。
覇天王「全てはこれから・・・・そう後は拳聖殿の合図を、空の星が輝く刻を今か今かと待ちわびるのよぉッッ!!!」
???「覇天王、よもや拳聖黒龍――武王拳師範代理サウザンド・クロウ――を遣いに出したのは・・・!?」
覇天王「フハハハ・・・!!立ち向かって来るのであれば・・・熟し熟した処を掻っ攫いて塵まで残す事無く消し去らなくてはなぁッッ、武王拳よおッッ!!!」
 大漢は咆哮を上げ、右腕を天へと掲げる。
覇天王「貴様ら愚か者の一族にいぃぃ、誰が天を覇しうる器なのかをぉぉ、骨身に染み込むまでぇぇ、将覇の拳を・・・六士族最強の拳をぉぉ、示すまでよおッッ!!!」
???「御意、我らが六士族の頂点・・・覇天王カウス・アウストラリス!!」
 4人は王に跪き、王の号令に従う。それが六士族の掟。――異を唱える裏切り者以外は。

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最終更新:2011年06月28日 20:57
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